日本本土防衛戦 第10章 白銀の戦場 第2機動師団対ソ連機械化狙撃師団
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北海道に上陸したソ連軍は、2個戦車大隊を基幹とした1個機械化歩兵師団を前進させた。
その後方に、予備師団の1個機械化歩兵師団を同行させていた。
もちろん、彼らの行動は第2機動師団第2偵察隊の1個小隊が監視していたため、その事についてはすぐに師団司令部に報告された。
第2機動師団司令部の司令部天幕内では、師団長の宮藤源三陸将は師団長席から作戦地図を見下ろしながら、師団付通信隊からの報告を受けた。
「1個師団規模の機械化歩兵部隊が前進中、その後方に予備部隊と思われる機械化歩兵師団1個が同行しています」
師団付通信隊の隊員が、通信機の受話器を耳に当てながら報告する。
「このまま行きますと、本日の1900時には防衛陣地に到着します。移動速度は遅いですが、自走高射砲や高射砲等の火力の高い対空兵器を主力としています。万全を期すために航空攻撃は控えた方がよろしいかと」
師団幕僚の第2部長(情報担当)である1等陸佐が口を開く。
「第3部長。三沢基地に連絡し、近接航空支援を1900時に繰り上げ要請し、第1空母打撃群に火力支援の要請も行え」
宮藤の言葉に第3部長(運用担当)の1等陸佐が復唱する。
「了解。近接航空支援と第1空母打撃群に火力支援要請を、1900時までに支援可能なように要請します」
第3部長の復唱を聞くと、宮藤は地図を見下ろしながら、迎撃の命令を出した。
「第2戦車連隊は前進、北部方面軍北部戦車団第1戦車大隊と共に、指定ポイントに移動。ソ連軍地上部隊を確認後、射撃開始」
宮藤の指示はすぐに伝えられた。
第2機動師団第2戦車連隊宿営地では、90式戦車と10式戦車がエンジンを始動し、エンジン音と地鳴りと共に前進する。
90式戦車や10式戦車程の車数では無いが、74式戦車も同連隊に所属しているため、共に前進する。
大日本帝国陸軍北部方面軍北部戦車団第1戦車大隊に配備された、主力戦車と汎用戦車が共に前進する。
北部戦車団の主力戦車は未来から供与された61式戦車を大日本帝国仕様に改良した61式戦車改である。
性能等については他の未来から技術提供された兵器と同様に低下しているが、それでも火力、防護力、乗員の生存率はこの時代の重戦車を上回っている。
88ミリ砲を搭載するドイツ第3帝国国防軍陸軍のティーガーⅠと正面戦闘しても、十分に勝てるレベルだ。
汎用戦車は新世界連合軍に属するイギリス陸軍から技術提供された17ポンド砲ベースに開発された七六.二粍対戦車砲を装備した二式汎用戦車である。
車体や砲塔は五式中戦車であるが、防護力と火力は中戦車を撃破できるレベルで重戦車に対しても、距離にもよるが重戦車の装甲も貫通できる。
ただし、整備等の負担を軽くするため、大日本帝国陸軍が運用する3種類の戦車には自動装填装置は搭載していない。
第1戦車大隊の指揮官である大隊長は、西竹一少佐である。
彼は戦車大隊指揮車である60式装甲車改を指揮車として改良した、60式装甲車改指揮車型の車長席から上半身を出し、大隊長専用の大隊通信機に繋がれたヘッドセット付戦車鉄帽を被っている。
社交的であるため、菊水総隊陸上自衛隊第2機動師団や、一時期北海道に駐屯していた第7機甲師団とは士官、下士官、兵を問わず、すぐに交友関係を築いた。
そのため、戦車運用術については菊水総隊陸上自衛隊、朱蒙軍陸軍、新世界連合軍連合陸軍のそれぞれの戦車運用や各軍の主力戦車の実弾演習を何度も見学し、研究した。
