第一話 天からの鉄骨そしてベビーボディ
8月の初
めごろ夏休み真っ只中、学業み励むか部活打ち込み青春を満喫するのもありだろう、気ままに夏休みを遊び尽くすのもまた
いいだろう、しかし、今の俺は
「あ~暇、暇すぎて死んでしまいそうだ、暇、超暇あーマジする事ねぇこの暇を誰かに分け与えたい位だ」
暇すぎる夏休みを、謳歌していました、そりゃそうでしょ、夏休みの前に、自分はヒッキーだからずっと休みだよ
「あ、そう言えば、好きな本の新刊の発売日だったな、あーでも外行くの面倒くさいなーでも暇だしな……よし行くか」
2ヵ月ぶりに外に行く準備をして、階段を降りて1階に行き、韓国ドラマを熱中している母親一声かけて、外玄関のドアを開けたら、ものすごい暑さとミーンミーンと鳴くセミの音が尚のこと暑さを感じさせる、一気に外に出る気力を削がれたが、必死に耐えて近くにある本屋に歩みを進める、特に道中何もある訳もなく普通に本屋について本を見つけ買って帰る途中、ちょっと遠周りをしてみたくなって、行ったことのない道を歩いてゆく。
ある程度歩くとガンガンと工事の音が聞こえてきた、工事の規模からしたら結構な高のある建物だと予測できる、そんな、工事現場をちら見しながら歩いていたら、突如ガランガランと頭上から鉄のぶつかる音を聞こえて上を見てみると、上から複数の鉄骨を降ってきた、見て
(あっこれ死んだな)
そう思いながら意識がブラックアウトした
全く同時期、とある、異世界て一つの命が生まれた
――
「あうあーう」(どうしてこうなった)
とある異世界の屋敷で、一人の赤子が呟いていた。
(なんか上から鉄骨が降ってきて死んだな、と思ったらいきなりベビーボディに大変身……って何でなん!?いや、それよりか、まず状況を確認しないと)
必死に産まれたての体を動かしていたら、ガチャと扉の開く音を聞くと、ト ト ト と緩やかな足音が近づいてきてとても綺麗な女の人が、顔をのぞきこんできた、
「あら~起きてたのね、私の可愛いアルド」
「おぎゃ」(誰ですか?)
綺麗な女の人…いや、面倒くさいのでこの人を母親(仮)にしよう!そう心の中で宣言していると、母親(仮)がこちらに手を伸 ばし抱き上げてきた。
「ほら~あなたのママですよ」
「おぎゃー」(やっぱりですか)
やっぱりそうですよねーとそんなことを思いながらあやされていると扉の外から、ものすごいスビードで走ってくる音が聞こえてきて、ダン!と大きく扉のひらく音が聞こえると、
「おお!やはり起きていたか、おおー!眠っている姿も可愛いかったが起きている姿もまた一段と可愛い! エイリよ私にも抱かせてくれ!」
「うーあー」(イケメンかよ)
扉を開けた主はとびきりのイケメンだった、なんだよくそイケメソまじ氏ね、そんなことを考えていると、母親が素早く俺をベビーベッドに置いて神速のスピードで、イケメンに近づいて顔面めアイアンクローをかました。
「シヴァさん? そんな大声で話すとアルドがびっくりするでありませんか?うふふふふ~」
「いたい悪かった!、悪かったからその手を離してくれないかエイリよ!」
「ばぶぁー」(うわあ、滅茶苦茶痛そう)
見るからに痛そうなアイアンクローをくらっているイケメンザマァwっとそんなことを考えていると、いつの間にかイケメンがアイアンクローから抜けだして顔を覗きこんでいた
「ほらぁパパでちゅよ~、ん~目元はママにそっくりでちゅね~、ほら~抱っこして上げまちゅよ~」
「ばぶばぁー」(あっこいつオヤジだったのか)
それに余りにもウザかったのでついしかめた顔をしたら、
ゴゴゴゴゴゴ
「シヴァさん?ちょっと来て下さいね~」
母親がオヤジの頭をがっしり掴むとそのまま引きずって部屋からででいって、そのすうひ
ギャャャャャャャー!!!!!!!!!
ものすごい悲鳴が聞こえた オヤジ…南無。
そして、しばらく立つと扉から、母親が入ってき…一瞬血塗れのオヤジを見た気がするが気のせいだろう、うん、ゼッタイキノセイ、
それに、色んな事が起きたせいか 赤ちゃんの体力なのか 急激に睡魔が襲ってきた。
「あらもうお眠なの?お休みなさい私の可愛いアルド」
その言葉を最後に、俺の意識ら夢の世界に旅立った
―エイリ―
「あらあらやっぱり寝顔も可愛いわね」
流石私とシヴァさんの子ですわ、きっと剣と魔術の才能があるわね、
愛しの我が子を抱きながら思考にふけっているとガシャンと扉の開く音が聞こえ、入ってきたのは、
「はっはっは!、エイリよ、さっきは流石に死ぬかと思ったぞ」
「あらあら大丈夫ですよ回復魔術を掛けて、いましたから死にませんよ、それにたったあれだけで弱音を吐くほど私の知っているシヴァさんでは有りませんよ」
「く…そ、そうだなうんエイリの言うとうりだこれだけくたばる私では無いぞ!」
「あらあらそうですか」
やっぱりシヴァさんは、格好いいですわね、そんなシヴァさんと出来たこの子はもっと格好よくなるのでしょうね、
「うふふ」
「ど、どうしたんだエイリよ」
「家何でも有りませんわシヴァさん」
さあこれからこの子の成長が、楽しみですわ
―END―