四刀 共存を目指した理想郷
まさかこんなに早く投稿出来るとは思ってなかったです。
その分、前の話より読みにくくなってる可能性が高いです。
ではどうぞ。
「博麗大結界?」
森近亭道中、俺はこの世界『幻想郷』について説明して貰っている。まさか、説明したヤツに説明される事になるとは……
「そう。その結界によって、幻想郷を外の世界から隔離しているんだ。結界には特殊な効果があって、外の世界で忘れられてしまったり、否定されたものが、幻想郷に流れつくのさ」
「なるほど、だからあんなにも古い物が転がっていたのか」
「さっき居た場所は『無縁塚』といって、外の世界の道具が流れ込み易い場所なんだ。そして、流れ着くのは何も道具だけじゃない。生き物や、植物なんかも入ってくる」
「生き物?妖怪とかか?」
「良くわかったね。そう、此処には人間は勿論、妖怪や妖精、幽霊なんかもいる。かく言う僕も、妖怪の一人さ」
「マジ!?全然そうには見えないけど」
「まぁ僕は半分が人間、もう半分が妖怪。所謂半人半妖だからね」
それは妖怪に部類されるのだろうか。まぁいいや。そんな事は置いといて、
「じゃあ里の人も忘れられた人達なのか?」
「一部はそうだろうけど、大半は結界を張る前からいた人達の子孫だよ」
「でも、周りに妖怪が居るのに大丈夫か?」
妖怪の数がどれくらいか知らないが、少なくとも陰陽師が居ないならすぐ全滅する筈だ。
「この世界はあくまで『共存』する為のものだから、基本的に里の人間を襲ったり、食べたり出来ないんだ」
「それだと、今度は妖怪が居なくなるんじゃないか?」
俺の記憶が正しいなら、妖怪は人の恐怖の具現化だ。人に恐怖を植え付けるには、襲うのが一番早い。
それが出来ないとなると、恐怖心を植え付けられない。つまり、存在出来なくなる。
「そうならない為のルールもあるんだ」
「そのルールって?」
どんなルールか知らないが、ルールでどうにかなる問題では無い気がするが……。
「『スペルカードルール』」
「スペルカードルール?」
語尾に「キリッ」って付きそうな言い方で言われたルール名。なんかカッコイイな。一体どんなルールなんだろう。
「『スペルカードルール』……『弾幕決闘』や『弾幕ごっこ』とか呼び方はいろいろあるけれど、簡単に言ってしまえば、種族関係無しに出来る遊びの様なものさ」
「それで、どうやって遊ぶんだ?」
そもそも遊びなんかで大丈夫なのか?
「『スペルカード』と呼ばれるカードに、自分の考えた弾幕の内容を念じ、名前を書き込む。これを一枚以上用意する。後は、スペルカードを持つ者同士がそれを使い、戦う。それだけ。」
「……は?それだけ?」
簡単過ぎるだろ。もっと難しい内容だと思ったのに。
まぁ、それはそれでいいけど。
「細かいルールもあるけどね。
弾幕の威力は非殺傷、弾幕は、必ず逃げ道を一つ以上作っておく、使う前には宣言する、とかね」
聞いた限り、人間用のハンデが多いな。
「勝敗は、弾幕に被弾したら負け。スペルカードを攻略、つまり避け切れたら勝ち。もし、互いに被弾数0、スペルカード枚数0の場合、より美しかった方の勝ち」
中々面白いルールだな。強さが絶対じゃないのはいい。遊びのルールとしては十分じゃないか。
「このルールにより、妖怪達は『異変』、妖怪の引き起こす怪事件を起こしやすく、人間達はそれを『解決』しやすくなったんだ。」
「なるほどな。つまり妖怪達は、異変によって人間達に恐れられ、人間がそれを解決する事で、滅ぶ事は無い。」
「そうゆう事。わかった?」
「バッチリ!」
確かに、これなら『共存』出来る。人間は恐れる側であり、それを解決(退治)する側であり続ける事が出来る。
考えたヤツすげぇな。
「おや、丁度着いたみたいだね」
「ん?おぉ」
森近に言われて前を見ると、そこには『香霖堂』と書かれた看板と、小屋が一つ建っていた。
「お前ん家、店だったのか」
「まぁね。とりあえず上がりなよ。君に聞きたい事は食事の後でもいいかい?」
「え、飯食わせてくれるんか!?」
「当たり前じゃないか。泊めるわけだし。僕はそんなにケチじゃないさ」
なんという嬉しい誤算だ。飯にもありつけるとは。森近様様だな。
「何から何まですまないな」
「構わないさ。さぁ、上がって」
「お邪魔します」
この時、俺は森近から聞かれる事は何でも答えてやろうと思った。
なんかもう、めちゃくちゃを通り越してぐちゃぐちゃですね。
一応不定期更新なので、次がいつになるか分かりませんが、早めに出来るよう頑張ります。
感想、指摘、アドバイス等、いつでも受け付けております。
ではノシ




