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出会い

こんにちは!夜月(よづき)と申します!

『パートナーを召喚したつもりが異世界召喚をしていた話』を開いて頂き、本当にありがとうございます!

読者様を楽しませられるように最大限毎日20時に投稿いたしますので、毎日開いてくださいね?(笑)

それでは、私はこれで失礼します!またお目にかかれること楽しみにしてますね!


 どうも。スポーツ万能、頭もそこそこいい好男子のルーカスだ。ちなみに俺は魔法も使える。


 俺の故郷は魔道国家アルカナなんて大層な名前だが、本当に魔法を使える国民なんて全体の1割程しかいない。貴族の生まれと1部の才能を持つ平民のみだ。


 だから平民である俺が魔法を使えるのは中々凄いことだ。みんな俺の事が羨ましいだろう。

 強いて言うなら背丈が低いことがたまに傷だ。


  だが、他の国にも魔法を使えるものが産まれない訳では無い。アルカナの1割というのは決して多い数字では無いのだ。


 この国が魔道国家と呼ばれる理由はもう1つ他にある。


 アルカナに住む国民達は魔法を使える使えないに関係なく、一定の年になるとパートナー召喚という行為が行えるようになる。


 パートナーといえども基本は道具である。剣や弓などを出現させるものや、農具などを出現させるものもいる。


 一般的に武器はあたり、生活品ははずれと言われ、出現率は半々と言ったとこだろうか。生活品だと思っていた物が実は武器となるものだったというケースもある。


 また、元々魔力を持っていなかったが召喚したパートナーに魔力が篭っていて、魔法が使えるようになることもあるらしい。


 召喚できるものはその人の意思に影響されると言われている。


 だが時には道具でないものが召喚されることもある。生き物だ。その生き物が愛玩動物であるか、戦場で役に立つのかという事は俺も知らない。


 そもそも生き物を召喚できる者が少ないからだ。


 童話にはこの世界に存在しない生き物を召喚したものもいるという。彼はその話の中で英雄として語られていた。


 平均的に召喚が可能になるのは15歳からだと言われている。俺はあと3日で15となる。


 あぁ、何が召喚されるか楽しみだ。運動ができる俺の事だ、きっと短剣なんかだろうか。いや、俺は魔法が使えるから魔導書なんかかもしれない。


 でも俺をより強くする物が召喚されるに決まっている。本当に楽しみだ。


「すみませーん。アルカナ魔道国家召喚支部のものですがー。」


 そんな事を考えていた時に人が訪れた。俺は急いで2階の自室の窓から玄関の様子を覗く。


 国の役人が2人ほど来ている様子だった。


 外には馬車求められている。こんな下町に馬車なんかで来て何の用だろう。


 俺はとりあえず玄関に向かうことにした。父は今外出中であるが偉そうな人だし、外に立たせておくのもあれだからだ。


 召喚がどうのとか言っていたがきっと父に用があるのだろう。






 戸を開けるときちっと正装をした男女が立っていた。


「すみません、今父は外出中なのですが中で待っていただいてもよろしいですか?」


 と俺は訪ねる。凄く偉い人ではいけないから丁寧にだ。すると彼らは


「いえ、私たちが用があるのはお父様ではございません。ルーカス様でございます。」


 俺にか?俺はこんな人達と関わった記憶なんてない。それに召喚だってまだ出来ないのだから俺に用事なんておかしいだろう。


 そう思っていると訪ねる前に彼はさらにおかしな事を言い出した。


「ルーカス様がパートナーに武器を召喚したと聞き参りました。それはもうとても美しい大剣だと我々は聞いております。早速ですが見せていただく事はできませんか?」


「ちょ、ちょっと待ってくれ。俺はまだパートナー召喚なんてして出来ないぞ?それにいきなり現れてなんだ。美しい大剣?そんなの知らないぞ。」


「おかしいですね?確かに我々は召喚に成功したと聞いて来たのですが。」


 なんだこいつら。頭おかしいのか?とりあえず引き返して貰おう。きっと手違いだ。


「すみませんね、別の人のことだと思います。」


「いえ、こちらの不手際でしょう。こちらこそすみません。」


 やんわりと言って引き返してもらうことにした。彼らは早々に馬車へと戻っていく。


 俺は玄関から彼らの馬車を見送りながら考える。


「俺のパートナーは大剣...?」


 どうもしっくり来ない。何せ俺は160程しか背丈がない。いや、決して低くないぞ。


 でも冗談じゃない。もし本当に大剣ならとんだネタバレだ。俺の楽しみを返してくれ。






 もどかしい気持ちを抱え家の中に戻ろうとした時だ。


「ルーク!帰ったぞ!」


 後ろから声をかけられた。父さんだ。父さんは町の医者をやっていて診察に出ていたところだった。


 ちなみにルークとは俺の愛称だ。


「父さん、おかえり。」


 一瞬先程のことを伝えるか悩んだがやめておいた。人違いであろうのに忙しい父に伝えなくてもいいだろうという判断だ。


 俺には母がいない。俺にまだ物心の着く前に忽然と姿を消してしまったらしい。だから男1人で俺を育ててくれた父には、負担をできるだけかけたくない。


 父に続いて家の中に入る。


 そういやもうかなり遅い時間だな。ささっと晩御飯の支度でもしてしまおう。


 俺がキッチンに向かっていると上階に行こうとしていた父さんに声をかけられた。


「また晩飯の支度してくれるのか?ありがとうな。父さんもすぐ手伝いに行くぞ。」


「父さんは休んでてくれていいのに。」


「いや、やらせてくれ。」


