詩 何人も見送る人
たどたどしい 足取りの君たち
だから まっすぐ 進めない
だって前が見えないから 当然
未来も 明日も見えないから 必然
何か幸せな事でもあるんだろうか?
皆一心不乱に まるでとりつかれたかのように
先へ先へと進んでいく
それって楽しい事なのだろうか?
それって素晴らしい事なのだろうか?
分からなくて 想像できなくて だから
立ち止まったまま 皆を見送ってきた
景色は変わらないけれども
ここにはここの楽しい事がある
出会った人とは長く話せないけれども
多くの人と話ができるじゃないか
また誰かが 先へ進んでいく
拙くて とても見てられない足取りで
転びそうなその歩き方じゃ
碌に進めやしないだろうに
「ストーリー」
不格好に見えるんだろうね?
もしかしたら痛々しくも見えるかも。
それでも僕らは先へ進むよ。
明日へ進むよ。
まだ見ぬ何かを見たいから。
まだ知らない何かを知りたいから。




