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第二話「霧の町」

第2話です

今回から物語が動きそうな予感がする話ですね

シュン

シュン

シュン

シュン


益荒男:「着きましたね」

みょーん:「到着~」

大将:「着きましたね」

ピヨピヨ丸:「着きましたね」

益荒男:「させと、とりあえず霧の町の北門から抜けてそのまま北上していく感じですかね?」


マップを開き、新たに追加されたエリアの位置を確認する

益荒男が開いたマップを他3人も確認し、ピヨピヨ丸が霧の町からさらに進んだ北部のエリアを指さす。


ピヨピヨ丸:「そうですねここら辺が、今回追加されたエリアでこのエリアの近くに今回追加されダンジョンがあるはずですね」

益荒男:「了解です」

益荒男:「では向かいますか」

他3人「お~!」


霧の町の北門まで歩いて向かい抜けると目の前には霧が広がっていた


益荒男:「霧の町に来て前北門を抜けた時ってここまで霧濃くなかったですよね?」

ピヨピヨ丸:「そうですね、新たに追加された影響か、北門を抜けた先は霧の濃度を濃く設定しなおしたらしいです」

益荒男:「なるほど」

益荒男:「マップ自体も霧で覆われている影響か先ほどまでエリアが表示されていた部分が黒くなっていますね」


マップを広げると表示されていた箇所が黒色で塗りつぶされている。

3人は広げられたマップを確かめる。


みょーん:「たしかに黒く塗りつぶされていますね」

大将:「むやみに突き進んでも意味がなさそうですね」

ピヨピヨ丸:「そうですね、おそらくさっきは北上してもダンジョンにつかない可能性がありますね」

益荒男:「ピヨピヨ丸さん、ダンジョンの追加に合わせてクエストが追加されたという話だったりしますか?」

ピヨピヨ丸:「う~ん...そうですね、別にクエストが追加されたというのは聞いていないですね」

ピヨピヨ丸:「それにダンジョンに到着するまでに何か必要なクエストがあるということが隠されていたとしたら噂になっているはずですよ」

ピヨピヨ丸;「それに、運営がそんなことするはずがないんですよね...」

益荒男:「たしかに、いままでのアップデートでも新規追加された場合、普通にダンジョンに向かえてましたしね」

みょーん:「じゃあ、どうして今回は何もヒントがないんですか?」

ピヨピヨ丸:「う~ん、そうですね、あり得るとしたら何かのバグが発生しているとかフラグが単純に足りてないかのどっちかのような気がするんですが...」

ピヨピヨ丸:「さっき話した通り、今回も特に特別なクエストとか会話をする必要がないと思うんですよ」

益荒男:「ピヨピヨ丸さんはどうしてそこまで何もないと言い切れるんですか?」

ピヨピヨ丸:「割とゲーマーとしての感、ですかね」

益荒男:「とはいえ、八方塞がりですし、どうしましょうか?」

大将:「とりあえず、あくまで可能性でしかないですし、霧の中歩いてみますか?」

益荒男:「そうですね、かなり危険な気がしますが、いったん歩いてみますか」

益荒男:「もしかしたら、歩いていたら着くかもしれないですしね、歩いてみますか」

ピヨピヨ丸:「そうですね」


ダッダッダッ...


