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カラオケ異次元断層

作者: 夢川 彩渚

 私達はカラオケに行く事になった。ここは秋葉原駅前。友達と「これからどうする?」となり、「じゃあカラオケ!」となったのだった。カラオケは駅近を選んだ。どこにでもあるカラオケだった。入店し、ルームへ行くとそこは狭い感じはしたが二人なら十分のスペースだった。


 入店して二時間くらい経っただろうか?友達が廊下へ出て行った。私は「トイレかな?」と思っていた。一人になった私は歌う事にした。そして歌い出し音楽が流れていく。その途中、カラオケの音楽がピタッと止まり画面も初期設定になった。「あれっ、どうしたんだろ?」と思っていると、画面が映り出した。


 その画面は秋葉原駅周辺を映していた。「えっ?ライブカメラの映像?なんで!?」私は混乱した。友達はまだ戻ってこない。映像は駅周辺を映し出していた。私はそれが私達がカラオケに入る直前の映像だと気が付いた。なぜなら、映像には私達の歩く姿が映っていたからだ。


 「え?どういう事?」と画面を見ていると、映像の中に信じられない光景が映っていた。それは、私の後ろを歩く友達が何者かに襲われているシーンだった。友達は悲鳴を上げているのだろうか?そしてそのまま倒れてしまった。その何者かは次に私に襲いかかっていた。私は友達と同じように抵抗するも倒れてしまった。


 「この男は一体だれ?この映像は何?どういうことなの?」私がパニックになっていると映像は消え、また初期設定に戻っていた。起きている事が理解出来ない私はボンヤリしていると、友人が戻ってきた。そして彼女が言った。「ねえ、さっき駅前の通りで通り魔事件があったんだって。女の子たちが狙われたってさっきスタッフさんが言ってたよ。怖いね」と。「通り魔事件?」まさか‥私は恐ろしくて今起きた事も含めて何も言えなかった。

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