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執事の家庭事情part1

ラナは時々一人称が僕になります。

もう、どうしたらいいか分からなくなってきた。

今日は予定無いし、どうするか……。あ、そうだ、蒼と遊ぼう。何故か蒼は私の事慕ってくれてるし。


ラナ「蒼ー?居るー?」と

窓に声を掛けてみる。すると、ガサガサっと音がして、蒼が出て来た。


蒼「なーに?遊んでくれるの?」


ラナ「うん。一緒にあそぼ。久しぶりに魔法教えてあげよっか?」


蒼「やった。ラナは教え方が上手だから嬉しいよ。」


ラナ「嬉しい事言ってくれるね。じゃあ、始めようか。まず、_________」



二時間勉強して、新たな技を覚えた蒼。やっぱり覚えが早いね。そしたら、急に蒼が


蒼「眠くなっちゃった。膝枕して?お姉ちゃん。」

お姉ちゃん?私はお姉ちゃんじゃないけど。まぁいいか。蒼に膝枕をしながら、ウトウトするふわふわの髪を撫でていると、蒼は寝てしまった。少しお姉ちゃんと言う、言葉が気になったから後で蓮に聞こうっと。とプランを立てていると、あれ?蒼の寝顔を見ていたら何だか眠気が……。んんっ、昨日は遅くまで読書しててあんまり寝れてないし、一緒に寝るかな。


ラナ「おやすみなさい。蒼」

一声かけて、私は蒼を抱き締めながら眠りについた。目を覚ますと、エリカにユリカ、瀧牙に蓮が顔を覗いていた。


ラナ「何?人の顔ジロジロ見て。」と

欠伸をしながら言うと、瀧牙が言った


瀧牙「ラナ…何で蒼と寝てんだ?」


ラナ「んー、最初は膝枕してたんだけど、寝顔見てたら眠くなっちゃって、一緒に寝てたのよ?」


蓮「何故、平然と………。」と

蓮に呆れ顔で言われ、ムッとした。


ラナ「何で、蓮にそんなこと言われないといけないの?」と

蓮に向けて、氷魔法で冷気を出す。


蓮「あ、あぁ、ごめん。だから、冷気止めて?寒いから」


ラナ「うん。」と

今度は寝つ魔法で熱風を浴びせる。


蓮「ちょっと、なんで俺いじられてんの!?」


ラナ「相変わらずいじりやすい性格だから。それと、蒼が起きちゃうから静かにして?」と

蓮に微笑みかけると、蓮の()に涙が浮かんできた。そして、


蓮「姉ちゃん……。ラナは姉ちゃんに似てるよ。だから、蒼はこんなにラナを慕ってたんだな。」と

言いながらも、()からは絶えず、涙が流れている。


ラナ「ちょっ…大丈夫?てゆーか、なるほどね。だから、蒼寝る前にお姉ちゃんって言ったのか。でも、お姉ちゃんはどうしたの?何で、メイドにしないの?お姉ちゃんに話してご覧なさい?」と

ノリ気味で言ってみると、答えたのは瀧牙だった。


瀧牙「俺は、双子なんだよ。二卵生のな。だか、俺の双子の姉、癒藍(ゆらん)はな、病気なんだよ。不治の。だから、ここには連れてこれなかった。うちの国にはお前みたいな、優秀な魔術者は居らず、魔法が使えるのは俺達兄弟だけだった。生きれるのは、せいぜい、二十年が限界だ。と医者にも言われていてな。この病気を治すにはな?伝説の魔導師 ライが必要なんだが、あちらも貧弱な体をしているらしいから、頼むに頼めないって訳だよ。」


ラナ「へー、ライくらいの回復魔法なら、頑張れば出来るよ?」


瀧牙「そうだろうな……ってえ!?本当か、ラナ!」


ラナ「当たり前だろ。僕は偉大なラナ様だぞ?出来て当然。元々私は、魔力が多過ぎるし、たまには使うのも、いいと思うんだ。」


瀧牙「で……でも!何で、それじゃあ、ライ様が讃えられているんだ?」


ラナ「そんなの決まってるだろ?僕は本気を出したことが無い。ただそれだけの事さ。」


蒼「それは本当?嘘じゃないよね?」と、

急に起きた蒼が言う。


ラナ「ふっ。僕は偉大な魔術者だよ?出来ないことはない。勿論生き返らせることも。だけど、僕はそれを使わないよ。そんな、卑怯な真似出来るわけないだろ?だって、世界事情または、天界を狂わしては駄目だからね。」と

平然とした顔で言うと、


瀧牙・蓮・蒼「頼むよ。ラナ!癒藍を助けて!」


ラナ「ふ、勿論さっ!大切な友達の願いは断れないからね。さぁ、エリカ?ユリカ?瀧牙達の母国に行く準備をしておくれ?少なくとも一ヶ月は居ないといけないからね。さぁ、早く行こうか!」


エリカ・ユリカ・瀧牙・蓮・蒼「御意。」


こうして、癒藍の為の大仕事が始まったんだ。これからどうなるかは、僕の力次第って事だね。うぅ!久しぶりにゾクゾクするよ!

次は遂に篠塚家へ!どうなる癒藍!どうなる一行!

次話乞うご期待!

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