Color.6
「かなーり、混んでるね・・・」
「んね。
北海道じゃ、こうはならないよ・・・」
改めて、北海道と東京の違いを目の当たりにする。
ずらっと並んだ列に、私たちは並んだ。
「でも、全席指定だし♪」
「ま、そうだけどね・・・」
「コンサートは、悪いけど親のコネ使うわ。」
悪戯な笑を浮かべる麗奈。
彼女は、北条財閥の令嬢。
こうやって、コンサートの度にいい席を手に入れている。
「悪いとは思ってるし、ずるいなって思うけど・・・
やっぱり、さーやんを近くでみたいじゃない。」
「・・・うん。」
「どんなに、コネを使ってもさーやんに会うことは
できないから・・・」
ずっと前に、聞いたことがある。
北条財閥の力なら、会うことくらい簡単じゃない?
って・・・
したら、いつもは笑ってくれる麗奈が初めてキレた。
「そんなこと、できるわけないでしょ!
私はホストに通う社長夫人とか、そんなんじゃないもん!
お金をひらかせて、会うなんて・・・
さーやんに引かれるよ、絶対・・・」
涙をいっぱいに溜めて講義された・・・
今でも、あのときの麗奈の顔は忘れない。
本当に、好きなんだなって思った。
「麗奈、そういや・・・二人って今いくつなんだっけ?」
「んっとね・・・
ちょうど私たちの10個上だから・・・今年、26だね。」
「へー・・・」
もうすぐ、アラサーか。
私は冷静に考えた。
「今夜は楽しもう!麗奈」
「うん。
そのために、東京来たんだもん!」
「そのためだけじゃないけどね?」
私たちは、顔を見合わせて笑った。
かなり、進むので予約にしましたぁ・・・笑
(≧∇≦*)あはっ
桜桃




