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あなたの色  作者: 桜桃
part1
29/61

Color.29




ボケ~



「麗奈ぁ。どこか出かける?」


「いや、そんな気でてこない。」


「だよね、私も。」


「ねえ、あれからさーやんとどうなったの?」


「え?」


「なんか元気ないから。」


「そーいうまゆきは、翔くんとどうなったの?」


「・・・」




さっきから、こんな調子である。





「ねー、まゆきぃ。」


「なにぃー」


「テレビって、なんであるんだろーね。

 どうして、アイドルとかあるんだろーね。

 芸能界って・・・なんだろうね・・・」




次第に言葉が弱くなって、


麗奈は泣き始めてしまった。




「うん・・・神様って残酷。

 どうして、わたしに東京行きをOKしたんだろ・・・」


「まゆきぃ・・・」


「ごめんね、麗奈・・・

 私が無理いってついてきてもらちゃったから・・・

 ほんと、ごめん。」




とうとう、私まで涙が出てくる。




「麗奈、泣かないで・・・・泣かないで・・・」


「まゆきだって泣いてるじゃない・・・」


「うん・・・だね、うん・・・」




その日は、ずっと泣いていた。



























「麗奈は・・・なにがあったの?」


「・・・私、ファンとかそんなんじゃなくて・・・

 本気で千歳が好き。」


「・・・うん。」


「だけど、優しくされればされるほど、

 好きになれば好きになるほど・・・

 私、自分がみじめになちゃって。

 この人は、私をファンとしてしか見てないのに・・・て」




麗奈は、私が驚く程弱っていた。




「どーしよ、まゆき・・・

 私、ばかだ。

 大馬鹿野郎だよ・・アイドル相手に本気になるなんて・・・」




私の胸の中で泣きながら、麗奈は聞いてきた。




「まゆきは・・・?」


「私は・・・キスされて抱きしめられた。」


「え!?」


「そんな驚かないでよ・・・ 

 どうせ、同情なんだから・・・さいあっ、く・・・」


「まゆき・・・」


「でも、大丈夫・・・私には、章が・・・いる、もん。」




ほとんど、言い聞かせてるような感じだった。


自分でもわかっていた。


だけど、言い聞かせないと・・・


自分が自分じゃなくなるような・・・そんな感じがした。


もう、壊れちゃいそうで。



期待したら、それ以上の大きさで裏切られるんじゃないかって・・・




「恐いよ・・・麗奈ぁ・・・」





私の言葉を聞きながら、


麗奈は何度も何度もうなづいてくれた。















どうなっていくのか!


よろしくおねがいします♪

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