益荒男:「う~ん、マップも意味がないためどれくらい歩いたのかわからない分、結構大変ですね」

みょーん:「そうですね~」

大将:「結構歩いたような気がするんですが」

ピヨピヨ丸:「何も見えない、というより霧と木や根っこは見えてるんですけどね」

益荒男:「一応、マップを開いて町に戻ることはできそうなので大丈夫だと思いますが、どうしますか?」

みょーん:「う~ん、もう少しだけ歩いてみませんか?」

大将:「めずらしいですね、みょーんさんが自ら進みたがるなんて」

みょーん:「だって、今日なにもしてないんですよ!」

大将:「たしかに、そうですけど」

益荒男:「そうですね、もう少しだけ歩いてみて何もなさそうだったら引き返して町で聞き込みしてみましょうか」


しばらく経過後

みょーん:「ねぇねぇ、みんなこっちきてみて」

益荒男:「なにか見つけたんですか?」

みょーん:「まぁいいからいいからこっち来てみて」

益荒男:「なにを見つけたのですか?」

みょーん:「ここ見てみて」

みょーん:「幹の下に大きな穴が空いているの」

益荒男:「確かに空いていますね」

益荒男:「先ほどここら辺を見ていたような気がしたのですが、なかったですよね?」

みょーん:「たしかになかったような?」

ピヨピヨ丸:「確かになった気がしますね」

大将:「そうですね」

益荒男:「それに、エリアって今回追加されたんでしたっけ?」

ピヨピヨ丸:「そんな話は聞いたことがないけど、どうなんだろう...」

益荒男:「ピヨピヨ丸さんがおっしゃるなら、おそらく追加されてはいないんでしょう」

益荒男:「ゲーム側が用意していないものはできるだけ危ないので入らないようにしましょうか」

益荒男:「もしかしたら、バグといいますか、入ってはいけないデータが何かの間違いで入ってしまったのかもしれないですし」

みょーん:「...そうですよね...」

益荒男:「まぁいったん問題があった旨を運営に送っておきましょうか」

大将:「送っておきました」

益荒男:「大将さん、ありがとうございます」

益荒男:「それでは、ここら辺でいったん霧の町に帰りましょうか」

大将:「そうですね」

ピヨピヨ丸:「賛成です」

みょーん:「ですね...」

みょーん:「とりあえず、マップにピンだけ刺しておきますね」

益荒男:「そうですね、ピンだけでも刺しておきましょうか」

ピヨピヨ丸:「ですね」


マップを広げ、目の前にウィンドウが表示され、現在地にピンを刺し霧の町を選択する。

さらに霧の町にテレポートするか確認するウィンドウが表示される。

「はい」を選択し、テレポートする


シュン

シュン

シュン

シュン


-霧の町-


益荒男:「戻ってきましたが、どうしましょうか?」

ピヨピヨ丸:「今何時ですかね?」

大将:「20時くらいですね」

みょーん「これからどうします?いちおう全然時間ありますが」

益荒男:「そうですね...いったん町の人に話かけて、フラグがないか調査してみますか」

ピヨピヨ丸:「そうしてみますか」

大将:「そうですね」

益荒男:「ではそれぞれ各自、2:2に分かれて町の人達に話かけてみましょうか」

益荒男:「では私はピヨピヨ丸さんで東側を周りますね」

益荒男:「みょーんさん、大将さんのお二人で西側をお願いします」

みょーん;「了解です」

大将:「了解」

ピヨピヨ丸:「了解です」


パーティチャット内

益荒男:「とりあえず、酒場に向かってみますか」

ピヨピヨ丸:「そうですね、向かってみましょうか」


チリンチリン


周辺チャット

女性店員のNPC:「いらっしゃいませ~」

NPC:「本日は2名でしょうか?」


メイド服を着た女性店員さん(NPC)が周辺チャットで話かける


(相変わらず、このお店は昼と夜でちがうとはいえ服が奇抜ですね...)


益荒男:「はい」

NPC:「ではこちらの席をお使いください」


NPCが店の右側の奥の席まで案内する


益荒男:「ありがとうございます。」

益荒男:「それでは、聞き込みを開始しますか」

ピヨピヨ丸:「そうですね、じゃあだれから始めますか?」

益荒男:「まぁとりあえず、近くにいる定員さんから聞いてみますか?」

ピヨピヨ丸:「了解です」

ピヨピヨ丸:「すみません!」

NPC:「は~い、今伺いますね」

NPC:「ご注文ですか?」

益荒男:「あ~すみません、注文ではなく、ちょっと聞いてみたいのですが、ここ最近で町でなにか変なこととか、異変とか起きたりしてますか?」

NPC:「異変?ですか?」

NPC:「そうですね~、とくには起きてないですね~」

益荒男:「些細なことでも大丈夫なので、今までとは違ったことが起きたりしてないですか?」

NPC:「ああ~そういえば!」

益荒男:「そういえば...」

NPC:「最近、料理の配膳先を間違えてしまったたんですよ~」

NPC:「今まではこんなことなかったんですよ~それに、配膳している途中で一瞬気を失ったようなしたかと思ったとたん、どこに運ぶのかわからなくなって、確かここだったかなぁと思った場所に配膳したら、間違えちゃったんですよ」


益荒男(NPCが配膳先を間違えた?)

