第二十話 ボス対峙
入り組んだダンジョンの中ででかい竜は怒っているのか僕らを追いかけてくる。後ろを振り向いたら終わりなのに後ろを振り向いてみたくてしょうがない。わん公は大人を3人持っているのに僕の前を走っている。こいつら普通にあしはや。
「待てコラ。僕を置いて先に行くなお前ら!このままだと壁に当たる可能性があるぞ。戦えよ。」
「俺3人抱えているから流石に戦えないって。」
「私は再生魔法しか使えないから。」
「こいつら使えないな。戦える奴すらいないのか!」
ただ走っているだけじゃ埒が開かない。こうなったら奥の手を使うしかないけどうまくいくかわからないのが僕だ。
「そのまま走っていけ!」
足にブレーキをかけて僕はどデカいもん喰らわせるために標準を合わせた。
「くたばれ。いけ!ワンダーランド」
僕は大きな穴から飛び出たものを避けるためにダンゴムシのように丸まってみる。竜と僕が出した金属できたミミズのような大きい物体をぶつかる音が響き渡る。思ったより手ごたえがありそうだ。煙の中から僕が出したものをよく見てみると電車を出してしまったみたいだ。当たりだったからよかったけどちっちゃいものだったら僕は死んでた可能性があったな。
「気絶してるみたいだけど起きる前に電車回収して帰るか。さすが竜、電車がボコボコになるほど硬いんだな。おい。お前らこの竜ぶっ倒れてるから大丈夫だ。はや後ろにいないのかよ。」
何処まで走っていったんだ。あいつら迎えに行くより竜がいたでっかい部屋を見にいった方がいいな。何かアイテムとかあるかもしれないからな。ボスは絶対いいものを持っているからゲームでも漫画でも。デカい部屋に入り宝箱を探すと真ん中に置いてある宝箱を見つけた。
「さてさて何が入っているのかな。これはなんだ?大したもんなさそうだけど持っていくか。」
適当に白い空間に入れているとわん公達が戻ってきていた。だいぶ遠くに行ったように感じたがやっぱはやいな。
「いそべドラゴンを倒したのか?」
「気絶させただけだ。もうここにはなんもないから帰るぞ。」
「残念ね。見つかったのは冒険者の3人だけみたいね。収穫は何もないなんて私たちついてないわ。」
店の中に戻ると外はどうやら夕方らしい。意外と時間が進んでるもんなんだな。まあいい、竜が持ってた宝とこの探索者の持ってるもんを貰えばいい。
「アイテムひとつもなしに帰ってきちゃったな。」
「なんでもいいから持ってきていたら依頼達成だったのよ。もう帰ってきちゃうなんてこの3人が相当心配だったのね。大丈夫私が手当しておくから気にしないで今は休んでいてね。」
変な勘違いされたけどまいっか。僕らは大人しくバーの椅子に座って休むことにした。




