第三話「ダンジョン」
益荒男がログインしました
益荒男:「こんばんは」
ピヨピヨ丸:「こんばんは」
益荒男:「さすがに早かったですかね笑」
ピヨピヨ丸:「そうですね、今日は結構早いですね」
益荒男:「ええ、まぁ仕事が早く終わったので」
益荒男:「とりあえず、集まるまでは待ちですかね」
ピヨピヨ丸:「そうですね」
益荒男:「今何されてるんですか?」
ピヨピヨ丸:「今ですか?昨日は用意していたものが特に消費されなかったのでサブのレベルを上げてますよ」
益荒男:「なるほど、では私もサブのレベルでもあげるとしましょうか」
ピヨピヨ丸:「それよりもなんですが、昨日穴を見つけたじゃないですか...」
益荒男:「そうですね、それが気になったので今日見に行くことになりましたね」
ピヨピヨ丸:「そのことなんですが、あまりにも怪しすぎる気がしてます」
益荒男:「まぁそうですね、NPCの不調あれに関して報告しようか迷ったのですが、運営が少し見逃していて後で修正とかされそうだったので一旦保留でいいかなと思い、してはいないんですがどうしましょうか?」
ピヨピヨ丸:「そうですね、確かに怪しいと言ったものの実際に入ってみないとわかりませんし、もしかするとNPCの不調の原因がわかるかもしれないで一旦報告なしは自分も賛成です」
益荒男:「いったいどうなるんでしょうか」
ピヨピヨ丸:「わからないですが、おそらく入ってみればわかりますよ」
益荒男:「そうですね」
...
......
大将:「こんばんは」
ピヨピヨ丸:「こんばんは」
益荒男:「こんばんは」
大将:「すみません、遅くなりました」
益荒男:「いえいえ、私も先ほど来たので大丈夫ですよ」
大将:「すみません」
...
......
みょーん:「すみませんでした...」
みょーん:「仮眠してたら、かなり遅れちゃいました」
益荒男:「大丈夫ですよ、皆さんサブのレベル上げてたりしてたので」
みょーん:「ありがとうございます」
益荒男:「揃いましたし、行きますか」
3人「おー」
-霧の町-
シュン、シュン、シュン、シュン
益荒男:「着きましたね」
みょーん:「ピン刺したところに向かいますか?」
益荒男:「そうですね、向かいますか」
ピヨピヨ丸:「そういえば、あの穴についてなんですが、僕たち以外気が付いている人とかも特にいなかったですね」
みょーん:「そうなんだ~」
大将:「そうなんですね、あまり大きくない穴でしたし、周りも霧ですしね」
益荒男:「まぁ、向かいますか」
-穴の前-
益荒男:「着きましたね」
益荒男:「しかし、どうやって入るんですかね?」
目の前の穴は体をかがませることで入ることができそうではあるが...
ピヨピヨ丸:「近くになにかあったりするんですかね?」
益荒男:「とりあえず、近くを探してみましょうか」
大将:「そうですね」
...
......
カチッ...
みょーん:「何かのスイッチ押しちゃいました...」
益荒男:「大丈夫ですか?」
ピヨピヨ丸:「何か起きませんでした?」
みょーん:「今のところ何も」
ゴゴゴゴゴゴゴ....
穴の横に地面が左右に分かれていく
大将:「地面が割れて、階段が出てきました」
みょーん:「本当ですか!」
益荒男:「そっちに向かいます」
ピヨピヨ丸:「確かに階段がありますね」
益荒男:「降りてみますか」
みょーん:「降りてみましょう!」
大将:「そうですね」
ゴゴゴゴゴゴゴ....
益荒男:「閉まりましたね」
ピヨピヨ丸:「ですね」
大将:「松明つけますか」
益荒男:「そうですね、点けないとなにも見えないですし」
必須アイテム(ストーリーを進めていると手に入るアイテム)松明をそれぞれ持って階段を下りていく
ドシ...ドシ...ドシ...ドシッ...
カツ...カツ...カツ...カツッ...
ガシ...ガシ...ガシ...ガシッ...
コツ...コツ...コツ...コツ...
