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タイムループは終わらせない  作者: 菱川あいず
最終章ー幸せ運ぶタイムループ
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4年後の7月26日(2)

 誠人との関係は4年経った今でも継続している。

 とはいえ、社会復帰を果たした裕介が浦和競馬場の芝生まで誠人を迎えに行くのは年に2回程度である。


 今年の正月明けには誠人と一緒に久しぶりに「ロム」に行った。

 せっかく女の子が隣に付いてくれたというのに、裕介は誠人とばかり話をしていた。しかも会話の内容は若い女の子に聞かせるにはしのびない下ネタのオンパレードだったので、キャバ嬢は接客態度をすっかり忘れて、「余所よそでやってくれ」と言わんばかりに眉を潜めていた。


 ちなみにお店の女の子は4年前とは総替えされている。当然、莉菜ちゃんももういない。

 裕介という上客を掴んだ莉菜ちゃんは、

 「裕介さんのおかげで大学に通うために十分な貯金ができたんだ。ありがとう」

 と律儀に本音をぶちまけた上で、出会いからたったの2ヶ月でキャバ嬢から足を洗うことを裕介に報告した。


 「ええ、あれだけお金を積んだのにそりゃないよお」

 とこちらも本音で対抗すると、莉菜ちゃんはフレンチキスをくれた。


 「本当にありがと♡」

 天使のような笑顔に、一体キス一回いくらなんだよ、と文句を言う気も完全に失せた。



 そういえば、莉菜ちゃんから今年に入って近況報告のメールをもらった。

 莉菜ちゃんは薬剤師の国家試験に合格し、今は地元熊本の小さな薬局で働いているらしい。うさ美同様に順調な人生を送っているようだ。


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