第2話 ベテランキャンパーの異世界キャンプ
高速道路の交通事故により死んだ俺は異世界に転移し深い森の中にいた。
「腹へったな・・・何か飯作るか」
コマンドを開く。何度見ても車があるのが不思議である。コマンドの【food(食料)】のページに材料が数多くあった。
「待てよ?・・食料なくなったらどうすんだろうか・・・一生この森で食べ物なしで生きていけるのか?困った・・・」
1つめの試練がユウジに降りかかる。食料は2日分暗いしかない。そりゃ異世界に転移するとは思わないし・・・
「お困りのようですね?」
「あ!あなたは!」
「そうです。召喚者のソーホです。あなたは今何か悩んでいるように見受けられます。」
「それが・・食料が足りなくて・・この森を出ないと行けないんですよね?見た感じ広いし」
召喚者は「?」のような表情をしていた。
「え?ユウジさんここそんな広くないですよ?」
「え?」
「え?」
「「・・・・」」
「まじで?」
「はい。」
森がそんな広くないことが分かり安堵した。
「この森は第1訓練施設です。」
何のトレーニングセンター?それは深く考えないようにした。
「東京ドーム何個分ですか?」
「東京ドームって何です?」
「大きいこれくらいのドームです。」
ユウジはドームの大きさを手で表そうとするも出来ない。当たり前だけど。
「そうですね・・・その東京ドームの半分くらいの大きさですかね~ この森抜けたら町があるのでそこで食料調達すると良いでしょう。」
「ありがとうございます!」
「では私はこれで。」
その後今日の出来事を振り返りながら3分間待ってたカレー麺と綺麗に見える星空を眺めながら食べた。異世界でのキャンプ飯はカレー麺である。カップ麺って・・・便利だよな。
翌朝俺はコーヒーとパンを食べ、テントの片付けをした。異世界の初めての朝のコーヒーとパン上手すぎ!
「よし。行くか!何分で町に出るかタイマーで測ってみよう。」
コマンドボタンを探すと能力があった。今は関係ないと思うので後回しに時計で時間をセットした。
「タイマーセット完了。そういえばこの世界の日付はっと・・国暦2022年8月19日ね・・」
その後キャンプ道具をコマンドの【TOOL(道具)】に入れた。そして歩くこと数十分後
「着いた。あちー」
「お?そこの若いの!うちの店見ていかないか?美味い肉が揃ってるぜ!」
「マジすか!昨日はカップ麺立ったんで物足りなかったです!」
「そんで若いの。どこから来たんだい?」
「別の世界からです。」
八百屋らしい店の50くらいの顔の男性は
「別世界ね・・実は君みたいな顔や装備を持った人がたまにその森から出てくるんだ。まぁそこは深掘りしなくて良いか!」
「分かりました。」
「して若いの。」
「ユウジです。」
「ではユウジ。君は死のサバイバルを知ってるか?」
「知りません。」
「なら教えよう。」
八百屋のおじさんは死のサバイバルがなんなのか教えた。
「死のサバイバル。通称 デスキャン。この世界では多くのサバイバルゲームが存在するがまず1つ紹介するのがこれだ。このデスキャンでは自分のスキルを爆上げすることが可能なのだ。しかし、失格となるのは大会参加者に対する物理的・心理的攻撃は許されない。」
「なるほど。」
俺は異世界に来てゆったり趣味を楽しめると思っていたが現実はそう甘くないことを実感させられる。俺の今後の目標は能力を大会参加規定レベルの30まであげることを今の目標とした。
次回もよろしくお願いします。




