終わった恋歌
共感出来るかは謎です。
君の匂いを一杯吸い込んで、過ごした日々が懐かしい。
風が冷たく凍える日でも、君と温もりを分けあう事が出来た。
まだ少し外は寒かったけど、思い切って外へ出れば良かったね。
もしかしたら君の、そう望むとおりにすれば良かったのか。
あの時僕に、あと少しの勇気があったらと思う。
だからそんな僕に愛想を尽かしたのか、それとも君は僕とは別の誰かと。
君とは少しずつ、連絡が取れなくなった。
緩やかに緩やかに、物語も無いままに。
何の音沙汰も無くなって、それなりな年月が経ったけど。
君は今頃どうしているだろう、僕は今でも相変わらず。
金木犀の季節でも、きっと窓を一杯に開ける事が出来るだろう。
そしたら気だるい香りに包まれて、僕は眠りに落ちるんだ。
朝起きて、夜風に凍えるこの体を。
きっと君が暖めに、やって来てくれるんじゃないか。
そう思ってしまう、ありもしない事なのに。
感情を文章にする練習中でございます。
共感出来たかはわかりませんが、ご覧頂き誠にありがとうございました。