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好きなもの  作者: 森堂杏子
10/12

読んできた本について

今まで読んできた本について、まとめきれるか分かりませんが書いてみようと思います。


最近はあまり、紙の本を読まなくなりました……

今日、三島由紀夫の「文章読本」を最後は流し読みでしたが、何とか読み終わりました。


思ったよりも面白かったです。三島由紀夫を身近に感じることがあるなんて……

この本を読んでも、今後私が書く文章はあまり変わらなさそうだけど。


私は子供の頃、本の虫でした。

変わり者だったし、友達と遊ぶよりも好きな本を読んで過ごす方が快適で、楽しかったのです。

子供の頃は、図書館で家族が借りてきた本を全部読んでました。



漫画もずいぶん読みましたが、今は殆ど読まないです。

ファイブスター物語が出たら買うくらい……でも何となく、そろそろ読むのを止めようと思っています。

FSSはメガエラとルース大統領のおでこちゃんエピソードとか、ちゃあとヒュートランの百合っぽい出会いとか好きでしたけどね。



いろいろ読んでみたあげく、日本文学は暗くてちょっと好みではないと思い、世界文学をあれこれと読み漁りました。


ああでも、中島敦は漢文調の文章含めて好きです。

特別好きというわけではないですが、芥川龍之介の小説はすごく読みやすいなと思いました。

それから川端康成は、この人繊細な変態だな……と思いながら読んでました。



フランス文学は嫌いではないけど、ちょっと大作と言いますか、長すぎるのが多いかなと。

読んですらいないけど、ロマン・ロランとかめちゃくちゃ長いじゃないですか。

あ、でもそういえばロランは「ベートーヴェンの生涯」は読みました。

誰だったかな、音楽やってる人が熱烈に勧めていたので興味を惹かれて。面白かったけど、私にはそんな刺さるわけではなかったですね。

音楽やってないですしね。


フランス文学は私の勝手なフランス人のイメージと重なっていて、割とお喋りな冗長になりやすい感じがするんです。

そしてフランス映画に対しては、薄暗くて哲学的なイメージがあります。

(ただの偏見です)


それでもデュマの「モンテ・クリスト伯」やモーリヤックの「テレーズ・デスケルー」や「愛の砂漠」はすごく好きでした。

ジッドも読んだけど、彼の小説はキリスト教への理解がないと本当にはよく分からないんじゃないかな……



ドイツ文学は、これも勝手な印象ですが、どうも層が薄い気がしました……


ドイツ文学の最高峰はゲーテとトーマス・マンなんじゃないかと読んでいた当時、思っていました。

ちなみに、マンなら「ブッテンブローク家の人々」がとても面白かったです。


他に知ってるのは「車輪の下」のヘッセとか、児童文学だと「飛ぶ教室」のケストナーとか。

プロイスラーの「クラバート」が民話的で好きでした。

著名作家には「ブリキの太鼓」のグラスもいるのかな。こちらは読んだことが無いですが。

そういえば「朗読者」もドイツですね。昔読みましたが、あまり印象に残っていないな……


何となく、ドイツ人の国民性が効率主義ぽくて、非効率な文学との相性が良くないのかなーと思っていました。

(これまた勝手な偏見です……)



イギリス文学は好きです。児童文学も含めて、推理小説もいろいろと読みました。


オースティンの「自負と偏見」のダーシーは、最高の萌えキャラだと思ってました。エリザベスにプライドをへし折られた後は、普通のいい人になってしまったけれど。


ブロンテ姉妹も好きです。「嵐が丘」の舞台の荒野にいつか行ってみたいなーとぼんやりと思ってます。


トールキンの「指輪物語」は夢中になって読みました。

ルイスの「ナルニア国物語」は途中までしか読んでませんね。キリスト教のあれこれを下敷きにしてるのが何か独特で、読み進めなかったのかな。

お茶会シーンとか凄く好きでしたが。


推理小説では多作なクリスティとか、(性格の悪い)ダルジール警視シリーズのレジナルド・ヒルとか。ルース・レンデル、コリン・デクスターも。

デクスターのモース警部シリーズは、最初の三冊が特に面白かったです。


アメリカ文学なら、ディクスン・カーの推理小説や児童文学の大草原の小さな家シリーズのワイルダーとか。

特にワイルダーの「長い冬」は、雪に閉じ込められた冬の飢えが感じられて暗くて辛くて、何となく印象に残っています。

かあさんが限られた食材で作ってくれる料理が、本当に美味しそうでした。


あと、ハーレクイン小説にいっときハマってました。

リン・グレアムは少女漫画みたいだと思って読んでました。

ハーレクインというか、恋愛メインの小説には作者の性癖がめっちゃ出るのは何でなんだろう……

著作の半分以上が医者と看護師のロマンスのベティ・ニールズとか。必ずヒロインが虐げられているスーザン・フォックスあたりも、作者の性癖だと思うのです。


それからカナダ文学になるんですかね、「赤毛のアン」で有名なモンゴメリは、むしろ外伝の短編に出てくる中年男女や老年の人たちが癖が強くて、面白かった。



まあ色々と読んだんだな……と振り返ってみても思います。



ラノベやBLもそれなりに。


ラノベで一番印象に残っているのは秋山瑞人の「猫の地球儀」。途中のエピソードが後味悪すぎて、再読は無いんだけれど。雄猫二匹でラリっておしっことかかけてるあたり、マーキングなの? とか思って、すごくBL臭がしました……


BLも楽しく読んだんですけど。自分に沁み込んで一部になっているような話は思いつかないな……好きな作家や本はあるんだけどな。



後はグルメとかファッションとか暮らし系の本。

宝石、鉱物、ジュエリーの本や色々な料理本。


お菓子作りの本なら大原照子の「1つのボウルでできるお菓子」にだいぶお世話になりました。

基本的に全部簡単なんだけど、あとでイギリス菓子の本とか読むと人参ケーキなんかかなり作りやすいようにアレンジしていたんだなーと思いましたね。


あと大型本でそれなりのお値段だったけど、買ってすごく良かったのが大森由紀子の「フランス伝統料理と地方菓子の辞典」です。

フランスの地方ごとの解説があって、いくつかレシピも載っていて。歴史だとか伝統だとか解説してくれて。

読み応えあって、すごく楽しい。


食が題材のエッセイがとても好きです。

森茉莉のエッセイとか、世界の朝食紀行みたいな本があったら手に取ってしまう。


それから一応、評論的なものも読みました。



今は、それほど読めないです。特に小説は読まなくなりました。

随筆的なものをたまに読むくらいですね。


あとはネット小説かなあ。


仕事を辞めたら、読む気力が湧いて出てくるのかな……

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