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自己矛盾と二律背反のジレンマ(増殖するVRMMORPG小説の気持ち悪さの原因)

作者: みょいーん

気持ち悪さなどというタイトルですが、私はVRMMOとか大好物です。でも、好物のカルビを食べていたらある日なんかこれしつこいなぁ。って、感じる日がありませんか。

閲覧注意とまではいいませんが、オタクやVRMMORPG小説に対して結構批判しています。

作者もオタクですが、もし、気分が悪くなりそうであればそっ閉じしてください。

「昨今ダイブ式VRMMO系のラノベとかが流行ってるわけだけど、ハッキリいってあんなのは全く現実的じゃあないわけよ。」


「はぁ?朝っぱらからなんだ。」


「いや、だからさ。なんか頭にヘルメットみたいなん付けて現実世界と寸分違わぬ、ある種の異世界で自分は特殊な能力をもって、暴れ回るあのジャンルの小説はただの妄想だっていってんだって!」


「小説なんだから、妄想に決まってるだろ。」


「かーーー、わかってねえなぁコイツ。わかるか?創作物を作るときに大切なのはリアリティーとネセシテーだ。」


「そらそうだろうな。物語に出てきた警察がいきなり市民に発砲しだしたら、物語どころじゃないしな。」


「んー、それはそれで面白そうだし、あと俺が言いたいこととちょっと違うけどまあいいや。たとえば、この、VRMMO系のラノベだと主人公は何故か他のプレイヤーとは違う、特別な存在な訳だ。特殊なスキルがあったり、特別な装備をもらったり。そして、同じく特別な仲間を集め、特別な敵対プレイヤーと戦う訳だよ。所がどっこい、現実のMMORPGだと強くなる条件はwikiみてひたすら金と時間をひたすらかける。特別なんかじゃないただ最強とされた1つの答えに到達するために札束の殴り合い、どんなゲームでも大体効率的行動ってのは同じな訳でそして過去のプレイヤーに掘り尽くされてるわけよ。そんなMMOに他の人と違うことしたらスゴいスキル獲得した!とか、なんかヒーローっぽいことしたらスゴいジョブを得たとか!そんなことはありはしないし、コツコツ時間も金もかけて来たプレイヤーをほっぽって、そんな個人を特別扱いするようなことしてみろ、主人公に連なる登場人物にもなれないモブどもはなにが面白いんだ。意味わかんなくねぇ、これまでの頑張りがアッサリ、ルーキーに抜かされる。俺だったらレビューを荒らすだけ荒らして、アンインストールに間違いない。」


「まあ、でもそれって物語としてのお約束というか、その特殊性が話を面白くしてるんだろ。そして、そんなものが刊行されてるってことは一定の需要があるわけだし、とやかくいってもしかたないんじゃあ。」


「うぅぅ。わ、わかってるよそんなこと、でもなぁ、それなら異世界転移でいいじゃねぇか、もしくは普通に異世界の現地主人公の話かけよってこと、VRってのは妄想の産物だが、MMO自体は現代や過去のゲームから着想を得ているわけじゃないか、ということはある程度の現実に即して書くべきだしなにより、見てて、はぁ?あの面白い物を作ることより金をむしりとるしか考えのない糞ゲーム制作会社がそんな課金もなしに特別扱いするかよ!ってなるんだよ。」


「なんか、ゲーム会社に対するヘイト高くないか?確かに昔君が言ってた基本無料っていう名前の基本ほど当てるなるものじゃないってのは理解してるよ。しかも、課金しても面白さは有名なフリーゲーム以下だって話も聞いた。でも、そのときは言ってたじゃないか、ゲームなんて鬱屈した趣味もってる奴は現実での劣等感を埋めるために、強さ、名声、女を求めて現実を消費してゲームに心血をそそぐって。結局そのVRMMO系小説もそのゲームじゃあ金持ちには勝てないから掃き溜めの集まるゲームですら勝てない負け犬の集まる最後の寄る辺になって、っておい雄二大丈夫か!」