ソ連軍が侵攻を開始し、1個機械化歩兵師団が2個戦車大隊を前衛に出し、その後方に車両に搭乗した機械化歩兵連隊に相当する自動車化狙撃連隊と自走高射砲部隊が随行する。
ソ連軍では歩兵を狙撃兵と呼称している。
これは帝政時代のロシア帝国軍から続く伝統であり、ロシア歩兵は一発必中の狙撃を重視していた。
ただし、すべての狙撃兵が狙撃手叉は選抜射手では無く、あくまでも歩兵の総称だ。
それを証明する例としては、ソ連軍が開発した半自動小銃、自動小銃がいい例であろう。
半自動小銃であるSKSカービンは、この時代のアメリカ軍が採用しているM1[ガーラント]と比べると連続射撃時の命中率は高くは無いが、1発1発の精密射撃ではM1を上回っていた。
さらにソ連製自動小銃の代表的自動小銃であり、第3世界の軍、警察や武装勢力等の主力武器であるAK-47もそうだ。
AK-47は連発射撃時の命中率は低いが、単発射撃時の精密射撃は他の自動小銃よりも上だ。
自動車化狙撃連隊が装備する狙撃兵(歩兵)たちは、トカレフM1940半自動小銃やこの時代ではまだ開発されていないSKSカービンを思わせる半自動小銃等で武装していた。
SKSカービンは、ソ連が開発したカービン銃では無い。
大日本帝国が朝鮮から撤退した後、中国の第3勢力と手を組んで、朝鮮の北部地方に侵攻した時に北部地方の守りに付いていた朝鮮兵から鹵獲した物だ。
この時、朝鮮半島では独立勢力と反独立勢力が対立する動乱状態であり、ソ連と中国の国境線の防衛と警備を担当していた朝鮮独立派の国家保安軍は、朱蒙軍陸軍で軍事教練を受けて、大日本帝国が残した武器兵器の製造工場で初めて開発、製造された朝鮮人仕様のSKSカービンを武装した警備部隊だ。
ソ連軍は物量戦と、日本から返還された満州を守っていた中国国民党軍との実戦経験を生かし、朝鮮北部の防衛戦を半日もかからず、突破した。
その際に、いろいろなお宝を手に入れた。
この時代ではまだ開発されていない、自動小銃や半自動小銃や戦車まで手に入れた。
いくつかはアメリカに持って行かれたが、それでもソ連極東軍の軍事力を上げるには十分すぎる物だ。
モスクワやドイツに奪われたソ連地域を奪還する中央軍は、さらに性能がいい武器兵器を揃えているが、極東軍にはまったくそのような物が提供されていない。
ちなみに、朝鮮北部地方の一部を占拠したソ連軍満州軍の1個旅団は、恐るべき武装をした朝鮮軍機甲部隊の重戦車群からの猛攻であっさり全滅した。
前衛を担当する2個戦車大隊は、IS-2、T-34、T-26等で編成されている。
侵攻する2個機械化歩兵師団は単なる囮であり、日本軍の目を自分たちに向けさせるための物だ。
実際には軽戦車やあまり目立たず、エンジン音も小さい自動化狙撃師団が北海道の森の中を移動し、電撃戦を仕掛けるつもりなのである。
これは、いずれドイツ第3帝国軍に使う戦法として中央から命令を受け、実戦で試すものだ。
無人航空機から大戦車部隊を前衛に出したソ連軍1個機械化歩兵師団の動向について、報告を受けていた第2戦車連隊長の1等陸佐は指揮車として使用している96式装輪装甲車B型の指揮官席から上半身を出した。
春初期を迎えた北海道の19時頃はとても暗くなる。
ソ連軍は、極寒の地で鍛えられた肉体と精神力、そして、夜襲の訓練を積んでいる事は統合省防衛局情報部と統合幕僚本部情報部からそれぞれ報告されている。
おまけに雪が降り出したため、雪明かりでそれなりの明るさを確保している。
雪と言っても北海道の真冬程の吹雪でも無く、大雪でも無い。
冬が終わりを迎えたぐらいに降る雪より、少し多いぐらいのレベルだ。
「各中隊。射撃用意!」
1佐は、ヘッドセットから第2戦車連隊の各中隊長に叫んだ。
命令の後、前衛に配置されている10式戦車と90式戦車の砲塔が旋回し、ソ連軍侵攻部隊の方角に向いた。
