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Color.39
そろそろ、乗り込まなくてはいけない時間になった
最後に残したメモは、何もかもなかったことにしようとした
私の弱さだ。
翔ちゃんと過ごした毎日を・・・夢で終わらせようとしている
ケジメとかなんとか言って・・・
結局、私は逃げているだけなんだ。
「まゆき・・・行くよ。」
「うん。」
バカだ
ほんとに・・・バカ
どんなに、時間が経とうと
彼を忘れることなど、絶対にできないというのに
そんなこと、私が一番わかってるのに
逃げた
章を理由に、私は逃げた
彼の、真っ直ぐな愛から
逃げた
私は、弱い女なんだ・・・
「まゆき・・・今なら後戻りできるよ。」
「麗奈・・・」
ダメだね、麗奈にこんなに心配されて
生半可な決断が、一番傷つけることを知ってるのに
私は、グッと拳を握ると
携帯を取り出した
連絡先のところから翔くんの場所を選んだ
「麗奈、見てて・・・」
"連絡先を削除"
その部分を押した
「ちょ・・・まゆき!?」
「いいの。
これで・・・いいの。」
にこっと笑うと、麗奈はそれ以上なにも言わなかった。
さあさあ・・・終わりますよぉ?