「はは、どうも、負け犬ですいません。」


「はぁ、君もなんだかんだいってそういう小説好きなんだな。それに、過去の君の言葉だろう。まったく、雄二のその好きなものをこき下ろしたくなる癖直した方が」


「雄二っていうな!!!そんな主人公っぽい名前は俺みたいなモブにもったいないんだぁぁぁ!っと、でだ、その負け犬列車の終着駅こそその小説な訳だがじゃあ、なんでこんなにVRMMO系の小説が増えたと思う?」


「それは需要があるからだろさっきも言った。」


「そう、でも、なんでVRMMOなんだ?もともと異世界転移、転生、現地主人公、ゲームの主人公への転生なんてのもある。さて、そのなかでなんで、わざわざVRMMOなんてジャンルがあるんだと思う?負け犬の承認欲求とか自分にない刺激的な生活を求める心を満たすだけなら上にあげたやつでいいはずだろ。もちろん、題材としての面白さは認めるけど、それだけじゃあ、今みたいなブームにはなってないはずなんだ。」


「んー、あれじゃないか。ほらソードアーt」


「おい、その話はやめろ。確かにVRMMO系の元祖ともいえる超ビッグタイトルへの憧れというかが我々オタクの根底にあることは認めよう。あれは作品、キャラクター、そしてその印税全てが我々にあんな作品を書きたいと夢想させるのは間違いない。しかし、あれの批判までしてしまうと俺達は明日の朝日を見ることは出来ないだろう。」


「そんな大袈裟な。まあいい、じゃあそれ以外か。んーー、じゃあこういうのはどうだろう、君みたいな、なんでもかんでも批判するしか能のない社会のゴミが、異世界転移とか転生を批判するんだ、こんなのはあり得ないとかいってね。さっき、君もリアリティーがどうだのといっていただろう。」


「お前は俺のこと大好きなのに、俺に対して意味わからんくらい辛辣だよな。なに、ツンデレなの?イケメンのツンデレは需要ありませぇーん。ただ、大まかにはそれで正解だ。要は、トラックに轢かれて、神様にあったら君は選ばれたから異世界行ってこい。しかもすげえ力授けてやんよ。ってどんなご都合主義やねん。ってことよ。それに比べてVRMMOは確かにそんなゲームが出来たらあり得るかもしれない世界な訳だよ。実際、今だってなんかクソダセェ、流行りもしなかった、一部のゲーム実況アイチューバーしか使ってないVRのゲーム器があるんだ、もう少し科学が発展すればありえるかもって、話になるわけだ。」


「確かに、君たちの求める水準には達していないかもしれないが、それでもその技術のために人生をとした尊い人間もいるんだよ。君みたいに年がら年中あっぱらぱあでウヘウヘいって喜んでいる奴にダサいとか流行りもしないとかいうしかくはないよ。あと、VRMMOっていうのは前、君からチラッと聞いた話だと脳の神経をゲームという世界に繋げて、五感で感じることのできる世界を旅するって物だよね。それって間違いなく技術的に到達可能であっても倫理的に実用化、もしくは一般化されないよね。特に君たちみたいにゲームが人生ですみたいな人種にそんなものを与えてみろ、そっちの世界がメインでこっちは生活を維持するためのサブになってしまう。2Dのゲームだって少数だがそんな人間がいるんだ、中で食事に冒険、恋愛、そして名声を得ることすらできるなら間違いなく戻ってこなくなる人はスゴい数になる。そうなったら国として終わりだろう?地球上が有機生命体の生存に不適な星になったときに人間の意思を残すためにゲームみたいな世界で一生生きていくみたいな、アルマゲドンストーリーでもないとゲームみたいに使える日は来ないよ。そうなると、VRMMO系の小説だって全く現実的じゃないよね。」


