幸せは突然に。
初めまして、こう言ったものを書くのは初めてで、文章の方も初心者なのでいたらない点も多いかと思いますが読んで頂けたら幸いです。
「あのー、帰っていいですか?」
好きな子と二人っきりは不味い、緊張する!
「何を言っているのかしら、ダメに決まってるじゃない」
「は、はい…」
ですよねぇ、好きな女の子に説教を受けている俺。
どうしてかって?聞かれたら耳が痛いが、1時間前くらいの事だ。
先生にプリントを教室へ運んで欲しいと頼まれ運んでいる時だ。
「ちょっと通して貰えるか?」
「ん?あぁ、いいよー」
何て事はない。教室へ入るために入り口にいた人達に退いてもらっただけだ。
そのまま教室へ入ると、プリントが燃え始めた。突然の小火だ。
普通なら、恐ろしい事なんだよ。普通なら、ね。
数名がバケツに水を汲んできて俺目掛けて水をかける、俺はびしょ濡れだ。
だが、水をかけた内の一人が「またかよー」そう言った。
それもそのはず、俺はパイロキネシスと言う力を持っているらしいのだ。
自然発火とも言うらしい、と言うのも具体的にはよくわからないからで、どうしてこうなったのか俺にも検討がつかない。
プリントは木っ端微塵になったが俺には火傷は愚か外傷が一つもない、びしょ濡れだけどね。
そんなこんなで放課後、プリントを台無しにした説教を受けている…
「全く!そのチカラ?を何とか出来ないのかしら」
「仕方ないんだよ、制御出来ないんだから!!俺だってこんな力をなんて要らないよ!」
泣きそうになりながら言う俺に呆れてしまったのか、クラス委員の彼女は説教を切り上げた。
「仕方ない、か…わかったわ」
「え、じゃあ帰っていいですか?」
俺はやっと説教を終えて緊張しなくて済むと思い、ホッとしていると、彼女は首を振り、ダメだと意思表示をしてきた。
まだ何かあるのか?流石に緊張し過ぎで憂鬱になってきたぞ。
だが俺は、どんな話なのかと真剣に考えつつ彼女の方へと目線をやる。
すると、彼女の制服は燃えて灰となり粉々に散った。あれだよ?見えてはいけない部分はピンポイントで見ててないから、本当に見えてないから!
その途端、目の前が真っ暗になった。目潰しを食らったのだ。
しばらくして目の痛みが取れると教室のカーテンにくるまるクラス委員の姿が…
物凄い顔で睨みつけている。怖い
放課後という事もあり、もう教室には人は残っていない。
とりあえず俺の着ている上着を渡す事にした。無いよりはマシだと思う。
「こ、これ!すみません使ってください」
無言で上着を受け取る彼女、どうしよう、相当怒ってらっしゃる…嫌われたなぁ
俺はパイロキネシスを呪う、こんな力は要らない。需要ねぇんだよ!!
どうしようもない事をこの力のせいにしている俺、超情けない…と、頭を抱える俺に
「ねぇ…」その一言がかけられた。
「ヒエッ!」ビックリして思わず変な声が出てしまった。
そのまま沈黙する俺に彼女はまた、声を掛けた。
「私の体操服を持って来てもらえない?ロッカーの中なのだけれど、鍵は今外してあるから取り出せると思うわ」
「わ、わかった。今取るよ…」
体操服を取り出して彼女へ渡し、俺は教室を出た。
やべぇよ、あの子の体操服触っちゃったよ、なんて気持ちの悪いこと考えてからしばらく経ったので、教室の扉をノックし大丈夫か確認し中へ入ると彼女は椅子に座っている。
「あなたに話す事があります、そこの椅子にでも座って下さい」
とりあえず椅子に腰掛ける俺、すると
「わたしは、あなたが好きです」聞き間違えたかと思ったけど、顔を赤くしている彼女を見るに聞き間違えという事はないだろう。
「えっ!?何で?」
俺は服を燃やしたし、色々迷惑を掛けて来たのに…
正直嫌われたかと思ってたくらいだ。
だが、俺は結局その告白を受け入れ今では良いカップルだ。
あの当時から三年経った今、彼女に告白の理由を聞いて驚いたのが、なんと、彼女にも不思議な力があるらしいのだ、それで俺に惹かれて行ったと言う。
彼女の不思議な力が何なのか、未だに俺は知らないが、困ったことは無いので問題なしだ。
たまに、ふとした事でモノが燃えるのは仕方ないよね。
みんなも幸せな未来はいつ訪れるかわからないから楽しみに生きるべきだ。キッカケを夕暮れの空を見ながら思い出す。
この作品は、ネットで超能力を調べていたら突然思い付いて、それを坦々と書いたものなので大変おかしなものでしたが。
最後まで読んで頂きまして、ありがとうございます。




