Color.30
あと・・・4日。
短いようで、長い。
「まゆき・・・折角来たんだし。
どこか、行こうか?」
「え?」
「パアッと忘れちゃうくらい・・・
楽しもうよ。」
こういうとき、麗奈って本当、強いと思う。
すごく、羨ましいよ。
そういうところ・・・
「うん。」
ホテルを出たら、
あの日みたいに、翔くんがホテルの前にいた。
「え・・・?」
「麗奈ちゃん・・・悪いんだけど
まゆきちゃん、借りてもいい?」
「え?」
「俺、どうしても話したいことあって・・」
「・・・私にはないもん。」
「俺にはあるのっ」
ビクッと肩を揺らす。
その肩をそっと、麗奈は抱きしめてくれた。
「まゆき、行っといで。」
「え?」
「ここで行かなかったら、絶対後悔するよ。
いい?今日という日は今日しかないの。
後悔しちゃだめだよ・・・やりたいようにやんな。
佐倉くんや、私のことなんて考えなくていいから。」
「麗奈・・」
「今日は・・・今日だけは、自分と翔くんだけのことを考えて。
自分の幸せだけを考えて?」
「・・・うん。」
私は小さく頷いた。
「翔くん。まゆきのこと、よろしくね。」
「うん。」
「行っといで、まゆき。」
「ありがと、麗奈・・・」
翔くんのもとへと歩み寄る。
翔くんは小さく笑った。
「あ、麗奈ちゃん。」
「ん?」
「もう少しでさーやん来るから。」
「え?」
「麗奈・・・さっき私に言ってくれた言葉。
そっくりそのまま、麗奈に返すからね。」
「まゆき・・・」
「ね?」
「うん。ありがとうね、まゆき・・・」
「お礼を言うのはこっちだよ。」
二人して笑った。
そして、翔くんに向き直る。
・・・うん。
私、少しは素直になったほうがいいかな。
それがたとえ、翔くんにとって迷惑なことでも。
もう、会うことはないんだから・・・
だったら、後悔したくないから・・・
あまりにも、スピーディなので
予約にしましたー^^
今後とも、よろしくお願いします!!




