Color.2
「で?最近、まゆきはどうなの?」
「え。なにが?」
「なにがって・・・佐倉くんのことだよ。」
「あぁ・・・章ね・・・」
章は、私の彼氏。
同じ中学だった。
猛烈に片思いに熱中して、勢いで告白して・・・
OKしてもらったの。
大人しくて、勉強ができて、本が大好きで・・・
あんまり女子と話さない人だったけど、私となら話してくれる人で。
ちょっとした、優しさを見せられて好きになった。
一緒に帰りたい。
そう思ったこともあったけど、先に帰っちゃう人で・・・・
私は、一度も一緒に帰らないまま、卒業した。
デートだって、したことない。
メールも、たまに。
「自然消滅しちゃうよ?」
「・・・でも、メールするきっかけだって、私からなんだよ?
いやだよ・・・自分からいくなんて。
少しは、向こうからきてくれたっていいじゃん。」
「そりゃそうだけど・・・」
「しかも、デートの誘いも自分て、おかしいでしょ。
普通は、男からするもんじゃないの?」
「いやいや・・・そうとは限らないぞ?」
「うるさいのがきた・・」
麗奈はため息と同時に息を吐いた。
「どーしたの?純。」
「相手は頭脳明晰のエリート!
恋愛までいくわけねぇじゃん!」
「んじゃあ、なんでまゆきの告白OKしたの?」
「好きか嫌いか、だったら好き。だったからじゃねぇの?」
胸にグサッとときた。
確かに、そうだと思う。
彼の口から一度も好きだと言われたこともないし、
感じたこともない。
本当に、彼は私が好きなのか。
疑問に思ったことは、少なくなかった。
「だけどね・・・」
「いいよ、麗奈・・・純の言う通りだもん。」
「まゆき・・・」
「でも、やっぱりツライかなぁ・・・」
窓の外を眺めた。
「あ・・・わり、まゆき・・・」
「謝らないで。
本当のことだもん。」
麗奈は、思いっきり純を睨みつけて
優しい言葉で囁いた。
「大丈夫。
まゆきなら、大丈夫だよ。」
「うん・・・ありがと・・・」
「それよりね!
ママに相談したら、東京行きイイって!」
「ほんとー?
私んとこも!麗奈ちゃんと一緒なら安心だわ。
って、私どんだけ信用されてないんだか・・・」
「ははっうちもだよ、まゆきなら良いってさ!」
「え?東京って、なに?」
?マークの純に向かって、私たちは口を揃えて言った。
「「純には、ひみつぅ♪」」
あぁ、なんて物語が素早く進むのだろう・・・
向こうの連載よりも、楽しいです・・・笑 (。-∀-)
桜桃




