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家来達のこそこそ話

作者: 葉月みつは

この話は1話完結です♪

よろしくお願いします。



白雪と女王様の護衛のために残った家来達の話です。


「(狼)王子様と一緒にお供に行った奴ら悔しがってましたね・・・まあ、隊長以外」


「まあ、ふだんから(狼)王子のお供をしているといろいろ大変だからなー」


「確かに、でもそんなことがあるのに(狼)王子への信頼は家来一同揺るぎませんよね!」


「王子は、俺たちの恩人だしな・・・なあ、そういえば婚約者様も海のような青い瞳に、髪の色と透き通るようなきれいな肌でそれからほっそりとした幼さが残るきれいな顔立ちでお美しいが、白雪様もすごいよな♪」


家来の一人がふとそんな話を始めた。


便乗し他の家来達も話に加わる。


「確かにな、この国の女王様もりりしさでいうと負けていないと思うがな」


別の家来が照れながら言った。


「白雪様の雪を思わせるような透き通る肌!黒真珠を連想出来るようなきれいな肩につかないくらいの髪!真っ赤な良いくらいに膨らみを帯びた唇!瞳の透き通った黒い色!お守りしたくなる♪」


「それなら、女王様のお姿も今はお痛わしいが相当な美人だと思うぞ?」


「確かに、真っ白な腰まである髪に整った顔立ち・・・そういえば瞳は氷を連想させる様な青だと聞いたことがある」


「スノーホワイトの魔女と言われて有名人でもあるからな」


「有名人?」


家来が急に声を一段と潜め周りを警戒するよう合図した。


「お前は新入りだから分からないか・・・そもそも白雪様と女王様は血がつながっていない・・・」


「確かに・・・容姿は全然似ていませんね・・・」


「だからか、変な噂があるんだ・・・」


「どんなです?」


「女王様は、王様に嫌われていて子供を産むことが出来ず、白雪様に逆恨みをし冷たく当たっていると」


「でも・・・」


家来達は、女王を大切に抱きかかえる白雪を見ていた。


大切な人を想うあの姿からは女王が白雪を蔑ろにしていたとは想像が出来ない。


「あくまで噂だ」


新入り家来が静に号泣していた。


「おいお前、感受性豊かだな・・・顔赤いぞ?」


新入りにハンカチを渡す。


「だってぇ、白雪様あんなに女王様のこと思っているのに、その噂あんまりじゃないですか・・・えっ?顔マジっすか?」


「マジ・・・」


「ひぇっ、」


顔を両手でこすったり、扇いでみたりしどうにか顔の赤みを引かせようと奮闘している。


それを横目で見ながら別の家来同士でまた話し始めた。


「そういえばさ、うちらの(狼)王子の嗅覚相変わらず凄いよな」


「そういえば、そうだね。ていうより俺たちの王国にいた頃から色んな能力がずば抜けてたしな」


「確かにな・・・でもご婚約者様の前だとそうも見えんがな・・・」


「それに、ご婚約者様(狼)王子の気持ちに気づいていないよありゃ・・・」


「確かに、今回の件で二人の仲が縮まれば嬉しいですね」


「そうだな、そろそろ身を引き締めて警備に戻ろう」


「はーい!」




今回本編の「人魚姫に転生した・・・・・・どうしてこうなった?」の宣伝用としてチャレンジしてみました。本編にも投稿済みです。

御意見ご感想おまちしています。

最後までお読みいただきありがとうございました♪

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