第7話 ベテランキャンパーと転生者
ユウジの初訓練終了後の翌日、サーシャとジュナはある頼みをした。
「ユウジくん話があるんだけどいいかな?・・」
「何です?」
話?まさか告白?そんなわけないか!
「私たちとグループ組みませんか?」
団体の誘いのようだ。この世界ではソロやパーティーでの行動も可能であり、サバイバル大会でも参加は可能である。
「なるほど・・・2人のレベルっていくつ?」
「レベル26です。」
「レベル25です。」
サーシャはレベル26、ジュナはレベル25と俺より高い。経験豊富な2人と行動を共にすればレベルや技術が更に向上するかもしれないとユウジは判断した。
「言いね!組もう!」
「よろしくね!」
3人でパーティーに組むことに成功した。団体を作るにあたっていくつかの規則がある。一つは強制退会の不可。これはメンバーがメンバーに対し強制的に団体退会させる行為は禁止である。二つ目は単独行動の不可である。パーティーになった以上、単独行動は規則違反となる。等であり、他にも細かいルールがいくつかある。
また、ユウジは転移前もソロでのキャンプを楽しんでいたことからグループ
「グループ名何にする?」
「そうだなぁ・・・ブルーシャークは?」
ユウジのネーミングセンスは良くも悪くもない。二人はどんな反応を?・・・
「良いねそれ!ジュナは?」
「私も良いと思う!」
その後、グループ名はブルーシャークに決まり、登録するため団体登録所へ行った。
「3人の団体でグループ名はブルーシャークでよろしいですね?」
「「「はい!」」」
『登録が完了しました。』
「登録が完了しました。以上になります。規則に則って楽しくお過ごしください!」
グループ名・ブルーシャークが誕生した。少し中二臭いがユウジたちは気に入っている。
「そうだ防備屋行っていい?」
「もちろん!団体長はユウジくんだもの!」
いつの間にか団体長になっていた。なったからにはしっかりとやらなければならない。
ユウジは防備屋まで行き、イシュケに挨拶した。
「イシュケさん防備更新お願いします!」
「おぉユウジか!どうだレベルの調子は・・・てかユウジ後ろにいるのってサーシャか?」
「やぁ父さんただいま!実はここ私の家なんだ!」
まさかのサーシャの家が防備屋の店長のイシュケの家だった。
「ユウジ防備更新の前に聞きたいのだがどういう関係?」
「3人でグループ組んでます!」
イシュケは安堵した。
「そうか!仲良くしてやってくれ!」
「はい!」
「では装備更新を始めよう!さぁレベルはいくつかな?おぉ!レベル12か!順調だなユウジ!」
「はい!」
「ではレベル20相当の防備を作るかな!」
「お願いします!」
ユウジの防備はレベル5相当の防備である。更新でレベル20相当の防備にしてもらう。
「完成はいつになるんですか?」
「そうだなぁ・・・時間がかかるかもしれないから1週間後に来てくれ!その間にレベル10相当の防備を着けておいてくれ!」
「はい!」
「父さん私も作ってよ!」
「おうよ!」
サーシャの防備もここで作っているようだ。
「ジュナちゃんは?装備更新するかい?」
「私はまだ大丈夫です!」
「そうか!」
ユウジのレベル20相当の防具完成まで一週間はかかるようだ。ユウジたちはその間レベルを上げたり、他の訓練に参加したりするなど今後の計画を練った。
グループ名 アインスレス
ケンタはメンバーと夕飯を食べていた。
「この前の訓練お疲れ!乾杯!」
このグループのメンバーは皆、酒が大好きである。ケンタは
「かぁ疲れたあとの酒は美味だなぁ!」
「そうだろうそうだろう!今日は俺の奢りだ!好きなの食え!」
「ありがとう!」
ケンタの本名は和田健太。転移前に不慮の事故で死亡した。彼もキャンプが好きであるため、すぐにこの世界の仕組みに適応することができた。
「いやぁうまいなぁ!」
「そういやケンタ訓練の二日目の時知り合いでもいたか?」
「どうして?」
「いや気にしなくていい。」
「そうか・・・」
ケンタは訓練2日目に会った日本人らしい顔付きの訓練生にあった。名は確かユウジだった気がする。いずれ再び会ったら話をしてみよう。
「(ユウジか・・・やはり名前から日本人なんだよな~話しかけとけば良かった・・・)」
すると扉が開き客が入ってきた。
「予約されていたユウジ様ですね!3名でよろしいでしょうか!」
「はい!」
「(まじか!本当に会えるとは!)」
「こちらの席になります!」
ユウジたちはケンタたちの隣の3人席だった。
「お!見たことあるなと思ったらユウジだったか!どうだ訓練は?」
「訓練以来ですね!レベルやら色々とかなり上がりました!」
「そうか!それは良い!」
そしてケンタはユウジに話しかけた。
「ユウジさん少し外で話すの良いですか?」
「良いですよ!サーシャさんとジュナさん少し外出てくる。」
「OK!」
2人は外に出て少し歩きながら話した。
「あなたも転生者ですか?突然すみません・・」
「はい。」
「やはりそうでしたか!私もです。」
「本当ですか!?ケンタさんの名前は?」
「日本では和田です。」
「自分は今藤です。」
意気投合した二人には共通の趣味・キャンプの話題で軽く話をした。
「日本人が二人もいると言うことはまだいるかもしれない!」
「そうだなあ!機会があったら話しかけてみようぜ!」
「おう!これからもよろしくな!」
その後二人は連絡先を交換し店内に戻り、魚介料理を堪能した。2人めの日本人転生者を見つけたことで他にもいる可能性がある。しかし魚の脂身がとてもうまくそれどころではなかった。
遅れましたがよろしくお願いします。




