Color.15
「あ、あのぉ・・・明日って?」
「まゆきちゃん、ケータイ。」
「は、はい。」
って、この人私の質問を軽くスルーしたよね?
私も普通の携帯渡しちゃったし。
どんだけマイペースなんだろ、この人・・・
私は不思議でたまらなかった。
「よし、アドレス入力完了。」
「え?」
「あとで、連絡するから♪」
「あ、あの・・・」
「明日のことで、いろいろあるでしょ?」
この人ってば、自分が大人気だってわかってるのかな?
明日だって、どうせ仕事のくせに。
朝から夜までスケジュールびっちりでしょ?
私の顔があまりにも、怪訝そうにしていたのか、
翔くんは、また噴き出した。
「あんまり変な顔してると、ブサイクになるよ。」
「失礼ですよ、翔くん。」
「ごめんごめん。
とりあえずさ、まゆきちゃんは笑ってたほうが可愛いからね。」
そう言って、翔くんは「スマイルスマイル」と言う。
あなたのほうが、十分可愛いです。
悔しいけど。
「えっとさ、東京初めてでしょ?」
「は、はい・・・」
「だったらさ、明日俺らが案内するから。」
「あ、そうですか・・・ってえぇぇぇ!?」
「クスッ、本当にいい反応するよね。」
「あ、あの・・・案内するってどういうことですか!?
明日だって、仕事があるでしょ?」
「まあ・・・だけど、大丈夫だから。」
大丈夫じゃないって・・・
「それに、俺らって・・・?
ま、まさか・・・」
「そ。俺とさーやんで、案内するよ。」
「え、えぇぇぇぇぇぇ!」
「どう?そうそうないよ?」
「そりゃそうですよ!
大人気アイドルに案内させるなんて、ファンに殺されます!」
「んな、大げさな・・・」
「大袈裟じゃありません!」
この人、自分の人気を理解してないよ・・・・
思わず頭を抱えたくなった・・・
次回もよろしくお願いします。




