Color.4
飛行機でお昼を済ませて、他愛のない話をする。
「この一週間は、佐倉くんのこと・・・忘れようね。」
「・・・うん。」
私は小さくうなづいた。
「ねね、ちょうどいい時期にね、コンサートのチケットが手に入ったんだ♪」
「えー?
麗奈が大好きな、グループの?」
「そっ。
いやー、さーやんカッコいいんだって!」
「麗奈って、爽やか王子様好きだもんね。」
「うん♪」
さーやんっていうのは、今大人気のトップアイドル・・・
K/Sのメンバー、さーやんこと佐山千歳。
舞台役者としても、活躍していて、爽やかな王子様。
「私は、どちらかと・・・翔くんがいいな。」
「ああ、あのホワ~ンとした大人しい感じでしょ?」
「うん。
でも、演技力があってギャップがあるの。
運動神経がいいからバク転とかできちゃって。
ボケっとしてるのに、やるときはやる!みたいなとこが好き。」
「・・・もろ、佐倉くんがそんな感じだもんね?」
「もう!麗奈ってば!」
「ごめん、ごめん。」
麗奈の肩を軽く叩いた。
「まゆきって、草食系男子好きだよねぇ・・・
自分も草食のくせして。」
「だって・・・」
「だから、恋が進まないんだよ。
自分からいかなきゃならなくなるんだから。」
「わかってる・・・んだけど、怖くてできない。
もう!次好きになるのは絶対肉食にしてやる!!」
私は拳を突き上げた。
「ったく・・・まゆきってば佐倉くんとさよなら大前提じゃん。」
「うっ・・・だってぇ・・・」
「わー!ごめんごめん!佐倉くんの話はなしだったよね。
ごめんね!」
今にも泣きそうな私の頭を撫でて、麗奈は私に謝った。
「麗奈は純と付き合わないの?」
「え?なんで?」
「なんでって・・
だって、あきらか純ってば麗奈のこと好きじゃん。」
「まあ・・・私も薄々気付いてはいるんだけど・・・
ほら、私はさーやん命だから♪」
「あ、そう・・・」
私は呆れてなにも言えなかった。
おー、進む進む・・・(≧∇≦*)