10式戦車も90式戦車も赤外線暗視装置が装備されているため、夜でも昼間のように、はっきり見える。
1佐は端末機を取り出し、10式戦車から送信されている画像を確認した。
無数のソ連戦車が、くっきりと映っている。
「車長。少し、前線を目視できるぐらいまで、近づいてくれ」
「は?」
1佐の言葉に、連隊指揮車である96式装輪装甲車B型の車長である2等陸曹が、驚いた声を上げた。
「単なる俺の私的な願いだ。陸上自衛隊が創設以来ずっと想定していたソ連軍戦車軍団との直接対決だ。こんな場所で映像としてでは無く、自分の目で直接見たい。韓国統合軍である朱蒙軍陸軍の機甲旅団もソ連軍戦車部隊と直接対決した時に、旅団長自らが、装甲車に乗って戦車対戦車の対決を生で見た。それに習おうと思ってな」
「ですが、連隊長。本車の装甲では、IS-2どころかT-34の砲撃を受けたら、一溜まりもありません」
1佐の好奇心に、2曹が待ったをかける。
「朱蒙軍陸軍の機甲旅団長が乗車していたのは、増加装甲も付けず戦車砲の砲撃に耐えられない、K200装甲車だった」
1佐の台詞に、2曹はため息をついた。
車長も、その朱蒙軍陸軍の旅団長の事は、知っている。
もともとあれは、支配されるのに慣れ、自分は安全な場所で命令する、無能な士官たち(この時代の朝鮮人たち)に指揮官とは、こういうものだ、という事を形で教えただけだ。
しかし、こうなってしまったら、連隊長は絶対に譲らない事も知っているから、2曹は逆らうのを諦めた。
「操縦手。前進だ」
車長の命令で、連隊指揮車である96式装輪装甲車B型が前進した。
10式戦車中隊や90式戦車中隊が展開する少し後方まで前進した。
「撃て!」
96式装輪装甲車B型が停車すると、1佐は小さく射撃命令を出した。
その瞬間、90式戦車群、10式戦車群から咆吼が響いた。
菊水総隊陸上自衛隊第2機動師団第2戦車連隊第4戦車中隊長の1等陸尉は、連隊長から射撃命令を受けて、自身が率いる13輛の10式戦車に射撃命令を出した。
1個戦車中隊は、3個の戦車小隊12輛(1個戦車小隊編成は4輛)と中隊長車、副中隊長車の2輛プラスの14輛で編成されている。
ただし、同編成は90式戦車と10式戦車の場合であり、74式戦車中隊は4個戦車小隊16輛と中隊長と副中隊長の専用車がそれぞれ2輛プラスの18輛である。
10式戦車は、10年前から調達された90式戦車に継ぐ4代目の国産戦車だ。
日本の背負った運命なのかどうかはわからないが、61式戦車、74式戦車も第1世代戦車や第2世代戦車の中ではトップクラスに入るが、20年程度で諸外国戦車大国の新戦車に遅れをとる。
第3世代戦車に該当する90式戦車も、登場した時には諸外国の戦車大国は第3.5世代戦車の研究が終了し、各種試験を行っていた状況だ。
つまり、90式戦車が時代遅れの戦車になるのは時間の問題だった。
そこで諸外国の戦車大国と同様に、新しく戦車の開発をしなくてもM1[エイブラムス]シリーズ、レオパルド2シリーズ、メルカバシリーズのように電子機器の改装と改修だけでバージョンアップ可能な戦車は予算の削減や実戦時に戦車要員の負担を軽減する事もできるように、それらを想定して開発されたのが10式戦車でもある。
余談だが、10式戦車が制式配備された時には戦車大国では、さらに戦車のバージョンアップが行われていた。
「目標ロック!10全車。撃て!!」
中隊長の号令で、第4戦車中隊の10式戦車の砲口が一斉に吼えた。
菊水総隊陸上自衛隊が運用する10式戦車は、90式戦車と共通の砲弾を使用している。
これは共通の装弾筒付翼安定徹甲弾M735(ライセンス版)を使用する事で、補給の負担の軽減を図っている。
