9.ある人
前半 聖女目線
後半 第二王子目線
今日も朝からベットでイチャイチャして、部屋で朝ごはんのフルーツを食べさせ合いをしていると、外から馬の鳴き声がしてきた
「ラック!馬がいるの?!」
『あぁ、今のは騎士団の馬かな?私も持っているよ!見てみる?』
「うん!みたい!!」
(馬なんて見るの初めて!しかも騎士団だって!イケメンいないかな〜まぁ1番はラックだけどたまには他の人ともお遊びしたいなぁ〜♡)
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「コンコン」
『入れ』
「失礼します、父上お呼びでしょうか」
『あぁ、……』
「単刀直入にお聞きします、なんの御用で?」
『あやつについてだ、』
「失礼させてもら」
『まてまてまて、早すぎるぞ!』
「はぁ…、父上、あの人のことは諦めてはどうです?」
『おま、あれでもお前の兄なのだぞ』
「そうですね、聖女が来るまではそう思っておりましたが、今のあの人は兄ではありません。」
『はぁ…そう言ってやるな、』
「言いたくもなります!鼻の下伸ばしてデレデレと、仕事も側近達に全部丸投げではないですか、しかも白昼堂々性行為ばかり、しかも廊下でしている時もあると報告が出ています!多くのもの達が見ていますし迷惑しています。」
『こちらにも報告は上がっている。はぁ……どうしたものか、、あれでも第一王子だ、簡単に王位継承権を剥奪などできん。』
「それはそうですが……それに、あの女も怪しいです!」
『聖女と呼びなさい』
「本当に聖女なのですか?勉強もなにもせず、部屋に引きこもってばかりではないですか!」
『だか……』
「消えたもう一人の方が聖女だったのでは?」
『しかしそちらは元の世界へ帰られたではないか』
「それが違ったら?」
『ん"〜、ザイン、お前は探せるか?』
「分かりません、居るのかも分からない人を探すのは難しいですが、探す価値はあると思います」
『そうだな、もう少し考えよう、ラックのことも』
「はい、ではこれで失礼させていただきます」
『ん、わかった』
父上の部屋からでて歩きだすと、斜め後ろに立つ者がいた
『大丈夫ですか?』
「んなわけねーだろ」
『でしょうね、ストレス発散に遠乗りにでもいきますか?』
「あぁいいな」
こいつは、この国の騎士団長をしている奴で、小さい頃からずっと隣にいた、本来は兄の騎士にと考えていたが、兄はこいつを怖がった。
それはなぜか、こいつ、ギルベルト・ノワーズが100年に一度産まれるとされる、先祖返りの獣人、狼の獣人だからだ。見た目は人と変わらない、ただ獣の耳と尾があり力が強い。
獣人はこの世界ですごく珍しい、俺もギルとひいじい様の執事に雪豹の獣人がいてそれをこっそり見たことがあるだけだ。ギルは元々スラムにいたそれをじい様が連れてきて、
今後使えるようになる、騎士にして側に起きなさい、とギルと同い年の兄に言ったが怖いと嫌がったため、俺の騎士になった。
俺は嬉しかった、獣人なんてかっこいいと思っていたが
みんなは、世間は違った、兄と同じような奴らばかりだ。人は異物を好まない、こんなにもいい奴なのに。
だから俺とギルは常に一緒に行動した、ジロジロ見てコソコソ言ってくるやつは俺が睨んで黙らせた、最初はギルもよそよそしかったが少しづつ2人の時は話すようになり、
今では、「でしょうね、」と鼻で笑うまでにもなった。
そんなこいつと久しぶりの遠乗りを少し楽しみにしながら
外へ出て騎士団が集まっている所へ向かうと、
兄と聖女がいた。最悪だと思っていると、
俺たちに気づきこっちを振り向いた
「キャーーーーーーー!!!!!!」
『どうしたナツミ!!』
「み、み、耳が変!」
『あ、あれは獣人だからだ』
「あれが獣人?漫画で見たらかっこよかったけど、リアルで見たら怖いしキモイ!!」
『あいつはこの国の騎士団長だ』
「気持ち悪いものは気持ち悪い!ちょっと!近寄らせないで!怖い!」
『怖いのは分かる、だが、』
「聖女命令!!みんなに言って!あの獣人を私に近寄らせないで!ね?お願いラック!」
『分かった、 皆聞いたであろう!聖女様からの命令だ、聖女様にギルベルト・ノワーズを近寄らせるな!ギルベルト・ノワーズ、貴様も聖女様に近づくな!いいな!』
「おい、黙って聞いてれば、」
『待てザイン、私は大丈夫だ……承知致しました』
「チッ、ギル遠乗りはなしだ、戻るぞ」
『はい』
「父上の所へ行く」
『はい』
2人は遠乗りをやめ、頭に血が上ったまま、父上の部屋へ向かった。
次回も第二王子目線から始まります。
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