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思わぬハプニング!?

何やら、変な事しか思い浮かばない今日この頃。

お父様にあれこれ言われた後、眠りにつくと浮遊感がありました。これは、持たれているんじゃなくて……そう。浮遊魔法って感じだと思う。誰だ。私の眠りを妨げるのは…。と思い、目を開けようとしたが、再び睡魔が襲ってきたので、面倒くさくなって睡魔に身を任せ、深い眠りにつきました。(死んでません。寝てるだけです。)


?「え!本当に連れてきたのかよ。マジかよ。」


?「はぁ。なかなか疲れるねこれ。浮遊魔法使いながら転移魔法って、魔力の消費が凄いし。」


?「ご苦労だったな。メリー」


?「これぐらいやって当然だと思いますよ?」


メリー「そんなー、酷いですよぉ。僕下僕じゃないですぅ。」


?「泣きながら言ったって可愛くないよ?」


メリー「知ってるからさ……傷抉らないで?フィン兄様」


フィン「それは失礼しました。メリー王子」


メリー「馬鹿にしないでくれるかなぁ!ジルお兄様~」


ジル「知らん。メリーが悪いんだ。ラナに手を出すからだろ?なぁ?ユウ」


ユウ「そうです。存分に弄られてください。」


ジル「意外にSなんだね。ユウ兄」


ユウ「薄々、感じているよ?」


メリー「(クソぅ、コイツら僕の事を弄り倒して、使いまくる気だな!話してる間に逃げよう……。)」


コソコソ…コソコソ…ガチャリ……パタン


ユウ「あれ!メリーが居ません!ちょっとフィン、見ててくださいよ!」


フィン「ええっ!?そんなぁ、理不尽なぁ。」


ジル「取り敢えず探しに行こうか。ラナは置いていても大丈夫だろう。気絶魔法を掛けたから、見つかった頃に起こせばいいだろ。」

そして、三人は場所を決めて、それぞれ散っていった。


ラナ「はぁ、迷惑な人達ねぇ。さて、逃げようかなぁ?でも、暇だからライさんとこ行くか。」

そして、私は歩き、二階を目指して歩いていると、執事が現れて、急に蹴りかかって来ました。私はサッと避け、鳩尾(みぞおち)に蹴りを入れて、立てなくしたあと、事情を聞いた。聞くところによると、もし、私を見つけたら、少々荒くなってもいいから出すな。とジルに言われていたそうな。ほんとに迷惑だなぁ、あの人!

はぁ、けどそれだけここに縛り付けたいって意味だよね。どうしよう。寒気がしてきたから帰ろうかな。魔法を発動しようとすると、誰かに後ろから抱き着かれた。振り返ってみると、見たことの無い小さな子に抱き着かれていた。よーく見ると、綺麗な赤髪で誰かに面影が似ていた。ジーッと見つめていると、メリーの顔を思い出した。ああ、メリーに顔が良く似ているんだな。髪の色も、メリーそっくりの赤髪だ。しかし、まだ、三歳位の子だから抱いて、ライさんの元へ向かった。ライさんの部屋に着く前に後、十人程の執事に襲われたが、小さな子を持ちながら、撃退した。楽勝だな。


ライさんの部屋に着くと、ノックしても返事が無かったから、ドアノブを回すと開いていた。目を見開きながら、入ると中から規則正しい寝息が聴こえた。ああ、寝てるのか!……でも、何で鍵掛けないで寝てるんだろ。


寝室を覗いてみると、そこにはライさんと三人の小さな子が見えた。あれ?ライさんって、結婚してたっけ?

んん?眺めているとそれはジル、ユウ、フィンにどことなく似ている気がした。まさか…でも、そんな事…ある訳が無いけど、もしかしたら。と思い、全員起こすと、ラナが気まずそうに言った。


