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吸血姫の恋

作者: 朝馬手紙。

暑いだけが取り柄の夏

この時間になればあなたが通りかかる

匂いだけでクラクラしちゃうの

笑った声が聞こえただけでもう…

でも、お呼びじゃない私なんか

「なんでいるの?」って言われる前に

この恋から逃げなくちゃ

いけなかったのに…


あー、あなたのことが食べたい

美味しそうな血をチューチュー飲みたい

欲しがっているだけ、生きたいだけ

結局、勘違いだったのよ

私、人じゃないし

あなたは気付いてくれないし

多分、恋に恋したいだけだったのよ

早くこんな気持ちは忘れるのよ…




人間ですら死んでしまうくらい猛暑

私なんかが、あなたに会いたくて飛び出たところで

道半ば途中で、くたばるのが精いっぱい

ほら、ごらん、蝉の姉貴たちが仰向けで…ああ…

はやく夜にならないかしら

曇りにならないかしら

私、本当はどうしたいのかしら…

グーグーお腹が鳴っちゃうの

何百年ぶりかしら

恋も、食欲も、死んでしまうかも…

それでも、いいかも




あー、あなたのことを愛したい

嬉しそうな顔をもっともっと見ていたい

でも何も持ってないわ、お金もないわ

結局、無意味だったのよ

私、人になれないし

あなたには想い人がいるみたいだし

だけど、振られて終わりたい恋なのよ

あのね、こんな気持ちを叫ぶよ


すきです


あいしt ぺしっ!



「うわぁ、最悪。蚊に刺されたし…もう、ココに来るの止めようっと」





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