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ラーメン屋は怖いとこじゃないよ

作者: 秋暁秋季

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


注意事項2

ラーメンとか油そばとかで働いてるギャルのお姉さんは、陰キャにも優しいと思って生きてます。

『ラーメン屋は入りにくい』の女性界隈の中では言われているが、一度暖簾を潜ればそんな事はない。今日はそんな話をしておこうと思う。

そして『ギャルとは怖いもの』と思っていた私の偏見を軽くしてくれた有難い場所でもある。


テーブル席にちょこんと腰掛けて、ラーメンが出来るまで彼女と話をする事になった。

「入ってみれば、どうと言うことは無いんだね」

「そうだよ〜」

それなら是非ご贔屓に。という言葉を飲み込んだ。あんまり強く押し付けるのは良くない。

彼女の反応を見てみると、私が一人でラーメン屋に入った日の事を思い出す。


最初に入ろうか迷って、遠目からソワソワしていた。一人で入っても大丈夫かな? 『お前が来るところじゃない』『さっさと帰んな』とか言われないかな?

そんな事を考えながら、取り敢えず足を踏み入れた。早い時間という事もあって、店内は空いていた。一人の戸惑っていると、金の髪した、アイラインもマスカラもバッチリなお姉さんが静かに此方に歩み寄る。

ギャルのお姉さんだ……。根暗が来てすみません。そう萎縮しまくる私を他所に、金髪のお姉さんは深深と頭を下げた。そしたただ一言。

「いらっしゃいませ。まずは食券をお買い求め下さい」

ちらっと横目で見ると、券売機があった。

「あ、はい」

取り敢えず、食べたかった豚骨醤油を購入。お姉さんは購入する際も傍にいて、買い終わるのを待っている様だった。取り敢えずお金を入れてボタンを押し、控え目に渡すと、質問を少々。

味の濃さとか、麺の硬さとか。

「麺大盛り無料ですが如何ですか?」

「お願いいたします」

「ご飯も無料でお付けいただけますが」

「下さい」

それからちょこんと座って、ラーメンが来るのを待った。食べている時も誰も誰も何も話さず、静かな時間が続いた。

丼は台に乗せた方が良いか放置で良いか。でもテーブル拭くしね。と思って結局テーブルへ。

「ご馳走様です」

そう言うと、パタパタとあの金髪のお姉さんが駆け寄ってきて、また深深と頭を下げてくれた。

「有難う御座いました」

その時に、今まで滅茶苦茶『ギャル怖い』と思っていたのが恥ずかしくなった。少なくともこのお姉さんはちゃんと私を客として扱ってくれた。礼儀正しいとも思った。


「怖いところじゃないよ。全然、怖いところじゃないよ」

寧ろ新しい見解を見せてくれる場所だよ。

たまには平和な話をしようと思います。


ラーメン屋、油そば屋、スタ○、ポケ○○で働いてる方々は、社交性半端ねぇんですよ。

どんな修練詰んだんだってぐらい、コミュ力高いんですよ。


中でもラーメン屋、油そば屋で働いてる方々は礼儀正しいんです。

多かったのが、来店して一礼。そして退店する時にもわざわざ頭を下げてくださいました。

色んな見せ行きましたけど、わざわざ駆け寄って頭おかしい下げて下さるの、ラーメン屋と油そば屋だけでした。


だから怖い場所じゃないですよ。というお話。

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