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あなたの色  作者: 桜桃
Akira
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大きな存在



東京に行ってくる




そう言った彼女に対して、正直なんとも思わなかった。


へー、そっか。



ってそれぐらい



休み中も、彼女のことを考えたか考えてなかったか・・・


くらい。




だけど、帰ってきていきなりの別れ




彼女は、俺を傷つけまいと必死に言葉を選んでいるのがよくわかった




最初は、告白されて・・・


別に、嫌いじゃないし・・・


という理由で付き合った。



俺が、そういう気持ちだとわかっていながら


彼女は・・・まゆきは、俺に笑顔を何度も向けてくれた




俺は、好きでいてくれる彼女に甘えきってたのかもしれない。




「私のこと、恋愛感情で見てなかったでしょ?」


「・・・なに、急に。」


「ずっと、思ってたんだ。

 きっと章は私のこと、好きか嫌いかって言われたら好き。

 そういう感情で私の告白をOKしてくれたんじゃないかって。

 そんなお付き合いもいいのかもしれない。

 だけど、私には・・・耐えられなかったの。」




初めて打ち明けられた、本当の気持ち


心のどこかで、俺は感じていながらも


見て見ぬふりをしていた



付き合ってるんだから、いいじゃないか



そんな気持ちだったのかもしれない




「その人は優しくて、暖かくて・・陽だまりのような人だった。

 私は・・・その人を、好きになった。」



まゆきから出てくる言葉の一つ一つが


俺の胸に突き刺さった



まゆきの顔に、「ごめんね」と書かれている




・・・違う、俺が悪いんだよ




だけど、そう口から出てこなかった


出そうと思ってても、喉でつっかえた




最後の俺の強がり


俺から、別れを言わさせてもらった



俺が悪いのに


まゆきは、なんにも悪くないのに



俺から、言わせてもらった



それが何よりも、申し訳なく感じた






「俺と付き合って・・・少しは楽しかった?」


「章・・・うん。楽しかった・・毎日が・・すごく楽しかったよ。」






まっすぐな瞳


今までもきれいに見えた彼女・・・



まゆきをそんな風にしたのは、


"彼"なんだよね・・・



そう思うと、尚更強がってしまった



最後くらい、彼女にはカッコイイ写りたい



せめて、彼が嫉妬するくらい


カッコイイ元彼でいたい




ごめんな、まゆき・・・



そう心の中で呟いた





「章・・・ありがとう。」


「うん、こっちこそ、ありがとう。」






そう言って、俺らは別れた












章くんsideでした!

まだ、あと一回だけ章くんsideでいきますよぉ!!

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