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好きだから
そうこうしてるうちに学校に着いた。
「麦くん麦くん!こっち来て!」
「麦くん私と歩こーよ」
「麦くん!写真撮って!」
学校に着くとすぐに俺は女子に捕まる。本当に面倒くさいったらありゃしない。
俺は羽唯と衣尋から引き離されてしまう。
羽唯〜!行かないで!
羽唯と衣尋は2人で行ってしまった。
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俺は羽唯。双子の麦の兄なんだけど…。俺は麦より身長が低く、女子からは可愛く見られがち。麦はカッコイイと女子から人気なんだ。
麦は小さい頃から俺を好きでいてくれる。どんなに悲しいことをしても麦は俺から離れない。
今までずっと俺は麦に押されてキスや身体を触られる。これが俺たちの愛情の証。
うれしいんだけど…。やっぱりこんなんじゃあいけないよ。麦…。
今日も学校に着いたら、麦は女子に囲まれた。
「衣尋!俺たちは先に教室行こ」
「おう…いいのか?」
「うん!いいよ…」
今だと俺は衣尋と教室へと行った。
そうだよ。麦、麦にはたくさんの女子がいるじゃん!俺にずっと引っ付いていたら、ダメだよ…。