益荒男(そんなことってあり得るのだろうか?)


ピヨピヨ丸:「店員さんが気を失いそうになった時間帯とかわかったりしますか?」

NPC:「そうですね~確か...ああ~そうだちょうどいまくらいの時間ですよ~」


(今のゲーム内時間が14時ですか、リアル時間の4倍の速さで進んでいる。そうなるとリアルタイムが22時くらい、となると午後2時くらいですかね?ちょうどメンテナンスがあったときですかね)


個人チャット

益荒男:「ピヨピヨ丸さん、本日の14時って確かメンテナンスの時間帯でしたよね?」

ピヨピヨ丸:「そうですね、拡張前のメンテナンスなんで開始が12時からだったのでメンテに入って2時間経過していますね」

益荒男:「そうですよね...ということはメンテナンスに入っているタイミングで何か不具合が入ったみたいな感じでしょうかね...」

ピヨピヨ丸:「ん~たしかなことは言えませんが、時間帯を考えるとそれくらいしかないですね」


NPC:「お客様、それで何かご注文されますか?」

益荒男:「ああ~すみません、追加で聞きたいのですが、その時間でほかに何か異常とかありましたか?」

NPC「そうですね~...ん~特にはなかったと思いますよ?ちなみにですが、町も特に異変などなかったと思いますよ」

益荒男:「そうですか...」

益荒男:「ありがとうございました。」

益荒男:「ピヨピヨ丸さんいい機会ですし、何か食べますか?」

ピヨピヨ丸:「そうですね、これといった情報はもう手に入りそうになさそうですし、何か食べますか」

益荒男:「では本日のおすすめをうかがってもいいですか?」

NPC「本日のおすすめは コケッコーのチキン南蛮定食 ですね」

益荒男:「ではそちらをお願いします、ピヨピヨ丸さんはどうしますか?」

ピヨピヨ丸:「じゃあ、僕もそれでお願いします」

益荒男:「では2人前でお願いします」

NPC:「ご注文ありがとうございます~」

MPC:「コケッコーのチキン南蛮定食 2人前ですね」

NPC:「できるまで少々お待ちください~」


注文を受け取り、女性店員は厨房の方へ向かう


益荒男:「メンテナンス中に何かあったのでしょうか?」

ピヨピヨ丸:「そうですね~考えられるとすれば、大体、2時間でユーザーのデータとかが完全にバックアップを取って、拡張分のデータを上書きしていく段階なんだと思うんですよ。となるとそのタイミングでいらないデータとかが入ったとかですかね」

益荒男:「相変わらず、詳しいですね」

ピヨピヨ丸:「ええ~まぁ、ちょっと記事とか読んでるだけですよ...」

益荒男:「それにしても、いらないデータですか...」

ピヨピヨ丸:「とはいえ運営がいらないデータとかを放置しているとは思えないですし、すでに準備しているデータを上乗せするだけでしょうからあり得るはずがないんですよね」

益荒男:「では、NPCが感じるほどの違和感とはいったいなんなのでしょうか?」

ピヨピヨ丸:「なんとも言えないというのが答えですかね...」

益荒男:「そうですよね...」


2人であーでもないこーでもないと考えていると...