ライ「多分この子達は我が弟達だと思う。しかしながら、何故こうなったかは分からない。」と

緊張しすぎて、口調が堅くなっているライさんに笑いながらも、


ラナ「うーん。これは魔法だね。それも……メリーのやつだね。」


ライ「何してるのよ……。メリー」

そして、二人で苦笑しながら、ライさんは言った。


ライ「治してやってくれない?このままだと、執事達が驚いて腰抜かしちゃうからさ。」

そして、今度は私が気まずそうに言う。


ラナ「治してやっても良いんだけどね?ちょっとした副作用が有るけど、良いんだよね?」と

重苦しそうに言うと、ライさんは生唾を飲み、う、うん。と言った。


ラナ「じゃあ、全員大きな広間に連れていった方がいいと思う。」


ライ「え?何が起こるのさ。」


ラナ「こういう系はまだ、一、二回しかした事無いから、副作用がめっちゃ強い時もあるけど、抑えててね。」


ライ「分かった。今すぐ連れていきましょう。」と、

私がユウと、フィン、ライさんがジルとメリーを抱えながら、ひっそりとした大広間に行った。だけど、何か、嫌な予感がしたから発動するのは、少し離れてからにしよう。


ラナ「ライさん、離れてて?厄介な事になっちゃう前に。」と

言うとライさんは大人しく柱に隠れた。よし準備完了。

そして、私が念じると、四人の下に巨大な魔法陣が出現して、それは、青白く光っている。念じ続けていると、どんどんそれは大きくなって、この、大広間を中心に国全体に広がった。国民には見えないようにしている。そして、呪文を唱え、手を叩くと魔法陣は四人の中に吸収されていき、元の大きさに戻った。しかし、副作用のことを考えると頭が痛くなるので、ライさんを犠牲にする事にした。ライさんのほうを向き、顎をクイクイと、四人の方に向けるとライさんは走って行った。すると、四人はライさんに飛びかかり、それぞれに魔法を発動し始めた。ライさんは結界魔法が使えるようで、凌いでいたが急に私の方を見て、「help!」と訴えてきたので、助けてあげることにした。私が四人の前に姿を現すと、近距離組と遠距離組に別れ、私のことを攻撃している。両方の攻撃を強力な結界で弾いていると、段々、へばって来ている。よし。今だな。と意気込み、結界魔法を解除し、屋根のほうまで浮遊魔法で飛び上がった。そして、メリーは浮いてきたが、他の三人は、遠距離組になっていた。良し、これであーすれば、完璧に勝てる。結界魔法を解いたから、今は自分で、魔法攻撃を避けている。メリーは氷や、創造魔法で、作り上げた剣などで立ち向かってくるが、氷は炎で溶かし、剣などは、瞬間冷凍し、使えなくしている。そして、私はまた、大きな魔法陣を出現させて、そこから水を出し、形を操り魔法を使えなくして、手と足を水で、縛っている状態だ。ライさんは私が魔法陣を発動させた途端に結界を張っていたので、外れている。

私が床に足をつけると、ライさんが寄ってきた。


ライ「ねぇ、あんな手荒なことして大丈夫?」と、

困惑しているライさんに私は優しく声を掛けた。


ラナ「大丈夫、大丈夫。あと一時間位はこのままだから。あの魔法の副作用は戦闘意欲促進なの。迷惑だよね。」


ライ「いやいや、笑ってる場合か!ほんとに大丈夫何だよね?風邪ひかない?」


ラナ「大丈夫。終わったら、全部吐かしてから、回復魔法掛ければいいから。」


ライ「ならいいけど。じゃあお茶入れてもらってくる。」と、

言ったライさんを見送り、四人に声を掛ける。


ラナ「ずっと、魔法に掛かった振りするなんて、いい度胸ね?みっちり、説教してあげるから覚悟してなさい?」と、

氷を出しながら言うと


ジル「ラナと戦ってみたかったんだ。」


口々に謝罪の言葉が聞こえてくる。ったく。


ラナ「でも、何でメリーは魔法を出現させてしまったの?」


メリー「実は、ラナにチューとかした事に皆怒ってて、逃げ回ってたら無意識に……。」


ラナ「ふーん。気を付けなさいよ?そういう無意識魔法。前も言ったけど、無意識の魔法ほど威力の強いものは多分私の魔法ぐらいよ。」


ジル・ユウ・フィン・メリー「はい。すいませんでした。(ラナの魔法、怖い。)」


そして、ライさんが戻ってきて、事情を全て話すと二人で怒ろうか。と言われたので、その意見に乗り、その後三時間私達は、四人を叱っていた。

すいません。次回予告通りにできなくて。でも、一応メリーに問い詰めているからセーフですよね。


次回、遂に隠された真実を知る。

その時ラナはどう思うのか。

乞うご期待!

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