役人たち
開いてくださりありがとうございます!
それでは、お楽しみください!!
家に帰ったら、政府の役人と、マナミが玄関に立っていた。
何がどうなっているのかよくわからない。
玄関に駆けつけていくと、マナミがこちらに気がついて、首を傾げた。どうやら状況が分かっていないようだ。
俺もさっぱりだが、とりあえず役人に声をかける。
「昨日ぶりですね。何か用事ですか?」
「ルーカス様!待っておりましたよ!もう、ドアを開けたらパートナーが出てくるからびっくりしましたよ!」
パートナー??
何のことを言っている。ドアを開けたのはマナミじゃないのか?それにいもしないパートナーが、ドアを開けるんなんておかしな話だ。
「あれ。まだ理解されていないご様子ですね。でしたら少し家の中でお話でもさせてもらえませんか?なんせ、こんなに視線があったら、話づらいですからね。」
そういって彼らは勝手に家の中に入っていく。いくら政府のものとはいえ、無礼すぎないか?
しかし俺は彼らが家に入る直前に言った言葉を、聞き逃さなかった。
「国家機密をこんなに多くの人に、知られるわけにはいかないからな。」
「あの、これはどういう状況ですか?」
マナミに問われる。
目覚めたら知らない人の家で、しかもよくわからない来客と来たら、相当不安だっただろうな。
俺もわからないが、彼女を安心させるところが先であろう。
「気にするな。お前は俺の部屋に戻ってろ。」
マナミは関係ない。部屋に戻っていてもらうことにした。
しかし、マナミが階段に足をかけようとしたときに、役人の1人が口を開いた。
「パートナーの方も一緒にいらしてください。その方が伝える手間が省けるでしょう?あ、いえ、違いましたね。彼女も、一緒にいた方が良いでしょう?」
どういうことだ。
先ほどからおかしいとは思っていたが、マナミが俺のパートナーなのか?だが人間がパートナーなんて聞いたこともない。
彼らは何を言っているんだ。
「やっぱり上じゃなくて、ここにいてくれるか。」
「分かりました...。」
マナミが不可解そうな顔をして戻ってくる。
巻き込んでしまって申し訳ないな。後で、さっき見た店で何か欲しいものでも買ってやろう。名前は何と言ったかな。そうだ、エルマーニュだ。
しかし、彼らは立ったまま話すつもりなのだろうか。
「もしよろしければ、座って話しませんか?お茶でもだしますよ。」
「そうさせてもらえるとありがたいです。お言葉に甘えさせていただきましょう。」
座って話すことになった。
予想はしていたが、やはり短い話ではないのだろう。
それと彼らのうち一人しか話していないのが不可解だ。立場に違いでもあるのだろうか。
とりあえずお店が閉まる時間には終わってほしいものだが。
俺はカップに紅茶を注ぎ、テーブルへと持っていく。マナミのには少しだけミルクを入れておいた。
テーブルには、彼らとマナミが対面となって座っていた。
「お気遣い、ありがとうございます。」
俺は全員の前にカップを置き、自身も席に着く。
俺が座ったとたん役人は、待ってましたと言わんばかりに口を開いた。
「まずは、先日の謝罪をさせていただきますね。あれから本部に帰り、確認を取りましたら、ルーカス様パートナーは大剣ではございませんでした。あの節は誠に申し訳ございませんでした。」
そうだ。そもそもの事の発端はそこだったな。
だが謝罪のためだけに、わざわざ2度も馬車まで出して訪れないだろう。
本当の目的はなんだ?
「しかし!我々の判断は一部あっていたではないですか!なんせあなた様のパートナーはこんなに美しい!」
そういって彼らはマナミに視線を向けた。
やはり彼らはマナミのことをパートナーと言っているようだ。
マナミは驚いた顔をしてこちらを見ている。
この国のものでないとしても、アルカナの国民がみなパートナーと呼ばれる物を持っていることくらい、聞いたことはあるだろう。
しかしマナミは俺の予想に反したことを口に出した。
「パートナーってなんですか?」
え、知らないのか?アルカナのパートナーのことを。聞いたこともないのか?
アルカナは土地こそ大きくもないが、力という意味ではかなりの大国だ。それなのに知らないとは少し衝撃だ。
「アルカナ魔道国家といえば、パートナーだ。聞いたことくらいあるよな?」
「アルカナ魔道国家??ここは、日本ではないのですか?」
二ホン?聞いたこともない。どこかの国の地名だろうか。
マナミの質問に俺が質問で答える前に、役人が答えた。
「えぇ、そうですよ。ここは日本ではありません。ここは日本とは違う世界です。すなわち異世界ですよ、お嬢さん!!」
異世界?どういうことだ。
マナミが言う二ホンは、別の世界に存在しているということか?
「待ってください!異世界だなんて、そんな。どういうことですか!?私、そんなの聞いてません!帰りたいです!帰れるんですよね?」
マナミが急に大きな声で話し出した。
俺だけ話についていけてない。用があったのは俺じゃないのか?
「まぁまぁ、お嬢さん。落ち着いてくださいよ。」
「落ち着いてなんていられませんよ!私、家に帰らなきゃいけないんです!母が、母が待っているんですよ!帰してください!早く!!」
マナミがより声をあげる。何があったんだ?
「五月蠅い。」
役人の一人、今まで口を開いていなかった方が初めて口を開いた。
そしてマナミに手を向けて言った。
『寝ろ。』
その瞬間、マナミは力を失い、床に崩れ落ちた。
私、今週定期テスト何ですよね。
がんばりますので、評価くれたらうれしいなぁ...
それではまた、お待ちしております!




