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第一王女ライとの女子会

基本ラナ視点なのでご注意ください。

一騒動終わったら、今日は第一王女即ち、私のお義姉さんになるであろう人に呼ばれたので、長い長い廊下を一人で寂しく歩いています。あら。足音響いて悲しいわ。

確か、三階の突き当たりの部屋って言ってた。って、何かいい匂いが。突き当たりからですね。ライ王女お菓子作ってんのかな?教えてもらおうかなぁ。全然突き当たらない。遠すぎる。もうやだ。

やっと、着いてノックしてみると、はーい。開けていいよ。と言う透き通るように美しく、高めの声が。声だけで惚れそう。ふふっ。

ガチャ


ラナ「可愛いお声をしていますね。ライ王女?」と

微笑むと、目に写ったのはナイスバディな美人さん。これで、声も綺麗。すごっ、完璧だ。


ライ「あらあら。貴方も可愛い声をしてらっしゃるじゃない?それに可愛いわね。」と

ライ王女が笑われると、周りにホワイトローズが見えたような気がした。あの王子様方の、お姉様なんだからこうでなくっちゃね。


ラナ「何かご病気ですか?あまり外に出ないようですが……。」と

言うとライ王女は満面の笑みで言いました。


ライ「実は持病でね。小さい頃から外にあんまり出れないの。でも、これからはラナさんが来てくれるんでしょ?私、とっても嬉しいわぁ。」と

小さな子供のようにはしゃいでいる、ライ王女に思わず笑みが浮かびます。


ライ「もう。笑わなくったって良いじゃない。でも、本当に嬉しいのよ。最近は弟達も忙しいらしくて、なかなか来てくれないんだもの。困っちゃうわ。」


ラナ「では、私が次来る時は誰か連れてきましょう。私の専属メイドに、良さそうな子が居るんですよ。小さい頃からの仲で何時でも話しているんです。でも、最近婚約者の仕事が忙しくて、朝しか会えてないから寂しいんですよね……。」と

悲しげに笑っていると、ライ王女が


ライ「是非連れてきてちょうだいね?楽しみにしてるわ。それと、私の事はライって呼んでね。」


ラナ「では、ライさんと呼ぶよ。流石に呼び捨ては気が引けるからね?」


ラナ「むぅ。……まぁ、良しとするよ。そうだ。さっきクッキー焼いたんだけど一緒に食べない?お茶会しましょ。いろんな味を作ってみたから、きっと楽しいわよ。」と

ニコニコ顔で仰られては断るにも断れないので、はい。と返事をしておきました。言っていた通り、抹茶味、チョコ味、イチゴ味等、口にした事の無いものばかり出てくるのでワクワクしていました。


ライ「そう言えば、うちの弟達はどうかしら?皆、個性があって面白いでしょう?でも、メリーとジルは奥手だからリードしてあげるんだぞ?それに反して、ユウと、フィンはガツガツ来るから気を付けてね。頑張って。応援してるわ。」と帰り際に言われ、やはりお姉さん何だと、実感することが出来ました。

三日に一回は行ってあげようかな。ライさんのお部屋に……。

廊下を歩いていると、前から王子四人が来たので、走って逃げました。追いかけっこをした後、少し話して自国へと帰りました。

ライみたいなお姉ちゃん欲しい。

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