第四十五話 全て予想の範囲内
準備は万端だ。敵全員一掃できるくらいのもんを出すのも大変だっていうのに。
「やったれ!ワンダーランド!」
うまいこと出たのは電車。こいつで敵全部轢き殺してやろうって魂胆さ。しかも、ただの電車なんかじゃないぜ。この電車は如月駅にあった電車だ。二部一で敵か僕。どちらかがのろわれそうだけど何とかなるだろ。
「おー。ほとんどいや、雑魚はもういないか。あとはわん公どもに任せられそうだな。で、汐お前はこっちだ。この空間の穴を通れば、神にあって元の異世界に連れて行ってくれると思うから。何だよその顔。」
「いや、元の場所に戻ったら、今いるみんなとも会えないし、このロケットえんぴつも使えないと思うと悲しくって。」
そんなに楽しかったのか。まあ、僕の楽しかったしな。こいつの使う武器もよく見てみたいし、こいつの世界にもいきたい。時間を奪うわれても記憶を失うそぶりもないもんだからな。
「また今度な。旅をする機会があったらお前を連れて行ってやる。この異世界で手に入れてものを使えるような世界でな。」
汐は元の世界に帰せた。あとは残った雑魚をわん公たちに倒させるだけだ。
「いそべが出したところの方に何かいるんだけどあれ何?すっごく嫌な感じがあいつから漂ってきてんだけど。」
「あれ?多分だけど電車のおまけ。ついてきちゃダメなやつついてるかも。多分…物理とか効かないんじゃね。」
「逃げた方がいいならそう言って、俺もホルンの上に乗るから近づいて!」
仕方ないな。わん公に近づいて安全圏まで逃げてしまおう。得体も知らないやつは無視していくしかない。ワンチャン、獅子舞でも出したら倒してくれるんじゃないか?あいつらは場所によって動くし、いうこと聞くかも知れない。囮にちょうどいい。
「乗ったなわん公飛ぶぞ。よし、獅子舞いけ。」
何事もなく出せたが、こっちみてるぞ獅子舞。これ上手く出せた気がしないな。浮かびながらこっちにきてる!
「何出したの?こっちきてる!どの敵よりも飛ぶの早いけど、このままいけば俺たち追いつかれるよ。」
「しまったな…さすが僕が出したもんたちだ。もういい、他の敵が遠のくまで獅子舞も一緒に連れながら、僕らの空間に戻るぞ。」
他のやつらはそこまで近くなくなった。このままUターンして、元々僕の空間にあった僕のものである獅子舞たちは僕の能力の範囲内だから、口の中にでも入れれば僕らの空間に戻れるだろう。
「ホルン。そろそろUターンの準備をしてくれ。いまだ。」




