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あなたの色  作者: 桜桃
part1
20/61

Color.20




ドキドキしながら、ホテルを出たら


すぐ目の前に、キラキラなオーラが目に入る。



私でさえ、気づいちゃうんだよ。



バレちゃうんじゃないのかな?


不安が襲ってきた。



「き、今日は、よろしくお願いします。」


「うん。

 えっと、まゆきちゃんのお友達だよね?」


「麗奈っていいます。」


「麗奈ちゃんね、よろしくね。」

「よろしくお願いします♪」




・・・・やだ。


麗奈にそんなに笑顔にならないで。


麗奈は大好きだけど・・・だけど、心が痛い。



ズシッと鉛のようなものが乗っかってくる。





「こっちは、さーやん。」


「よろしくね、まゆきちゃん麗奈ちゃん。」


「よろしくお願いします。」


「よろしくお願いします!」




ふふっ、麗奈可愛いな・・・


それに、さーやんってイメージ通り本当に爽やか王子なの。



キラキラスマイルで、今にも光だしそう。




「じゃ、行こうか。」


「はい。」




スッと伸ばされた手が嬉しくて



思わず頬が緩む。





「んじゃ、俺らも。」


「え?キャッ」




後ろを見ると、さーやんと手をつなぐ麗奈の姿。


顔を真っ赤にさせてる。



やっぱり・・・


麗奈、よかったね。




前を向くと、翔くんが微笑む。




「なにか、あった?」


「なにも・・・

 だけど、さー・・佐山さんて素敵な方ですね。」


「え?」


「だって、麗奈が自分のファンだって聞いて

 あんなサービスまで。

 ずっとニコニコしてて、ほんと王子様みたい。」


「さーやん、かっこいい?」


「え?あ、はい。

 とっても、かっこいいと思います。」





────あれ?


私なんかまずいこといったかな?



カッコ悪いとは、言えないよね。


現に、本当にかっこいいし。



なんで、いきなり機嫌が悪くなっちゃったんだろ。




もしかして、私との手繋ぎ嫌だったのかな。


ファンサービスだから?





「あの、手・・・離しても構いませんよ?」


「・・・嫌なの?」



いや、嫌なのはあなたなんでしょ?


とは、言えなかった。



捨てられた子犬みたいな目でみないでよ・・・





「あ、いえ・・・その・・・嫌とかじゃなくて・・・」


「んじゃ、離す。」




パッと離されて、妙に寂しい気分になった。


やっぱり、嫌だったのかな。


私との手繋ぎ・・・



ズキンッてくる。




昨日はあんなに楽しそうに手を繋いでくれたから・・・


笑って話してくれたから・・・


だから、なんで今日そんなに不機嫌かわからないよ・・・


実際、麗奈に会って好きになっちゃったのかな。


麗奈、美人だもん。


心動かされちゃうよね。


仕方・・・ないよね。




しゅんっとして、下を向いた。








さーやん視点でいきます。


次回へ・・・GO!(笑)

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