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ハンドメイダー異世界紀行⁈  作者: 河原 由虎
第一部 二章 そして事故?はおこった。
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038.気泡の意味






気泡が神の息吹と言われている事実に気力を持っていかれ。復活するのに随分と時間がかかったが、それでも諸々の処理が終わり、喫茶店に辿り着くまでにはなんとか回復していた。


「大丈夫か?」


カウンターの真ん中あたりの椅子に座れと言われて座った私に問いかける。


「ちょっとショックが大きかっただけなので。。。

大丈夫です。。。」


大吉さんはカウンターの向こうでガサゴソといろいろな用意を始めている。


「神の息吹のことか??」


「そです。。。わかりましたか。。。?」


「そりゃぁなあ。クゥさんが大笑いして転げ回ってたから。。。な。。。。。」



大笑い。。。

転げ回り。。。。。


さすがだ。。。。。。。



「あちらでは必死になって無くそうとしているんだって聞いた気がするが、そうなのか?」


「物によってはとても気泡が抜けにくくて、必死に色々対策を講じてるんです。

ちょっと時間をおいたり、爪楊枝で一生懸命除去したり。」


「なんでだ?気泡が入ってるのも綺麗だと思うんだが。。」


「そういう捉え方をする方も、勿論います。

いますけど、大半の方がそうは考えてないのかもですね。。

それに、何故除去するのかは見栄えの為が8割くらいだろうけど、あまり大きい気泡は年月経つとだんだん小さくなっていって、表面に凹凸が出てくるんだそうです。

製作者の手を離れていく作品が少しでも良い状態を保っていられるように、気泡は除かれているんだとも私は思ってます。」


そう話している間に大吉さんがコーヒーを入れてくれた。


「ありがとうございます。」


彼は一口コーヒーを口にしてからゆっくり答えた。


「そうか。

じゃぁやっぱり神の息吹はすごいんだな。」


私もコーヒーを口にしながら何故???と彼を見つめる。


「必死になってなくしようとしているのに、なくならない。」


ともすれば、なかったところに発生する。


「そして100うん年も経っているのに気泡が残ってる。」


なるほど。。。

物によっては数年で気泡が押されて表面に現れる。

それが推定だけど100年以上も残っているのは確かにすごいことかもしれない。


「ところで、ずっと気になってたんだが、例のレプリカを見せてもらってもいいか?」


「はい、勿論」


本日の服はキャミの上に浴衣っぽいのを合わせて、下はジーパン。なので、トップを中に入れると自前の鎖もほとんど見えない。


胸元に手を突っ込んで鎖から順にズルズル引っ張り出す。


「どうぞ」


首から外して、カウンター上で渡す。


「・・・よくできてるな。。。

俺の作るレプリカより透明度が高い。」


「材料は一緒デスヨ。

しかし。ああいう風に能力の精度が落ちるとは思ってなかったです。。。。。」


オリジナルは選択式なのに対してレプリカはルーレット式。。。


「ちなみに、実はもう一品あります。」


ベルトにつけるタイプの皮のポーチからもう一品を目印用につけた革紐を持って取り出す。


「・・・?!・・・」


カウンター上に置かれたそれをみて驚愕するだいきちさん。








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