NPC:「お待たせいたしました、本日のおすすめメニューの コケッコーのチキン南蛮定食 です」


ドン、ドンと料理が2人の目の前に置かれていく

目の前にはそれぞれ、ご飯、みそ汁、お新香、1枚のチキン南蛮の横にキャベツを添えて盛られている


益荒男:「いただきますか」

ピヨピヨ丸:「そうですね」


益荒男:「少し情報も得ることができましたし、いったん皆さんと合流しますか」

ピヨピヨ丸:「そうですね、食べ終えたら行きますか」


小1時間ほど食事をとり、合流するのであった


益荒男:「お疲れ様です」

みょーん:「おつかれさまです~」

大将:「お疲れ様です」

益荒男:「何か情報手に入りましたか?」

みょーん:「全然ですね~」

大将:「いろいろ聞いて回ってみましたがクエストなども特に発生しなかったですね」

大将:「そちらはどうでした?」

益荒男:「そうですね、こちらも特にこれといったことはなかったですね」

益荒男:「ただ、NPCが違和感を感じるほどのことがメンテ時間になにか起こったようでした」

みょーん:「NPCって違和感とか感じるものなんですか?」

益荒男:「どうなんでしょう?」

ピヨピヨ丸:「少なくとも、NPCが感情的なものを持たない限り、普通の日常の一部として行動をとるはず、そう考えると違和感を感じるということはないと思う」

ピヨピヨ丸:「ただ、あり得ないことが現状起こっているということでもある」

みょーん:「これってもしかしてさっきみつけた穴と関係していたりするんですかね!」

ピヨピヨ丸:「現段階では何とも言えないですね」

みょーん:「そうですよね...」

益荒男:「これといった情報もありませんし、時間もいい時間ですので今回はここまでにしておきましょうか」

みょーん:「は~い」

大将:「ですね」

ピヨピヨ丸:「了解です」

益荒男:「今度、もう一度あの穴に向かいましょう」

3人:「おー」

益荒男:「それでは、お疲れ様でした」

みょーん:「私も落ちますね、おつかれさまでした」

大将:「お疲れ様でした」

ピヨピヨ丸:「お疲れ様です」


益荒男がログアウトしました

みょーんがログアウトしました

大将がログアウトしました

ピヨピヨ丸がログアウトしました



---------------------------------------------

ピヨピヨ丸

性別:  年齢:

リアル役職:

ゲームにインする時間大体、朝と夜

ゲーム内職業:聖職者ヒーラー

ステータス(装備品)

Lv:50

HP3500(1000)   最高5000(基礎値)

MP4000(2000) 最高5000(基礎値)

攻撃力:350(0)  最高1000(基礎値)

守備力:700(200) 最高800(基礎値)

魔力:100(0) 最高800(基礎値)

信仰力:500(200) 最高500(基礎値)

抵抗力:70(50) 最高100(基礎値)

スキル

「ヒール」

(味方1人を対象に最大HP20%を回復 リキャスト10秒 消費MP10)

「リジェネ」

(味方1人を対象に信仰力20%の威力で10秒間継続回復するバフを付与 リキャスト10秒 消費MP20)

「ハイヒール」

(味方1人を対象に最大HP40%を回復 リキャスト15秒 消費MP30)

「アンレス」

(味方1人の拘束、凍結、石化状態を解除 リキャスト10秒 消費MP10)

「リカバリー」

(味方1人の毒、猛毒、炎症、凍傷、裂傷、病気、麻痺、暗闇状態を解除 リキャスト10秒 消費MP10)

「エリアヒール」

(自身を中心に半径5mにいる味方を対象に最大HP20%を回復 リキャスト15秒 消費MP60)

「エリアハイヒール」

(自身を中心に半径5mにいる味方を対象に最大HP40%を回復 リキャスト20秒 消費MP150)

「セイントバリア」

(パーティ全体に被ダメージ-20%のバリアを付与 リキャスト90秒)

「イノセントレイン」

(敵1体を対象に自信の信仰力120%の無属性ダメージを与え、与えた対象範囲5m内にいる敵に対して減衰付き無属性ダメージを与える %は対象の敵の数に応じて減少する4体目以降は90%から減少しない リキャスト30秒 消費MP90)

「ホーリーアロー」

(敵1体に対して信仰力110%の無属性ダメージを与える リキャスト3秒 消費MP10)



今回もステータスの開示とマップについて説明します

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