Color.3-5
翔くんの、ばーか・・・
なにさ、何が幸せにするさ・・・
なにが、迎えにくるさ・・・
会いに来るどころか、
この1年、連絡一つないじゃん。
忙しいのはわかる
けど、それはさーやんも同じことじゃないの?
さーやんは麗奈に毎日のように連絡してるんだよ
なんで、翔くんはできないの?
私は、それが不思議で仕方がないよ
もしかして、飽きちゃった?
綺麗な女優さんとか
可愛いアイドルとか・・・
そっちのほうに、目が向いちゃった?
私は、もういらないの?
嫌だよ・・・そんなの
私の心を引き止めたこと、後悔しないって
言ったじゃない。
嫌・・・
嫌・・・
だけど、一番嫌なのは
そんなネガティブなことばかり考えちゃう
私が嫌。
「でも、翔くんもひどくない?」
「え?」
「だって、メールくらいできるでしょ。
結構薄情じゃない?
そんな人だとは、思わなかったんだけどなあ・・・」
「麗奈。」
翔くんの愚痴をこぼす麗奈を制したのは
純だった。
・・・そういや、コイツってそういう奴だったっけ。
KYなほど明るいけど、空気の読める
すごく優しいいいやつ。
だからこそ、私はずっと友達だったし
とても、大切な人。
「翔ちゃんだって、なんかあるんでしょ。
忙しいんでしょ。」
あったこともない人のことを、ちゃん付けで呼べてしまう
フレンドリーさ。
いつも明るくて優しい彼に、私は何度も助けられてたんだよ。
「まゆき、気にすんなよ。
翔ちゃんは、お前を嫌いになったわけじゃないんだからね。」
「・・・うん、ありがとう純。
わかってるよ・・・」
そう言うと、順はホッとしたように笑った。
「ごめんね、まゆき・・・」
「ううん。
不安に思ってたのは事実だし。
翔くんのバーカって思ってたのは本当だから。」
小さく笑うと、今度は麗奈が安心したように笑った。
「ま、むかえにくるって言ってんだから
気長に待てよな。」
「うん。」
章の言葉・・・すごく、嬉しいよ。ありがとう。
「そういや、章は彼女とかいねーの?
理系の女の子とかさー」
「んー・・・まあ、告白はされるんだけど・・・」
・・・たしかに、昔からモテてたっけ
「でも、全部断ってる。」
「えー!?勿体なっ」
「だって、次付き合うならちゃんと好きになってからじゃないと。
同じ過ちは犯したくないしね。」
「もぉ・・・章ってば、根に持つタイプ?」
「そうじゃないって(笑」
翔くん・・・
今度、章と純を紹介したいです。
私の、大好きな・・・大切な・・・友達だって・・・
さあ!
あと、2話で完結になります!




