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ハンドメイダー異世界紀行⁈  作者: 河原 由虎
第一部 一章 ある日マンホールに落っこちたら
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001.うぇーぃ(TνT)マンホールに落っこちた

今作っているハンドメイド作品が不思議な力を持ったら……?


しかもこっぱずかしい失敗作まで重宝がられて宝物のように扱われている世界とは────

「きぃいいいいいやああああぁぁあああああぁぁぁぁ」


 その日、マンホールに落っこちたその時から。わたしの周りの世界はガラっと変わった。


 今思えば天啓だったのだとしか思えない…………


 直接手にとり、目で見て買いたいからと言って。連休初日に、田舎から都会へと“買い出し旅行”と称して出発した。(日帰りだけども)


 普段買えない資材や道具、諸々何年分ダヨ!と、自分で突っ込むくらいの量の買い出しに、

 出掛けに届いた天然石素材の数々 (こちらも大量)も全てカバンに入っていた。


 しばらく、資格免許の試験やら何やらで抑えていた購買欲を思いっきり爆発させ。名残惜しいけど帰ろうか、とパンパンになったリュックサックを背負い、横断歩道を渡ろうとしていたその時。


 突っ込んできた暴走車によろめき、リュックの重さも手伝って、整備中(?)であろう『近寄るな危険』と囲いまでされていたマンホールに落っこちた。


 家に買い置きしてある資材やこの資材も使ってあんなのやこんなのも作りたかったのに…………!


 わたしの最後の言葉は、SNSにあげた

『うぇーぃ(^ν^)資材屋で目的の物げっちゅう!

 帰ったら作業するぜ連休中に!(゜∀゜)』

 ということに……!




「あああああ」


 このままじゃ墜落で下手すると全身骨折⁈

 そっっっ空が飛べたらよかったのに‼


 いろいろな覚悟もなにも決まらないけれど、目を瞑ってこれからくるであろう衝撃と痛みを待つ。


 が──


 ガクンッと上から引っ張られる感覚と共に、下降速度が緩くなり、底スレスレでフヨフヨと体が浮かんでいる。


「な……⁈ どういうこと…………」


 どういう原理で浮いているのか、なぜ底に激突せずに済んだのかわからないが、ダイエットの為にやり続けている筋トレのおかげでむちうちっぽい症状もなさそうだ。


 暗いマンホールの中、胸につけている棒人間入りのネックレスが光っていることに気づいて手に取って見る。


「何で光って……?」


 なんとなく握ってゴシゴシしてみるが淡い光はそのままで。


 とにかくここから出よう、


 と、そう思った瞬間に体が上昇をはじめ


「ええええぇええ⁈」


 勢いよく穴からスッポ出そうだったので


「入り口でストップしてええええ!」


 と叫んだら、頭が穴から出る直前のとこでストップした。


「はしごっっ!」


 目の前に見えた梯子にしがみつき、上がった息もそのままに、震える手を操りなんとか地上にはい出ると……




 目の前に広がるは、緑むす建物がバックに広がる、

 どこか懐かしいような感じの商店街─────


作中に出てくる作家名、作品群は実在するハンドメイド作家さんとは何も関係がありません。


細かな描写が出てくるものは自作、又は作者と関係のあるハンドメイド作家さんの作品を参考に許可を得て出しています。


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