拾われた俺
こんばんは~!
定期考査と治らない口内炎に、ひいひい言っている夜月でございます。
今回は私情(主にテスト)の関係で、少し短い作りとなっていますが、よんでいただけたら嬉しいです!
「ねぇねぇ、おにぃさん、なぁにしてるの?」
俺を目覚めさせたのは、そんな女の子の声だった。
目を開ける。すると、俺の視界には、ブロンドの髪を高い位置で2つに結った、小さな少女がいた。
「あ!おにぃさん起きた!」
その少女は俺が目を覚ましたのに気付き、反応した。
俺はあの政府の奴らに騙されて、ここに捨てられたんだったな。
そうだ、マナミは無事か!?彼女は、アルカナの住民ではないらしい。ということは、魔法に対する耐性が、まだ弱いはずだ。大丈夫だろうか。
そう思って俺は起き上がり、周囲を見渡した。
「!?」
俺が確認できる範囲に、マナミの姿がなかったのだ。
そんなはずがない。あいつらは、俺らを同じ場所に降ろしたはずだ。マナミが1人で移動をしたとも考えられない。
俺は立ち上がって、マナミを探そうとする。
しかし、足に力が入らない。さっきの魔法の影響だろう。
この少女は、なにか、マナミについて知っていることはないだろうか。
「君。この近くで、俺と同じくらいの年の少女を見なかったか?髪は黒色をしているから、きっとすぐわかると思うんだが。」
「くろかみのおねぇさん?見てないなぁ。ソフィー、さっき来たばっかりなの。」
分からないらしい。残念だ。
この女の子の名前が、ソフィアだろうということは、なんとなく分かった。
「あ、でもね!さっきお家を出た時にね、そんな感じのおねえさん、見た気がするよ!一瞬だったから、ちゃんと見れなかったけど。」
おぉ。マナミらしき人を見たらしい。黒髪なんてアルカナでは珍しいから、きっとマナミだろう。
「ねぇ、ソフィーちゃん。俺をそこに案内してくれないか?そのおねえさんは、大切な人なんだ。」
「いいよ!案内してあげるね!」
良かった。これでマナミを見つけられるかもしれない。
「れっつごー!出発だよ!」
そう言ってソフィーは、走り出していった。
しかし、俺は問題に気付いた。まだ上手く、動くことが出来なかったのだ。
「ま、待ってくれーーー!」
ソフィの家があるという村が見えてきた。
俺がどうやって来たかというと、ソフィーのおぶられてきたのだ。まだ6歳くらいの女の子、そんな小さな子におぶられる少年。なんというか、恥ずかしい。
「ついたよ!」
そう言って彼女は、俺を背中から降ろしてくれた。
しかし、なぜ彼女はこんなに力があるのだろうか。ふつうの子供なら、俺の事なんて持ち上げることもできないだろう。
地面に足をつくと、先ほどよりずっと体が楽になっていた。
「もぉ!こんな子供におんぶしてもらうなんて、大人げないのぉ!」
「ありがとうな。」
思っていたことを言われてしまった。
俺はソフィーについて、村の敷居をまたいだ。
その中には、少し不思議な光景が広がっていたのだ。
村の住民みんなが、ソフィーのように怪力だったのだ。
大木を一人で運ぶもの、もう使わなくなったであろう荷馬車を素手で壊すもの。村人みんなが異常なほどの、力を操っている。
しかし、誰1人として、筋肉モリモリな人はいないのだ。
「あ、そっか!おにいさんしらないんだった!あのね、ソフィーの村はね、みんなとっても力持ちなの!すごいでしょ!」
そういうことか。この村は力が強い人の種族が集まったところなのか。
「でもね、アルカナのみんなはね、この力が怖かったらしいの。それでソフィたち、追い出されちゃったんだって。ばぁばが言ってたよ。」
どういうことだ?俺は、アルカナに捨てられたんじゃなかったじゃなかったのか?
「それはどういうことだ?ここは、アルカナじゃないのか?」
「んーっとね、」
「ほっほっほ。」
ソフィーが、俺の問いに答えようとした時に何者が、声をかけてきた。
「あ!ばぁばだ!ただいま!」
「おぉ、愛しき孫娘よ。良く帰ったな。そして客人よ。わしはこの村の長じゃ。この村の成り立ちに興味があるなら、わしのうちに来るといい。お茶でもしながら、話してやろう。」
そう言って彼女らは、去っていく。
俺はその後ろについて、この村の長というものの、家に入ったのだ。
5話も最後まで読んでいただけて嬉しいです!
そして、こんな後書きまで読んでくれているあなた!とってもお優しいのですね!
また来ていただけるとうれしいです!
評価、ブクマ等していただけると、夜月がとっても喜びますので、よろしければお願いします!




