第八話 女子会!
「いい名前だと思うよ僕は(棒)」
「思ったより適当な返しすぎない。ちゃんと理由はあるのに。」
興奮気味に言うお姫様は元気がありすぎる。これどうやって止めればいいものなのかさっぱりだ。
「【ワンダーランド】ってよくない。元の世界から異世界に来た私たちにとってこの世界は不思議な国みたいなものでしょ。」
「なるほど。いいね。使わせてもらうよ。」
できるだけ笑顔でこたえてみると嬉しそうにベットの上で飛び跳ねる。
さて、もう十分話しただろうから寝よう。寝ようと試みるのお姫様の目はギンギンでまだ話し足りないと言う顔だった。
「ねえ。いそべは好きな人いたりしないの?実は私はいるの。誰だと思う?」
僕が答える間もなくお姫様は楽しそうに語り始める。
「実はアルトが好きなの。幼馴染で昔から騎士として私を守ってくれてるの。何十回殺されてもアルトだけは毎回私の隣にいてくれて心強い存在で…
それでだんだん好きになっていたの。」
お姫様の顔が赤く染まっていく。
でも、何十回繰り返して味方のわん公がいるのになんで死にまくっているんだよ。全然守れてねーじゃん。
「いそべは好きになっちゃダメだからね。絶対よ。」
「はいはい。好きになりそうなとこないから大丈夫。さっさと寝な。」
釘を刺されたけど流石に僕はもう眠いので容赦なくベットに横になるように促す。
さっさと早く寝てくれと思いながら僕は少しだけ目を閉じた。
少しばかり時間が経ったのか。起きるとまだ夜みたいだ。隣にいるお姫様はスヤスヤと寝ている。これならいける。先に暗い部屋の中をベットから降りて探索してみるが何にも見えず失敗。仕方ない、お姫様の服を弄って探してみようと近くに寄ってみる。
「どこにいれてるんだが。こんなとこで手間取ってる場合じゃないんだけどな。」
暗すぎてよく見えないのもあるけど。隠しそうな場所を探ってもそれっぽいやつはなさそうだ。
「スマホならアルトに渡しちゃったから。ここにはないわよ。」
起きてんのかよこいつ。しかも、わん公に渡してるだなんて最悪すぎる。
「あなた。犬嫌いなんでしょ。犬の獣人ですらダメとは思わなかったけど。可愛いとこあるのね。」
「それはどうも。じゃあおやすみ」
まさか起きているとは思わないわな。仕方なく僕はも一度寝た。
朝、お姫様に起こされると僕はすぐ着替えるように促されてわん公に連れてかれた。連れてかれた場所はどうやら訓練をするところみたいで大男たちが木の剣を持って手合わせをしていた。
朝早くから元気なもんで、僕は二度寝をしようとするもわん公に無理やり起こされ木の剣を渡された。
もしや戦えと申すかこいつ…




