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風花

作者: 秋桜

私は雪に生まれ変わりたい


音もなく君の頭上に舞い降り

声なく君の肩にとまりましょう



そうして次第に君の熱に焼かれ

朽ち果てる



悲しいなんて思わない

それが私の願いだから



それが束の間の一時でも

愛しい君に触れるのなら 



君に一目会えればそれでいい

君に巡り会えるのならそれでいい




苦しいのは君に触れられないこと

悲しいのは君に気づかれないこと



だからこの白い風花に想いを乗せて

あなたのそばに降り積もりたい





それが私のささやかな願い



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― 新着の感想 ―
[一言] ああ、ささやかで鮮やかで純情な恋歌です。私はこんな詩が、大好きでなりません。 いつか吟遊詩人になったとき、不意に歌いたい詩です。まるで、そうだなあ緋色の釦(ボタン)のよう。白い糸がまだくっつ…
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