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あなたの色  作者: 桜桃
part1
15/61

Color.15





「あ、あのぉ・・・明日って?」


「まゆきちゃん、ケータイ。」


「は、はい。」



って、この人私の質問を軽くスルーしたよね?


私も普通の携帯渡しちゃったし。



どんだけマイペースなんだろ、この人・・・



私は不思議でたまらなかった。





「よし、アドレス入力完了。」


「え?」


「あとで、連絡するから♪」


「あ、あの・・・」


「明日のことで、いろいろあるでしょ?」




この人ってば、自分が大人気だってわかってるのかな?


明日だって、どうせ仕事のくせに。


朝から夜までスケジュールびっちりでしょ?




私の顔があまりにも、怪訝そうにしていたのか、


翔くんは、また噴き出した。




「あんまり変な顔してると、ブサイクになるよ。」


「失礼ですよ、翔くん。」


「ごめんごめん。

 とりあえずさ、まゆきちゃんは笑ってたほうが可愛いからね。」



そう言って、翔くんは「スマイルスマイル」と言う。



あなたのほうが、十分可愛いです。




悔しいけど。




「えっとさ、東京初めてでしょ?」


「は、はい・・・」


「だったらさ、明日俺らが案内するから。」


「あ、そうですか・・・ってえぇぇぇ!?」


「クスッ、本当にいい反応するよね。」


「あ、あの・・・案内するってどういうことですか!?

 明日だって、仕事があるでしょ?」


「まあ・・・だけど、大丈夫だから。」




大丈夫じゃないって・・・




「それに、俺らって・・・?

 ま、まさか・・・」


「そ。俺とさーやんで、案内するよ。」


「え、えぇぇぇぇぇぇ!」


「どう?そうそうないよ?」


「そりゃそうですよ!

 大人気アイドルに案内させるなんて、ファンに殺されます!」


「んな、大げさな・・・」


「大袈裟じゃありません!」




この人、自分の人気を理解してないよ・・・・




思わず頭を抱えたくなった・・・









次回もよろしくお願いします。

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