10式戦車専用の国産の新型装弾筒付翼安定徹甲弾と比べれば、対戦車戦において装甲貫徹力等は劣るが、それでも第2次世界大戦時の戦車や戦後に開発された第1世代戦車レベルならまったく恐れる必要は無い。
10式戦車と90式戦車から一斉に発射された砲弾は、全弾がソ連軍戦車の正面装甲を貫き、吹き飛ばした。
「第1射全弾命中!第2射、撃て!!」
中隊長の号令で、次弾が自動装填された10式戦車から再び咆吼が響く。
10式戦車は90式戦車と同様に自動装填装置があり、次弾発射は早い。
さらにコンピューターと射撃管制装置があるため、第2目標への攻撃は早い。
一瞬のうちにソ連軍戦車は20輛以上が火の塊と化した。
しかし、ソ連戦車もやられるだけでは無い。
すぐに撃ち返してきた。
第2戦車連隊と砲撃戦を繰り広げたソ連軍戦車大隊の中で大口径火力を持つ、IS-2の戦車砲は122ミリ砲ではあるが、この時代の徹甲弾では90式戦車や10式戦車の複合装甲を貫く事はできない。
しかも距離があるため、発射してもそれが命中するのかについては、さらに低い。
第2機動師団司令部では、第2戦車連隊がソ連軍侵攻部隊と遭遇した事が報告された。
「ソ連軍侵攻部隊を確認し、戦車連隊が戦闘を開始しました」
第2部長が、報告する。
「第2特科連隊に火力支援命令を出せ。いかに10や90と言った最新鋭戦車でも物量で攻められれば撤退を余儀なくされる」
宮藤が報告を聞いて、第2戦車連隊支援のために後方に配置した第2機動師団第2特科連隊第4特科大隊に支援砲撃の命令を出した。
「了解。ただちに第4特科大隊に攻撃命令を出します」
第3部長がうなずく。
「近接航空支援を繰り上げ要請」
宮藤は、ここでソ連軍を徹底的に叩く事を命ずる。
ソ連軍の1個機械化歩兵師団の戦車大隊と砲撃戦を繰り広げている第2戦車連隊の連隊指揮車に師団司令部から緊急命令が届く。
「連隊長!まもなく第2特科連隊第4特科大隊から火力支援砲撃が開始されます!千歳基地より、Mk82を爆装したF-15J改が4機離陸し、侵攻するソ連軍に爆撃するそうです!自走高射砲等の対空火器は津軽海峡東口に展開する空母[フロンティア]から発艦したF/A-18E/F[スーパー・ホーネット]による精密誘導爆弾で撃破するそうです!」
連隊指揮車に搭乗する、師団司令部と随時無線交信している通信員が報告する。
「随分と早いな!何か問題か?」
90式戦車や10式戦車の砲撃を見届けながら、連隊長が聞いた。
「はい!どうやら、他の場所でもソ連軍は歩兵と軽戦車を主力とした攻勢を開始しているようです!師団司令部はここで総攻撃をかけて、ソ連軍侵攻軍を叩くそうです!」
「わかった!」
連隊長がヘッドセットで全戦車中隊に後退を命令しようとした時、車長席にいる車長が連隊長に具申した。
「連隊長。どうやら、ソ連軍は本車が連隊指揮車と感づいたようです!先ほどから砲撃がこちらに集中しています!命中の可能性は高くありませんが、偶然に命中する可能性もあります!本車が先に後退する事を具申します!」
「車長。指揮車の直接指揮は車長である君に任されている。この件は単に俺の我儘だ。後は君のしたいようにしてくれ」
連隊長がそう言うと、車長はすぐに操縦手に後退を命じた。
「そうだ、車長。後退する時はゆっくり堂々と後退してくれ。敵がどの程度の力量か把握するべきだ」
「はい!」
連隊指揮車である96式装輪装甲車B型は戦場でもあるにも関わらず、ゆっくり後退した。
まさしく王者の余裕と言えるような光景だ。
さらに90式戦車、10式戦車等の各中隊もそれに倣って、低速で後退を開始した。
それは、百獣の王と呼ばれるライオンが槍やライフルを持った人間の集落を、堂々と歩くような光景だった。
