Color.25
──俺もまゆきちゃん大好きだよ
ねえ・・・この言葉はどんな意味なの?
私、バカだから期待しちゃうよ。
「し、翔くん・・・」
「なに?」
「あ、ありがとう・・・嬉しいよ。」
「まゆきちゃん・・・」
胸が鳴った。
嬉しい・・・それはとても正直な感想。
だけど、それと同時に悲しさもきた
「・・・なんで、彼氏には言われないんだろ。」
「か・・れし?」
「うん。」
「まゆきちゃん、彼氏いたの?」
「一応ね・・・
翔くんと似てるんだけど、無口でクールで
なに考えてるかわからない人。」
なんでかわからないけど、翔くんに聞いてもらいたくなった。
「告白はね、私からなの。
最初はクールだけど優しい章・・・彼なんだけどね
章が好きだったんだ。
好きか嫌いかって言われたら好き。そんな理由で付き合ってもらっても
かまわない。付き合えるなら。
そんな風に思ってた・・・だけど、実際付き合ってみたら、辛くて・・・」
自然に涙が溢れてきた。
「彼は、私のこと・・・どう思ってるんだろ。」
気づけば、それしか考えられなくて
「高校まで離れちゃって・・・
メールも私からで・・・なにをするのにも私からで・・・
疲れちゃうよ・・・」
涙を拭うことなく、ただ流れる。
「友達にも言われちゃったの。
相手は頭脳明晰のエリート高校に通う男なんだから
恋愛にまで手がまわらないんだって・・・」
「・・・」
「そんなの、私が一番わかってるよ・・・
彼にとって、私は友達以上になれないことくらい。
だけど、周りに言われたら・・・
意外とグサッときちゃうもんなんだよね。」
黙って聞いてくれている翔くんにむかって
にこっと笑った。
翔くんは、どんな風に思ってるかな
重たい女だって、引いてるかな
翔くん。
変な話してごめん。
なんでだろ・・・
翔くんなら軽くしてくれる。
なんて思っちゃったのかもしれない。
ごめんね、迷惑な女で・・・
ごめんなさい。
とりあえず、謝らなきゃ。
そう思って開いた口が塞がれた。
柔らかくて、温かい・・・・
目の前には、翔くんがいた。
「え・・・?」
「まゆきちゃん・・・」
翔くんは切なそうな顔をしてから
私を優しくだきしめた。
「俺にしなよ。」
感想&ひょーか、よろしくお願いします(^o^)ノ
桜桃




