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執事の家庭事情part2

よく考えたら、瀧牙の話し方変わってました。

前は寝起きだったから仕方ない。

さて、篠塚家へ向かっているのですが、なんせ篠塚というのはは日本モドキみたいな日白(ひはく)という、国の言わば天皇家と言うわけだ。なんで、執事になってんだろ?そして位置的には、前世で言うと、カリア王国はブラジル辺りなんですが……飛行機なんてもの使わなくても魔法があるから大丈夫……と思ったのですが、篠塚家が、天皇用旅客機を迎えに出してくれたそうな。ほんと、なんで執事になったんだよ。

人数はえーと、エリカ、ユリカ、瀧牙、蓮、蒼に僕で、一応ライさんにも来てもらって、七人だな。でも、旅客機は、十人乗りで座席は広々していて、座りやすかった。荷物も積み終わったし、そろそろ出発らしい。

ライさんには体調が悪くなっちゃいけないから、小さな部屋をパラレルワールドに創り、そこで着くまで過ごしてもらうことにした。一人じゃ寂しいと思うから一応。一応だよ?メリーを連れてきた……って、八人だった……。ライさんとメリーをパラレルワールドに送った後は、皆の各自自由行動だった。僕は読書をしたり、付いているキッチンで、お菓子を作ったりした。暇になったら、パラレルワールドに遊びに行ったりしている。

ユリカとエリカはぐっすり寝ているし、瀧牙は残っている執事長としての仕事をしているのかな?それで、蓮と蒼は仲良く読書をしていた。お菓子をパラレルワールドに食べに行こうとしたら、エリカとユリカが起きたから、瀧牙以外で食べに行った。瀧牙は忙しいんだってさ。大変だね、執事長って。パイロットさんに、ことわりを入れて、パラレルワールドに飛んだ。ライさんもお菓子を作っていた。


ラナ「ライさん!ティータイムといたしませんか?」


ライ「あら、良いわね。お茶入れてくれる?蓮くんだっけ?」と、

ライさんが言うと、蒼が戸惑ったように言う。


蒼「僕は!何で、僕じゃダメなんです?」と

必死に訴えかける蒼。


ライ「貴方にはお姉さんの事聞かないといけないしね。」


蒼「はっ!そうだとは知らずに誠に申し訳ございません。」


ライ「いいのよ。蒼君?気にしなくて。キミの紅茶だってお気に入りなんだから。」


メリー「久しぶり、ラナさん。」


ラナ「久しぶりかな?4日ぶり位じゃないの?」


メリー「あれ?そうでしたっけ?でも、私はあなたと会えない時間が長く感じて仕方ないのです。」


ラナ「相変わらず、キザなこと言うね。」と、

二人で微笑みあっている間、ライさんと蒼は例のお姉さんの話をしているし、エリカとユリカはケーキを綺麗な動作で食べていた。取るものが少しずつ違っているというのも、可愛いな。


メリー「では、本題に入りたいのですが……?」と

メリーがそう言うと、皆それぞれ返事をした。


メリー「調べたところ、癒藍氏は、幼い頃から進行した膵臓癌だったようですね。しかし、気付いたのは三年後。もう手遅れだったんですね。余命は頑張れば二十歳までだと。こういう感じですね。」


蒼「はい。そうです。胎内に居た時は臓器に隠れて見えなかったんだそうです。」


蓮「癒藍姉様の調子が悪いことに気付いた、母上が大学病院に連れていった所、不治の病。膵臓癌だったようです。でも、二十歳まで生きれると知った母上は、残りの人生を楽しませてあげようと、頑張っているんです。」


ラナ「怖い話だね。病気ってのは、いつ襲いかかってくるかわからないものだね。」


蓮・蒼「でも、もう大丈夫です!伝説の魔導師 ライと幼き最強魔術者 ラナが揃っていれば百人力です!」


ラナ「勿論!当たり前。頑張って治してあげるよ。」


ライ「頑張るよ。私。魔力の多さには自信あるし。」


メリー「でも、魔力が尽きたら中々戻れないから、程々にね?」


ライ「分かってるってぇ。」


ラナ「僕は、多分魔力上限が無いから尽きることは無いよ。大丈夫。」


ライ「もう……。自信満々なんだから!」と、

ほっぺを掴まれたので


ラナ「にゃにしゅるぅの!(何するの!)」

そうして、笑いあいながら、時間は過ぎていった。気が付くと瀧牙から、連絡が入っていた。『もうすぐ着くから帰ってこい。』って、瀧牙らし過ぎるわね。簡潔だわ。


ラナ「じゃあ、そろそろ着くらしいからエリカ、ユリカ、蓮、蒼?戻るよ!」と、

言うと元気な返事が返ってきた。元気ねぇ。


ラナ「じゃあ、また後で。」と、

メリーとライさんに、手を振ると振り返してくれてた。優しいな。

そして、機内に戻った私達は、無事、日白(ひはく)に到着したのだった。

次回は遂に癒藍とご対面。

果たして、ラナは癒藍を治せるのか!

乞うご期待!

(次回予告勝手に始めてすいません。)

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