後退と同時に上空から無数の榴弾の飛来音が響き、次の瞬間、ソ連軍機械化歩兵師団が立っている地面が爆発した。
大量の土砂が空中に飛び交い、ソ連軍の車輌や兵員を容赦なく吹き飛ばす。
[フロンティア]から発艦した第21空母航空団第221戦闘飛行隊に所属するF/A-18F[スーパー・ホーネット]は空対地ミサイルAGM-84Kを搭載し、攻撃目標空域に接近していた。
護衛機として第21空母航空団第222戦闘飛行隊に所属するF/A-18E[スーパー・ホーネット]が空対空ミサイルを搭載した制空戦闘機として随行している。
F/A-18Fは2人乗りタイプの戦闘攻撃機であり、前席が操縦、後席が火器管制やレーダー管制から攻撃までを担当する。
後席に座る兵装システム士官であるカルメン・リィッジ・フローレンス中尉は液晶ディスプレイから無人航空機から送信されている画像を確認し、搭載するAGM-84Kに必要なデータを入力する。
空対地ミサイルであるAGM-84KはAGM-84[ハープーン]を母体に大幅な改造で開発されたAGM-84Eの最新型である。
1990年から実戦配備され、それ以降の戦争や紛争等に使用された空対地ミサイルだ。
時代と共に改良と発展を続け、今では必要なデータと地形データを入力すれば後はAGM-84K自体が自動で目標を選択し、補足できる機能を持ち、発射後の発射機の安全生と搭乗員の負担を軽減できる。
「目標への諸元データ入力完了。いつでも発射できる」
フローレンスが告げると、前席に座り機の操縦に専念するパイロットであり、相棒であるカレタカ・ホース中尉は攻撃の確認を行った。
「自衛隊のF-15J改がまもなく到着する。タイミングを合わせる。15秒後にミサイルを発射」
「ラジャー」
フローレンスはデジタル表示されている時計を確認し、15秒のカウントに入る。
データはすべて入力しているから、後はAGM-84Kが発射後に自動で自走高射砲等の対空兵器を破壊してくれる。
15秒後、フローレンスは発射ボタンを押した。
次々とAGM-84Kがオレンジ色の閃光と共にF/A-18Fから離れていく。
無人航空機から送信されている目標周辺の画像を映し出しているディスプレイを見ながら、戦果を確認する。
発射されたAGM-84Kは正確に自走高射砲や対空兵器を確認し、次々と突っ込み、対空兵器を撃破する。
進撃するソ連軍機械化歩兵師団の対空兵器を撃破した事を確認すると、無誘導爆弾であるMk82を搭載したF-15J改がMk82をばらまく。
F-15J改は制空戦闘機であり、航空自衛隊でもしばらくは要撃戦闘機として区分されていた。
これは空中戦を専門にした戦闘機であり、対地攻撃能力はF-2改やF-4EJ改には及ばないが、対地支援レベルの対地攻撃能力はある。
実を言うとF-15Jの近代化改修では対地攻撃能力も追加する意見も存在したが、F-2の近代化改修と調達費の安価等により、少数ながら再調達が開始されたし、F-15FX計画が再提案された事から、F-15Jの近代化改修は制空戦闘機としての改修にとどまった。
しかし、それでもMk82の投下はソ連軍の進撃部隊に、かなりの打撃を与えた。
侵攻していたソ連軍機械化歩兵師団は予備として後方に待機している機械化歩兵師団と被害状況の把握と再編のために一時後退した。
だが、簡単に逃がす訳が無い。
大日本帝国陸軍北部方面軍第11北部地域師団と菊水総隊陸上自衛隊第2機動師団第25普通科連隊は共同で、夜襲をかける事を計画した。
日本本土防衛戦 第10章をお読みいただきありがとうございます。
誤字脱字があったと思いますが、ご了承ください。
次回の投稿は8月29日を予定しています。




