表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

さらりと5分で読めるシリーズ

馬がいる・・・。

作者: アウリィ

小腹がすいて「おやつの時間かな?」なんて街中を歩いているとき、ふと何か奇妙なものを見た気がして振り返ると。


・・・馬がいた。


いや、正確には馬の頭の被り物をした人間だが。

その馬(?)は喫茶店のカフェテラスで、知人と思われる女性二人と楽しそう(?)に談笑しているように思われた。


周りを見てみると、やはり気になるのであろう。ちらちらと馬(?)を盗み見ているひとが結構いた。

いや当然か・・・?


なぜに馬。


この一言に尽きる。その状態でどうやってテーブルにある紅茶を飲むのか気にはなるが、それよりもどうしてか馬の頭に目が行く。


立ち去るにも立ち去れないという何とも言えない状況に追い込まれたが、その時間は唐突に終わりを告げた。


3人(?)はティータイムを終えたらしく、カフェテラスから立ち去ろうとしていた。


こちらからは特に何もせず、何も起こらずに終わったことにほっとしたが、やはり馬に目が行く。


その場で解散のようで3人(?)は別れ、馬の頭の人は、手を頭にかけた。


見ていた周りの人々の心が、「その馬を脱ぐのか」という一つにまとまった。


一瞬、息を飲む。


そして、馬の頭が外され、中から出てきたのは。





色違いの馬の頭だった。

馬に始まり馬に終わる。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