4人の階段を下りる音だけが鳴り響く
みょーん:「結構下りてきましたが、まだ続くんですかね」
大将:「そうですね、かれこれ20分ほどですかね」
益荒男:「まぁ、そろそろ見えてくると思いますよ」
壁に手を添えながら階段を下りていくと...
ボッ...ボッ...ボッ...ボッ...ボッ...ボッ...ボッ...
4人が階段を下りきると、左右にある松明に炎が灯っていく
益荒男:「おお~」
みょーん:「すごいですね」
大将:「歓迎されてるんですかね?」
ピヨピヨ丸:「行きますか」
益荒男:「向かいますか」
ボッ...ボッ...ボッ...ボッ...ボッ...ボッ...ボッ...
しばらく歩くと
みょーん:「おっきいですね」
ピヨピヨ丸:「ですね」
益荒男:「大きいですね」
目の前には軽く10メートルは超えてそうなほどの大きな木製両開き扉が現れる
益荒男:「どうやって開けるのでしょうか?」
みょーん:「どうやって開けるんですかね?」
益荒男:「とりあえず、扉の近くまで行ってみましょうか」
大将:「そうですね」
扉へと近づいていく
...キ...イ..カ....テ..スカ?
益荒男:「システムメッセージに何か書かれていますね」
ピヨピヨ丸:「ボスでもないのに、何か書かれてますね」
大将:「ちょっと見てみますか?」
益荒男:「そうですね」
キコ...マスカ?...テイ....
キコエテイマスカ?キコエテイマスカ?
ピヨピヨ丸:「聞こえていますか?ですかね」
益荒男:「ですかね」
聞えていますか?聞えていますか?
聞えていますか?聞えていますか?
ピヨピヨ丸:「同じ言葉を繰り返すなんて珍しいですね」
ピヨピヨ丸:「チャット欄で答えたらいいんですかね?」
益荒男:「一回返答してみますね」
益荒男:「聞えていますよ」
よかったですね、ようやく聞こえる方が来てくれました!
益荒男「広い空間に出ましたね」
ピヨピヨ丸:「そうですね」
みょーん:「すご~い」
大将:「すごいですね」
4人の周りには石壁が左右に伸びており、先が見えないほどだった
目の前は何も置かれていない無の空間が続いていた
大将
性別: 年齢:
リアル職種:
ゲームにインする時間帯21~24時くらいまで
ゲーム内職業:アサシン(DPS)
ステータス(装備品)
Lv:50
HP:4000(1000) 最高5000(基礎値)
MP:2000(1000) 最高5000(基礎値)
攻撃力:700(150) 最高1000(基礎値)
守備力:400(150) 最高800(基礎値)
魔力:350(100) 最高800(基礎値)
信仰力:200(0) 最高500(基礎値)
抵抗力:70(50) 最高100(基礎値)
スキル
「瞬歩」
(5m先の地面に対して瞬時に移動する リキャスト60秒)
「カオスドミネイト」
(敵1体を対象に自信の攻撃力90%のダメージを与える リキャスト30秒 消費MP10)
「闇の一撃」
(敵1体を対象に魔力110%の闇属性ダメージを与える リキャスト30秒 消費MP10)
「刹那の一撃」
(敵1体を対象に自信の攻撃力80%のダメージを与える リキャスト5秒)
「忍び寄る一撃」
(敵1体を対象に敵1体を対象の残りHPが30%以下の場合、HPを0にできる※自身のLv以上の敵には効果が薄い リキャスト30秒)
「喪心術」
(自身のレベルより低い敵1体を対象に自身のコントロール下に置く コントロール下にある敵のHPが0になるまでコントロール下に置ける リキャスト180秒 消費MP90)
「絡まり合う一撃」
(敵1体を対象に攻撃力70%の毒ダメージを与える 毒ダメージは自身の攻撃力20%のダメージを10秒間継続 リキャスト10秒 消費MP10)
「硬直する一撃」
(敵1体を対象に攻撃力70%の麻痺ダメージを与える 麻痺は敵の行動を一定時間(8秒間)停止させる 麻痺成功率は自身と敵とのレベル差に依存する)