Color.20
ドキドキしながら、ホテルを出たら
すぐ目の前に、キラキラなオーラが目に入る。
私でさえ、気づいちゃうんだよ。
バレちゃうんじゃないのかな?
不安が襲ってきた。
「き、今日は、よろしくお願いします。」
「うん。
えっと、まゆきちゃんのお友達だよね?」
「麗奈っていいます。」
「麗奈ちゃんね、よろしくね。」
「よろしくお願いします♪」
・・・・やだ。
麗奈にそんなに笑顔にならないで。
麗奈は大好きだけど・・・だけど、心が痛い。
ズシッと鉛のようなものが乗っかってくる。
「こっちは、さーやん。」
「よろしくね、まゆきちゃん麗奈ちゃん。」
「よろしくお願いします。」
「よろしくお願いします!」
ふふっ、麗奈可愛いな・・・
それに、さーやんってイメージ通り本当に爽やか王子なの。
キラキラスマイルで、今にも光だしそう。
「じゃ、行こうか。」
「はい。」
スッと伸ばされた手が嬉しくて
思わず頬が緩む。
「んじゃ、俺らも。」
「え?キャッ」
後ろを見ると、さーやんと手をつなぐ麗奈の姿。
顔を真っ赤にさせてる。
やっぱり・・・
麗奈、よかったね。
前を向くと、翔くんが微笑む。
「なにか、あった?」
「なにも・・・
だけど、さー・・佐山さんて素敵な方ですね。」
「え?」
「だって、麗奈が自分のファンだって聞いて
あんなサービスまで。
ずっとニコニコしてて、ほんと王子様みたい。」
「さーやん、かっこいい?」
「え?あ、はい。
とっても、かっこいいと思います。」
────あれ?
私なんかまずいこといったかな?
カッコ悪いとは、言えないよね。
現に、本当にかっこいいし。
なんで、いきなり機嫌が悪くなっちゃったんだろ。
もしかして、私との手繋ぎ嫌だったのかな。
ファンサービスだから?
「あの、手・・・離しても構いませんよ?」
「・・・嫌なの?」
いや、嫌なのはあなたなんでしょ?
とは、言えなかった。
捨てられた子犬みたいな目でみないでよ・・・
「あ、いえ・・・その・・・嫌とかじゃなくて・・・」
「んじゃ、離す。」
パッと離されて、妙に寂しい気分になった。
やっぱり、嫌だったのかな。
私との手繋ぎ・・・
ズキンッてくる。
昨日はあんなに楽しそうに手を繋いでくれたから・・・
笑って話してくれたから・・・
だから、なんで今日そんなに不機嫌かわからないよ・・・
実際、麗奈に会って好きになっちゃったのかな。
麗奈、美人だもん。
心動かされちゃうよね。
仕方・・・ないよね。
しゅんっとして、下を向いた。
さーやん視点でいきます。
次回へ・・・GO!(笑)




