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第二十三話 初めの第一歩?



俺たちは今、ダンジョンの入り口にいる。なぜ、ダンジョンの入り口に入り浸っているのか。そう、始まりはいそべが提案した(お店をダンジャン内に建てちゃおう)をするためにここに来たのに早速事件が起きた。


「このくそトカゲーーー。てめぇのその尻尾を引きちぎって今すぐにステーキにしてやろうか!されたくなきゃさっさとこのダンジョンのみちあんないしろー。」

「落ち着きなさいよ。全く。」


ついさっきこのダンジョンに入った時のこと…………



「いい。ダンジョンにお店を建てるには。まず、モンスター達が寄ってこない休憩ポイントを見つけることよ。」

「面倒だなぁ。終わったらオムレツ作れよ。」

「ええ。約束するわ。絶対にこの目で見つけて見せるんだから!」

「話聞いてる?」


お店で話している時より大きな声で楽しそうだ。ガッツポーズまでして、元気を取り戻してくれたようで良かったな。いそべは少し嫌そうな顔をしながらダンジョンの扉をの奥へと入っていった。


「ダンジョンの入り口から入るのは初めてだな。へー。入り口あたりは真っ赤なんだなあ。」

「なんかうねうねしてないか?なんだこれ?」

「入り口は真っ赤なはずないし、うねうねもしてないはずよ。二人とも上見て。」


言われた通り上をみると後ろ姿の真っ赤なドラゴンがいた。こちらに気付いてないようでゆらゆらと尻尾を揺らしている。これはやばい。今すぐ逃げようにも扉は閉まった状態で開きそうにない。


「邪魔だな。でっかいもんぶっつけてでもどかすか。お前ら後ろにさがってな。」

「でっかいもんってなによ今こんなところでそんなことしたら入り口壊れちゃうし私たち犯罪したも同然よ。そんなこと絶対にしちゃダメ。武器を使って戦いましょう。」


小さな声でいそべを説得しているとドラゴンは目の前で口から炎を吐き出している。どうやら後ろは扉、前は炎で通れなくなったようだ。


「武器ね。僕は傘。わん公は剣。オネエは………

これでいいか?」


いそべは取り出したのは至ってシンプルな箒を取り出した。


「これであのトカゲを叩け!」

「むりむり。私か弱い女の子だから!」

「お前のどこが女だよ!」


小さい声とはいえ気づかれそうなくらいの勢いで喋るからヒヤヒヤする。


「じゃー。これで飛べよ。この世界は魔法使えるんだろ。」

「箒で飛ぶなんてそんな高度な魔法技術ないわよ。」


そんな二人の掛け合いを見ていると近くから風が吹いてくる。正確に言うと俺の視界がドラゴンの顔一色に染まった。あんなにうるさくすればそりゃ気づかれるに決まってる。逃げ道はなく俺たちはこのドラゴンに殺されるのだと悟った。

刹那、ドラゴンが俺に触れるより先に何かがドラゴンに当たって倒れた。



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