Color.26 sho-side
──俺もまゆきちゃん大好きだよ
そう言ってから、ちょっと恥ずかしくなった。
なに言ってんだろ、俺・・・
「し、翔くん・・・」
「なに?」
「あ、ありがとう・・・嬉しいよ。」
「まゆきちゃん・・・」
にこっと笑ったまゆきちゃんに
俺も微笑み返した。
だけど、すぐに彼女の顔が曇る。
「どうした?」って聞こうとしたら
先にまゆきちゃんが話し始めた。
「・・・なんで、彼氏には言われないんだろ。」
「か・・れし?」
「うん。」
誰だよ、彼氏って・・・
嫉妬という名の黒いものが渦巻く
「まゆきちゃん、彼氏いたの?」
「一応ね・・・
翔くんと似てるんだけど、無口でクールで
なに考えてるかわからない人。」
そう言って、悲しそうに微笑んだ。
何も言えない・・・
「告白はね、私からなの。
最初はクールだけど優しい章・・・彼なんだけどね
章が好きだったんだ。
好きか嫌いかって言われたら好き。そんな理由で付き合ってもらっても
かまわない。付き合えるなら。
そんな風に思ってた・・・だけど、実際付き合ってみたら、辛くて・・・」
気がついたら、まゆきちゃんは泣いてた。
「彼は、私のこと・・・どう思ってるんだろ。」
誰だよ、その彼氏・・・
なんでまゆきちゃんをなかせんだよ・・・
イライラして、彼氏を殴りたくなった。
「高校まで離れちゃって・・・
メールも私からで・・・なにをするのにも私からで・・・
疲れちゃうよ・・・」
涙を拭うことなく、ただ流れてる
「友達にも言われちゃったの。
相手は頭脳明晰のエリート高校に通う男なんだから
恋愛にまで手がまわらないんだって・・・」
「・・・」
「そんなの、私が一番わかってるよ・・・
彼にとって、私は友達以上になれないことくらい。
だけど、周りに言われたら・・・
意外とグサッときちゃうもんなんだよね。」
俺に向かって、にこっと笑うまゆきちゃんが
痛々しくてたまらなかった。
どうして、そんな辛そうに俺に笑うんだよ・・・
そんなに、辛いなら別れちまえよ。
自分が一番辛いくせに、俺に気を使ってんのがバレバレ。
気がついたら、目の前の彼女の唇を奪っていた。
どうしてか、自分でもわからない。
「え・・・?」
「まゆきちゃん・・・」
だけど、もう気持ちを抑えられそうになかった。
彼女を抱きしめる。
一気に感情が溢れ出てきた。
「俺にしなよ。」
翔ちゃんサイドだと、こんなんです♪
どうなるんでしょーか?
次回もよろしくお願いします。




