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連続投稿になってしまい申し訳ない作品群

星へのギフト

掲載日:2025/12/01


 人類が亜空間飛行を可能として数世紀

 地球から数万光年先の惑星も探索出来るようになり

 その足跡は銀河系に広がっていた


 とある惑星を探索中に

 探索隊は極めて不自然なものを発見した

 それは生命の痕跡がない

 ただゴツゴツとした

 広大な平野の中央に置かれた

 リボン付きの白い箱


 当然、人為的なイタズラ

 あるいは政治的なメッセージを疑ったが

 どうしても腑に落ちない点が二つある


 まず、人類未到達の宙域であること

 つぎに、とてつもなく大きな箱であること


 赤いリボンの部分は別としても

 正方形の白い箱は一辺が4,000kmもあり

 始祖第一原星でいうところのオーストラリア大陸が

 すっぽりと入る大きさなのだ


 内部をスキャンして調べたところ

 中は巨大な楕円体の希少鉱石が入っているようだ

 宝石、ということだろうか?


 研究者の間では、現在でも議論が紛糾しており

 神の仕業であると騒ぎ立てる学者も少なくない


◇


 だが、とある哲学者は考えた


 これはもしかしたら

 ここで失われた文明や生命への墓標なのでは?

 あるいは、これから生まれる何かへ、誕生の祝い?


 それら自身が気付くことのない場所や時間に

 誰かがそっと、心を寄せている証なのか


 哲学者は夜空を見上げた


 もしかすると人類も

 気付かぬうちに祝福され

 いずれ消え去るときも

 そっと泣いてくれる誰かがいてくれるのかもしれない



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