 それだけ言い残し父さんは階段を上ってしまった。ほとんど毎日こんなやり取りをしている気がする。







 その後俺は、父さんと一緒に晩御飯の支度をした。


 今日はシンプルにカレーライスだ。父さんはこの料理が好きらしい。料理があまり得意でない母さんが、よく作ってくれていたからだと言う。俺も食べてみたかったな。


 カレーをお皿によそい、食卓へと持っていく。父さんは飲み物を注いで待っていた。


「父さん、さぁ食べよう。」


「あぁ、いただきます。」


 スプーンを手にとり、2人で食べだした。やはりカレーは美味しいな。


 しばらく無言で食べていると父が急に話を始めた。


「ルークもそろそろ15だな。父さんはお前のパートナーが何か楽しみだ。俺と違ってあたるといいな。」


「父さんのメスだってハズレじゃないじゃないか。」


 父さんのパートナーはメスだと言う。普通の人であればハズレかもしれないが、医者である父さんにとってはあたりのようなものだ。


 父さんいわく、そのメスだとどこをどう手術していいかよく分かるらしい。何か相性でもあるのだろうか。


「ルークは父さんと違って優秀だ。きっといいパートナーに恵まれるだろう。」


「父さん、ありがとう。」


 父さんはそれだけ言うとまたカレーを食べ始めてしまった。


 今日よく知らない人に大剣がどうのとか言われたが、やはり俺のパートナーは何か違う気がする。


 まぁ、考えていても意味は無い。さっさと食べてしまおう。俺もカレーを食べ始めることにした。






 晩御飯を食べたあと俺は風呂に入ってから筋トレをした。


 背が伸びない理由はこれじゃないかと知り合いに言われたが、そんなことは無い。もう伸びる見込みがないことに気づいてからやり始めたからな。背がないならせめて力は、という思いだ。


 ひと汗かいてから階下に水を飲みに行く。


 リビングには誰もいなかった。父さんはもう寝てしまったのだろうか。朝が早いこともあるからきっとそうだろう。


 水を飲んだら俺も寝ることにしよう。


 冷たい水を飲みながら、再び考える。俺のパートナー。あぁ、やっぱり楽しみだ。

 

 布団に潜ってからもずっとパートナーの事を考えていた。


 今の俺に夢はない。父さんのように医者に憧れていた時期もあったが、俺は残念ながら手先が器用じゃない。


  だったらできるだけ強くてかっこいいパートナーがいい。そんな事を考えているうちに気づいたら俺は寝ていた。






『ルーカスよ。目を覚ませ。』


 俺を呼ぶ声が聞こえ、はっと目を覚ました。しかし俺は真っ暗な場所にいた。ここはどこだ。


『ここか?ここは誰でも通る場所だぞ。さて、お前は何を望む?』


 何なんだ。なぜ俺の考えがよめる。それに、俺はこんな所に来た記憶なんてない。


『それは私が連れてきたからなぁ。さぁ、早く望みを言うのだ。お前は何が欲しい。何になりたい。』


 急にそんな事を言われても思いつかない。俺の欲しいもの...。


 ふと今日あった出来事を思い出す。大剣か?いや、いらない。きっと持つことで精一杯だろう。


 じゃあなんだ。何も思いつかない。


 そうだな。母さんには1度会ってみたいな。でも父さんは母さんが生きていると考えている。わざわざ望まなくてもいつか会えるだろう。


 でも俺の望みか。強いて言うならパートナーが早く欲しい、くらいだ。


『はっはっは。そんな事は分かっておる。まぁよかろう。そなたの願い聞き入れた。』


 本当に何なんだ。


 いや、そんな事どうでもいい。俺は今とても眠いのだ。早く寝かせてくれ。


 しばらくすると真っ暗な部屋に声は聞こえなくなり、俺も眠りについていた。






 窓から差し込む光で目が覚めた。そろそろ起きなければ、と思う。しかし体が言うことを聞かない。夜に誰かに叩き起されたような気がする。


 どうせ今日もやることは無い。もう少しだけ寝てしまおう。


 そう思って俺は寝返りをうった。


「は?」


 寝ぼけていた俺の視界には1人の少女が入ってきた。


 俺の頭はフリーズする。なんだなんだなんだ。いや、だれだ。おれは知らないうちに風俗でも来たか。違う。俺の布団だ。じゃあだれだ。


「んんっ」


   彼女がうっすらと目を覚ます。俺の眠気なんてもうどこかへ飛んでいってしまった。


   そして彼女はゆっくりと起き上がった。布団が落ち、彼女の一糸まとわぬ姿が顕になった。焦点が定まらない瞳で彼女はこちらを見て、口を開けた。


「いやあぁぁぁあ!!」


 叫んだ後、彼女は俺から布団をはぎ、潜ってしまった。意味が分かってない俺を残して。






 最後に言おう。これはそんな彼女と俺の出会いと別れの物語だ。



ここまで読んでくれてありがとうございます!

今日は初回ということで、2話連投してますのでこのまま来てくださいね!まってますよぉ?

それではまた!


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― 新着の感想 ―
[良い点] 非常に読みやすいです。ルーカスが嫌味な性格ではないようなので、個人的には好感持てます。 [気になる点] 世界説明から始まる冒頭は敷居が高く、ここで読者を振るいにかけてしまっているように思…
[良い点] 設定は悪くなくこれからもっと面白くなると思うので応援してます。 [気になる点] 世界観が分かり辛いかな。 後はまだ数話しかないのでなのでなんとも言えないのですが主人公に共感を出来ないなーっ…
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