「いいんだよそれば、小説なんだから!夢見させろよ!!」


「さっきから主張ブレブレだよね。」


「で、でも、トラックに轢かれて神様にあって異世界につれていかれるよりかは幾分現実的だろ?」


「そんな極端な例と同列にならべられたらそうかもね。あるかどうかもわからない異世界、そしてそこに行かしてくれる神なんているかどうかわからない。その点、技術的にVRの世界は確実に作れるようになるだろうし、世界がトチクるってその技術をゲームに利用することを許可するかもしれない。確実性であればまだ、フルダイブVRMMOっての方か人間の行動によって決まる以上現実的では無いにしても、マシってのはそうかもね。」


「そう、その現実性がVRMMOの強みな訳よ。ところがどっこい、どの小説も金も権力もないガキにホイホイ、レアスキルだのレアアイテムをくれるわけよ。それこそ、空想。運営なら間違って渡しちまった強力なアイテムやスキルの弱体化だってやりかねねぇ。それに、なにより、そんなものは公平じゃない。ゲームなんてある程度公平なゲーム世界に逃げ込むやつってのはさしたる努力もしねえ癖に、人間なんて産まれた時に人生決まってるなんて達観という名の逃避を続けてる負け犬だ。そんなやつは、ゲームにくらい公平さを求める。もし、誰かが特別扱いされて自分等が現実よろしくモブになってみろ、書き込み荒れまくりだし、やめるプレイヤー多数でゲーム存続なんて出来ない。チートだよチート。だれだってチート使ってるやつと一緒にゲームなんかしたくない。なんで、現実でチート野郎に連戦連敗なのにゲームでも負けなきゃなんねぇんだってな。でも、自分だけはチートつかいたいんだよ。現実で負けてるから、せめて公平な世界へ、でも出来れば勝ちたい。そんな醜さが出てるのがそのVRMMO系の小説だ。でも、そりゃチートだろ作者ぁ。ってなる作品でもそんな奴等は群がって夢想すんだよ。俺もこうなりてぇってな。でも、そんな風にありもしない外の世界に夢見てるくらいなら、自分のことを直視して勉強の1つ始めるやら本の一冊でも読むやらしろよと。」


「特大のブーメラン締めるあたり君らしいね。で?結局君はなにが言いたいんだい?」


「そう、だから俺は、決心したんだ、勉強するって。だから。」




「俺のテスト勉強付き合ってくれよぉ。」



「君、前期は、ハンティングゲームが狩られる側であるオタクの鬱屈した反逆心とかいって、最後に同じじようなこといってたよね。なにか頼み事をするときに長々と訳のわからない例え話で説得力を持たせようとする癖やめた方がいいいよ。」


「な、いいじゃねぇか。理論武装でお前を撃破する気概なんだよ。」


「撃破してどうするのさ。」


「で、教えてくれんの?」


「最初からそういってくれれば無駄な講釈を聞かなくてすんだんだけどね。ふふふ。まったく面白い男だよ。もちろん。僕が君の頼みを断ったことあるかい親友。」


「まったく。モテる男は辛いねぇ。」


「ボクのこと?」


「ちが!俺、俺だよ!」


「ふふふ。わかってるさ。でも。」



「あんまり、批判ばっかりしてるとホントにボク以外に味方が居なくなるよ。」



最後に聡が小さく呟いた言葉は俺の鼓膜を揺らすことなく寒空に消えた。




あらすじにも書いてありますがこれはある1人以外誰も批判するつもりではないです。主人公と親友にらモデルがいます。

もし、これを見て、真剣に傷付かれた方がいらっしゃればコメント欄でいってください。速攻謝罪します。

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― 新着の感想 ―
[一言] VR小説ってのは、実はMMOに見せかけたオフラインゲームで、運営はチートで中毒にさせてからその後叩き落として課金させる集金スタイルなのかもしれない…
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