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「翔くん・・・?」
俺にしなよ、ってどういう意味なの?
同情ならいらない・・・
そんな優しくしないでよ。ばか・・・
そうやって何人の女の子に声をかけたの?
何人の女の子を抱きしめたの?
ほかの女の子と一緒にしないで・・・
自然と涙が溢れた。
──私、翔くんが好きなんだ・・・──
改めて気づいた、私の気持ち。
なんで、今気づいちゃったんだろ。
バッドタイミングだよ・・・
あなたは芸能人で私は一般人なのにね。
住む世界が違いすぎるよ。
簡単に、なんとも思ってない女の子に思わせぶりなこと言うなんて。
私には理解できないよ。
「翔くん・・・離して・・・?」
「なんで?」
「私には、かれ「知ってる。」
「じゃあ・・・」
「だけど、今離したらまゆきちゃん、また泣いちゃうでしょ。」
「な、泣かないもん。」
「嘘つけ。」
翔くんの腕が強くなっていくのがわかった。
「翔くん・・・
これ以上私を弱くさせないで・・・」
あなたへの思いが止められそうにないよ・・・
私を受け止めることなんてできないくせに。
やめてよ。
「翔くん・・・ごめんね・・・」
翔くんの唇にキスを落とす。
フッと翔くんの力が抜けたのを確認して
腕から抜け出した。
次回もよろしくお願いします!




