Color.13
てくてくと歩く・・・
あれから、無言だった。
ドキドキして、その鼓動が腕を通して伝わらないか、
それもそれで、ドキドキだった。
この緊張はきっと、なれないからだ。
異性と手をつなぐなんて・・・初めてだから・・・
「ねえ、いくつ?」
沈黙を破ったのは、彼だった。
「じ、16です。」
「へー。若いね。高校生だ。」
「い、いえ・・・」
「俺ね、25。もうすぐで26になんの、見える?」
「全然・・・もっと若いかと思ってました!」
「え?ほんと?
なんか、嬉しいな・・・えっと。名前聞いてなかったね?」
「まゆきです。村咲まゆき。」
「まゆきちゃんか、冬生まれなの?」
「いえ。春生まれです。」
「え?」
「なんでかわかんないんですけど、まゆきなんです。
ひらがなで、まゆき。」
「へー。おもしろいね。」
ふにゃっと笑う。
ー蒼ー
そう思った。
「あの・・・」
「ん?あ、俺はね、桐谷翔。」
「きり、たにさん・・・」
「翔がいいな。」
可愛らしい声で言われると、うんとしか言えなくなった。
「翔・・・さん。」
「さんいらない。」
「翔、くん。」
「くん・・・ま、いっか。」
よしよし、と頭をポンポンされる。
トクン、トクン
これは、きっと慣れていないせい。
────あれ、桐谷翔・・・って
「あの、きり・・・翔くん。」
「なに?」
「もしかして、K/Sの・・・桐谷翔さん?」
私がそう言うと、急に黙ってしまった。
「あの・・・違ったら、ごめんなさい。」
「・・・あーあ、もうバレちゃったか。
やっぱり、フルネームだしたらダメだね。」
そう言うとキャップを外した。
「え・・・」
「どーも。桐谷翔です。」
ふにゃっと笑う姿は、紛れもなく・・・桐谷翔だった。
なんか、スピード完結になりそうです・・・
感想くれると嬉しいです♪




