Color.16
「んじゃ。」
「さ、さよなら・・・」
とりあえず、別れたけど・・・
どうしよ・・・
あれじゃ、完全に明日案内してもらうことになってる!
やばやば・・・
ファンに殺される・・・
そう思っただけで、気が重たくなった。
「とりあえず、部屋戻ろう・・・」
思い足を動かしながら、
やっとの思い出ドアを開けると、目の前には麗奈がいた。
「あれ、麗奈・・・」
「あれ、麗奈・・・じゃない!何時だと思ってんの!?」
「え?」
時計を見ると、23時・・・
私が出てから、2時間経っていた。
「ごめん・・・コンビニ行ったわいいものの、迷った・・・」
「はあ?」
「携帯も置いてたから・・・」
「知ってる。電話したらカバンから鳴ったんだもの。」
「ごめんなさい・・・」
「とりあえず入って。
ここじゃあ、周りの迷惑になる・・・」
麗奈に怯えながらも、中に入っていった。
「んで?どうやって戻ってきたの?」
「えっと・・・その・・・」
「ちゃんと言わないとわかんないよ?」
「桐谷翔さんに送ってもらった・・・」
「きり、たに?」
「そう。」
「誰それ。」
「え?」
いやいや・・・あなた、K/Sのファンでしょ。
「あのぉ、麗奈さん。」
「なに?」
「K/Sの翔くんなんだけど・・・」
私の言葉に目を丸くさせた麗奈。
そりゃそうだ、私でさえびっくりしたんだもん。
「まゆき。」
「なに?」
「私、怒ってないから。
本当のこと、言って?」
あー、ダメだ・・・
完全に信じてくれてない。
「麗奈、本当なの。」
「まゆき・・・酔ってる?」
「酔ってないもん!
信じて!本当なんだよ、それで明日・・・東京案内するって言われた。」
「・・・その言葉、信じろと?」
「うん、だよね。
私もからかわれてるかと思ったし。
第一、トップアイドルが一般人の案内なんて・・・
ファンに殺されると思ったもん。」
「そりゃそうだよ。」
「だけど、アドレス交換しちゃったし・・・
あとで連絡するって言われた・・・」
「それ、本当なの?」
「本当だって言ったじゃん!」
「え?え?」
うんうん。
わかるよ、そうなるよね。
混乱する気持ちはよくわかる。
私もさっきまでそうだったんだから。
「でね、麗奈の大好きなさーやんもいるよ。」
「え、え・・・・」
麗奈は顔を真っ赤にさせて、そのまま倒れてしまった。
今日で終わったらどーしましょ・・・
まあ、それはないんですけど・・・(。-∀-)




